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大晦日(おおつごもり)に寄せて [考える]

大晦日(おおつごもり)に寄せて

11月に雪が降ったり、12月に最高気温19度という
異常な暖かさがあったりした首都圏ですが、
どうやら年末年始は穏やかな日々を過ごせそうな予報になりました。
五輪イヤーだった2016年も残すところ、あと少しとなりました。
読者の皆さまにおかれましては、平穏な時間をお過ごしのことと思います。
弊ブログでは恒例の、1年おさめの記事は「大晦日(おおつごもり)に寄せて」と題し、
この1年を振り返ってみたいと思います。

災害列島という名がすっかり冠されてしまったようですが、
熊本大分地震や北海道豪雨、糸魚川の大火など、
人類に対して自然が牙をむくことが、相変わらず多かった1年でありました。
ですがその分、懸命に生きようとする人間の本能に近い思いと、
それを何とか手助けしようという「共助」の姿も多く見ることができました。
自然に寄り添い、さまざまな恩恵を受けているからこそ、
一変した自然の表情にもまた、わたしたちは対峙する力を授かりました。

国内、国際政治に目を見やると、
EU離脱問題やトランプ新大統領の選出など、
変革を求める大衆のうねりが目につく一方、
じゃあ国内におけるそのうねりは?という感じがします。
昨年は安保関連法案をめぐるあの熱狂した息吹が、
今年は全く見えてこなかった。
じゃあ現状に満足しているのか?と言われれば不満は多いものの、
それを声に出すことがありませんでした。
時の為政者は、その手の声をあえて封じようと、
衆院の解散風を年内は吹かせませんでした。
もしかしたら、来年も起きないかもしれません。

社会問題では、醜聞という名の魑魅魍魎がばっこした年でもありました。
「文春砲」と呼ばれるスキャンダルは、下世話でどうでもいいことばかり。
それを他のメディアが、訳知り顔で論評するあたりは、
一見しての平和だとは思いますが、それがメディアの使命なのかと言われると、
疑問を覚えます。

個人的なことでは、一年を通じて、仕事ではずっとモヤモヤしたことが続いておりました。
先発ローテーションが固まらない、野球チームのようでありました。
きょう、あすの試合には支障は少ないけれど、長期的なビジョンを描けないというのは、
私の性格的に、精神衛生上よろしくない状況でした。
これはいまだに解消されていません。
ずっとついて回ることなのだろうなと思ったりもしています。

そういった中で、私の広範囲である趣味に関して、一部、削ることになりました。
例えば日本酒造りに関しては、先シーズンのほとんどの参加を見送りました。
副会長という要職であるので、他の役員には迷惑をかけました。
また、プラネタリウムの活動も秋ごろから、ほぼ参加できておりません。
劇場の機器更新もあって、課外活動的なものをやっているのですが、
なかなか協力できないのは、やはりストレスに感じます。

ブログについては、今年も毎日更新を続けることができそうですが、
7月後半から数か月、他のブロガーさんへの交流を行うことができませんでした。
12月になり復活しておりますが、やっぱり余裕がなかったなあと思います。
ですが、その間も弊ブログへのご愛顧、数々のコメントをいただきまして、ありがとうございました。

自分を磨く、自分を高めるという目的で続けていることが、
思いのままにできない歯がゆさを感じ続けた1年でした。
できたらその部分を、来年こそは直していきたいと思っています。

周囲では、自分の思いと、裏腹になる現実とのバランスを崩し、
ココロが風邪をひいたり、私生活で新たな生き方をしたりする人が多かった年でもありました。
だれしもが抱える悩みを解決しようとして、また何とか先延ばししようとして、
懸命にもがく姿を垣間見ました。
そこにふと寄り添えることができたらと思いつつ、なかなかできないことであります。

今年の夏に起きた相模原の残念な事件。
「障害者なんていなければいいんだ」と言って残忍なこと引き起こしたあの夜。
直後の記事にも書きましたが、あの憎むべき男の言い分を、
私は100%否定できない思いがありました。
おそらく、だれしもがその大小にかかわらず抱いていた思いです。
でも、それを行動に移す、あるいは意見として表明するというのとは決定的に違います。
だから、あの男のことを許すことはできないけれど、でも自分の気持ちの一片には、
あの男と同じ気持ちが含まれていたとしたら・・。
砂を噛んでいるような思いを感じました。

だから私は、あの事件の後に自分の言葉で文章を書きました。
私にとって、言葉にすることでしか、自分を表すすべがないからです。
言葉をもっと大事にしたいと思って始めたこのブログが、
私のバランスをとる、大きなものになっていると感じました。

垂れ流すだけの文章で、本当に歯がゆいのですが、
いつかもっと、素敵な言葉を操れる人間になりたいと思います。
そのためには、もっと名文に触れ、いい音楽を聴き、いい映画を見て、
いろいろな人の話を聞き、自分をより高めたい。
だからまだ道の途中なんだと感じる、年の瀬であります。

私がいつも持ち歩いている手帳に、とある日の新聞コラムがあります。
いまから8年前、秋葉原での無差別殺傷事件の翌々日、ふと読んだものです。
不条理に人を殺傷した事件を、こうしてまとめられる、その言葉に勇気をもらいました。
いつか私が、こういう文章を書けたらと思って、ブログを始めたようなものです。

「誰でもよかった」とうそぶく者は、どの「誰」にも懸命な人生があり、
大切な人がいることに思いが及ばない。
それでいて、身勝手な「計画」を冷めた文字列で誇示し、実行に移す。
他者への鈍感と、自己愛との途方もない落差に、ただ慄然(りつぜん)とする。
(朝日新聞天声人語、2008年6月10日)

これが私の原点であるなら、まだ到達できていないことのほうが多いと感じます。
だから来年も、ブログという媒体を駆使して、発信を続けようと思います。
より、言葉に重きを置いて。

昨日の未明、夜空を見上げたらまたたくオリオン座を見ることができました。
20161231オリオン座.jpg
年始は空気が澄んで、夜空もまたよく見ることができます。
上を向くのは、涙がこぼれないためではなく、背筋を伸ばして堂々と生きる表れでもあります。
多くの気の毒な死と、渇望する生への欲求を天秤にかけると、
必ず後者の方が勝ると信じて、来年も過ごしていきたいと思います。

相変わらず堂々巡りのような文章で、大変失礼しました。
思いを巡らせるも、来年はいい年にしたいということの表れだと思ってくださると幸いです。
年の瀬を、どうぞ楽しんでお過ごしください。
今年1年のご愛顧、まことにありがとうございました。


式守錦太夫拝

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2016年 式守錦太夫アウォード その2 [考える]

2016年 式守錦太夫アウォード その2

さて、昨日の続きであります。
まずは今年1年嗜んだ、お酒の量であります。
毎年同じことを記しておりますが、
世間に比べて多いのか、少ないのかと言われると大いに困ります。
トランプさんは顔が赤らんでいるけど、酒はあまり飲まないそうですね。

少ないものから列挙します。

ワイン:24杯(前年、39杯)
 =驚くほど減りました、好きなんですけど飲む機会が減った
ブランデー:30杯(前年、38杯)
 =微減です、あるバーでボトルキープが途切れたから
泡(シャンパンなど):53杯(前年31杯)
 =増えましたね、樽生スパークリングワインを置いてくれるお店さんのおかげです
焼酎:178杯(前年、92杯)
 =なんと倍増!家飲みでのチューハイと、緑茶ハイを飲む機会が増えたから
カクテル・リキュールなど:181杯(前年、133杯)
 =リキュールが増えています、〆の一杯に飲むことが多いからでしょうか
ウィスキー全般:241杯(前年、221杯)
 =なお1割程度増えましたが、安酒しか飲んでいないのが問題

――焼酎ってそんなに好きじゃないんだけど、こんなに飲んだか!って思いました。

そして上位2分類は恒例、杯数表示ではなく総容量で発表!

2位:日本酒、62,100ミリリットル≒34・5升
(前年は52,740ミリリットル≒29・3升)
――驚異の18%増です。
IMG_0540.JPG
でも、昨年が10ポイントほど減っていたので、元に戻ってきたのかなという感じ。
後述しますが、和食屋さんばかりに行っていますからね。
通い箱(業界ではP箱といいます)だと6ケース弱になりました。

そして1位はやっぱりビールでした。
IMG_0443.JPG
187,483ミリリットルは中瓶換算で375本。
ちなみに前年は196,800ミリリットルは中瓶換算で394本。
――前年比95%と、ここで見事に減りました(笑)
ビールを飲むのが、最初に一杯だけということが多かったんですね。

今年も統計上、おおむね「増減なし」ということになりました。
っていうか、何を根拠に増減なしなのか、よくわかりません。

さあ、最後にお待たせいたしました。
うかがったお店の回数発表であります。
総数101軒(前年、88軒)に行きまして、その中から、多く行ったお店であります。

(カッコ内の順位は前年順位)
9位T(圏外)、7回:英鮨さん(北千住・寿司屋)
9位T(圏外)、7回:山大軒さん(春日部・中華屋)
9位T(圏外)、7回:磯八さん(春日部・居酒屋)
7位T(10位T)、9回:彩鳥さん(春日部・串焼き屋)
7位T(5位T)、9回:むら田さん(春日部・料理屋)
6位 (5位T)、11回:クーパーズさん(春日部・ダイニングバー)
5位 (5位T)、11回:さくまさん(大宮・居酒屋)
4位 (8位)、18回:あさひさん(春日部・大衆酒場)
3位 (3位)、32回:大はしさん(北千住・居酒屋)
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ちなみにもうすぐ入賞というお店は、
日高屋さん(いろいろなところ)が6回。
いぶきさん(武里・和食屋)、glaceさん(大宮・バー)、ラホールさん(春日部・カレー店)
=いずれも4回――であります。

あと、3回うかがったお店を羅列すると(敬称略)、
ふぶき(御徒町)、お多幸(大宮)、祓(大宮)、ここのつ(北千住)、とんかつ一幸(春日部)
――の各店です。

さあ、それでは最後になりました、2016年に式守錦太夫が伺ったお店ベスト2であります。

2位(前年2位)、34回(前年34回):ブラッディマリーさん(武里・バー)
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1位(前年1位)、62回(前年46回):ポートエレンさん(春日部・バー)
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――ということで、上位店に変動はなし!
実は、3位の大はしさんが2位のブラッディさんに肉薄していたのですが、
辛くも逃げきったということ。
1位のポートエレンさんは、昨年の実営業日数は10か月くらいなので(開店が期の最中)、
増えはしましたが、間隔は同じようであります。

ということで2016年のアウォードはこれにて終わり。
バカバカしい内容にお付き合いくださり、ありがとうございました。
10位以内のお店だけで、年間に200回の訪店を繰り返しているというのは、
もはや何かがおかしいと思わない鈍感さなのでしょうか(爆)


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2016年 式守錦太夫アウォード その1 [考える]

2016年 式守錦太夫アウォード その1

今年もあと3日になりまして、2016年を振り返る時期となりました。
弊ブログはヘッダーにもあります通り、芸術や芸能に触れながら日々へべれけになる過程を、
頼まれもしないのに長文で記しているものです。
その内容を振り返って、どういう1年だったのかをあらわにする企画、
「式守錦太夫アウォード」を、本日とあすの記事でお届けしようと思います。

学生のころより、1日4行日記を記しているのですが(ブランクもあります)、
ここ10年ほどは、どれだけの酒量だったのかを克明に記録しています。
ですので、それを集計すれば、どのくらい酒を飲んだのかも明らかになります。
その費用は一切記しておりません。
というか、その散財っぷりを明らかにしてしまうと、呆然となってしまいそうで(笑)


さあ、一部マニアには結構注目される式守錦太夫アウォードです。
ちなみに統計期間は、
2015年12月26日より2016年12月25日までの366日であります。
(2016年はうるう年でしたからね)

まずは例年通り、芸術分野からです。

演奏会という名前のものには、8回行けました!
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昨年の11回からすると、減ってしまいました。
数か月、まったく行けていない時期がありましたからね。
来年はもっと貪欲に、この分野を楽しみたいと思います。

スポーツ観戦ですが、相撲は前年の6回から増えまして、8.5回。
「0.5回」とは、取り組みは見ていないけど、優勝パレードを見たから(笑)
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新宿ゴールデン街の相撲好きグループにも入れていただき、
怒涛の相撲ラッシュとなっております。
新年の初場所は3回見に行く予定(笑)

野球観戦は、前年比1回増の、5回。
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そのうち都市対抗野球が3回と、恒例のアマチュア好きであります。
アメフットは1回、アイスホッケー観戦も1回、ボクシングも1回。
こういう、その他スポーツをもっと見に行きたいと思っているんですけどね。

スキーは、前年同様2回行けました!
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いずれも平日単独スキーなんだけど、ついに消防服デビューをしちゃったんだよね。
来年、さっそく1月に飲み仲間さんと行く予定。

寄席での落語は、痛恨の芝浜の会1回だけ。
月イチと銘打っていたはずの映画鑑賞はなんと3回(涙)
そのうちの2回が「64(ロクヨン)」(前後編)ですからね・・。

お酒や食に関するイヴェントは、今年は5回!
サッポロビールさま、キリンビールさま主催のクローズドイヴェントにも参加させてもらいました。
展示会系ですが、全部で6回、これは昨年の倍であります。
あと、スカイツリーにあるプラネタリウム「天空」にも行きました。

献血には、微増の4回
トータルで45回になりまして、自分の年齢と同じになりました。
AED講習会に2日連続2回行きましたが、これは芸術分野に入れることなのでしょうか(笑)

読者さまとの「オフ会」ですが、今年、6回やらせていただきました。
これは広義における、ブログで知り合った方とお会いしたことですので、
厳密な意味でのオフ会とは違うかも知れません。

私が副会長をしている「日本酒造り愛好会」関連の集まりなどには、大幅に減りまして4回。
というのも、2015~2016シーズンの日本酒造りには、
仕事との兼ね合いで一度も参加できなかったから。

そして、私が関わっております「さいたまプラネタリウムクリエイト」での、
プラネタリウムのリハーサル、打ち合わせ、投影会といったものが、
昨年の50回からこれも減りまして、30回。
11月から休館しているのもありますし、
夏の投影会以降、参加できる頻度が落ちてしまいました。

町会の寄合やお祭り関連での集まりには5回参加。
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あと、カラオケには5回行っています。
これって多いのかな、少ないのかな。
個人的には、あまりカラオケは好きじゃありません。

さあ、ここから下世話な話題に、飲酒に関するデータであります。
まずは飲みの有無について。

家飲み:88日(前年、82日)
1人外飲み:109日(前年、100日)
2人外飲み:37日(前年、43日)
複数外飲み:16日(前年、28日)
――そして休肝日:92日!(前年、107日)

休肝日が減りまして、その分、家飲みと1人外飲みが増えました。
でも、92日は飲んでいないんですよ。
4日に1回は酒を飲まない生活、これはなかなかどうしてですよね。

体調を壊したというのは、この1年はほぼありませんでした。
でも、疲れが取れづらくなってきていると実感すること多数。
深酒した翌日も、二日酔いっていうのはほぼないのですが、
とにかく疲労の蓄積がハンパないという感じです。
年相応になってきているのでしょうかね。

明日はアウォード後半、飲んだ酒量と行ったお店の回数であります。
上位店舗に変動はあるのでしょうか?


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本日で通常営業終了です、というわけで棚卸 [飲む]

本日で通常営業終了です、というわけで棚卸

世間は今日で御用納めなのでしょうね、式守錦太夫です。
ちなみ私は、御用納めは1月3日なので、あと1週間近く張り詰めています。
もっとも、御用始めが1月4日です(涙)

弊ブログは2011年1月にひっそり始まりました。
飲み食い道楽と芸術に触れる日々、そして思ったことをただただ書き連ねて、
どうにか2016年も終わりに近づいています。
ちなみにこの記事の執筆は、今年12月23日の天皇誕生日の夜です。
ですので、私の中ではまだ年の瀬どころかクリスマスも迎えていません。
(おそらく今年のクリスマスも、例年通り仕事でしょうが・・)

昨日の記事である、寄席に行ったのは12月20日。
21日の冬至の日は、仕事が遅番で日が変わるころに、小さなゆずを入れたお湯に入り、
冬至の気分を味わっていました。

22日は仕事がほぼ定刻に終わったのですが、疲れもあってどこにも出撃せず。
まあ、世間は3連休の前の日ですから、どこの町も忘年会のピークだったことでしょう。
糸魚川で大火があり、大宮も東口の雑居ビル火災があったそうです。
本当に火の元には、十二分に気を付けたいものです。

23日は世間は祝日、私は仕事でした。
この日もほぼ定刻に仕事を終えたのですが、翌24日が多忙を極めそうだし、
だいたい世間は祝日ですから、どこかに行こうという気持ちは起きません。
しこしこ、この記事を書いているというわけ。

ちなみに24日も仕事で明け暮れ、25日もそれなりに忙しいからどうなるのかな(これは予想)。
ということで、今年の通常営業は本日28日記事で終了します。

年末の記事は、毎年恒例の、
12月29日、30日が「第6回 式守錦太夫アウォード」
この1年間を振り返り、飲んだ酒の量、出撃した店舗の回数、芸術鑑賞の回数などを、
克明に残してある1年間の日記から発表します。
休肝日の回数もここで明らかに(笑)

12月31日は「大晦日(おおつごもり)によせて」
この1年、私が感じたことを振り返る記事になります。

そして2017年1月1日は「新年のごあいさつ」
新たな1年の抱負などを述べることとなります。

ですので、通常営業は2017年1月2日より。
最初の数日は、年末にあったことを記していくこととなります。

いわば今日が、弊ブログの通常営業の「御用納め」ですかね。
で、写真を見ていたら、掲載していないのがあったので最後にお披露目します。
世間では棚卸とでも言うのでしょうか。

まずはこれ。
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昨日の記事である、上野鈴本に行った後に寄った、
武里のブラッディマリーさんの「今月のオムライス」。
この日は、上野で飲もうかと思ったんだけど、なんかいまいち気が乗らず、
そのまま北千住でいつものように大はしさんで飲んでから、武里へ。
まあ、別件で寄る用事もあったのですが、きちんとした食事をこの日ロクに取っていなかったので。

続いてこれは、いったいいつなんだかよく覚えていません。
春日部のじれっ亭さん。
たぶん緑茶割りと、もつの煮込み。
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煮込みにスプーンが添えられているのもおかしいね。
そして、
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ハイボールと高菜チャーハン、そして麻婆麺。
高菜っていうのは最近になって、おいしいなと思うようになりました。
チャーハンはノーマルなのが好きだったけど、これもおいしい。
そしてたまに麻婆豆腐が食べたくなります。
辛いのは不得手なのですが、豆腐とひき肉を欲するの。
ただこの日のは辛かった(汗)

ということで、世間の皆さんは忘年会で暴飲暴食の限りを尽くしておられると思いますが、
式守の年末は、日ごろの方が圧倒的な飲みなので、
比較するとたいしたことなくなってしまうのであります。
不思議なもんだ。


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12月20日、落語の名作「芝浜」を再認識 上野 [見る]

12月20日(火)、落語の名作「芝浜」を再認識 上野

NHKで、落語を実写化する番組を見て、ちょこっと違うよなって思う式守錦太夫です。
まあ、初心者への入り口としてはいいのですが、
もともとしゃべりと所作だけで想像する芸能である落語を、
実写化しちゃうと、その映像に観念が固定化しちゃうんじゃないかなと思ったりもします。
でも、サンドウィッチマンの2人が演じた「長短」は、秀逸でしたね。
あの2人のとぼけた感じが、演目にドンピシャ!でした。


上野・鈴本演芸場では例年、12月の夜の部の番組として、
「年の瀬に芝浜を聴く会」を開催しています。
10日間、日替わりで出てくる演者が、それぞれの芝浜を演じるという具合。
思えばここ数年、ほぼ毎年聞きに行っていまして、
だいたいは主任的な立場の五街道雲助師匠のを聞いていました。
今年も同様の企画があるのは知っていましたが、メンバーががらりと入れ替わり、
どちらかというと若手で活きのいい人になりました。
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自分の狙いは17日の春風亭一朝、19日の柳家花緑、千秋楽の古今亭菊之丞。
ところが17日は土曜日でまず行けないし、
19日は先日も記した、仕事で今年最大級のがっくりきた日。
では、もはや千秋楽20日に行くしかないと狙いを定め、多忙なこの時期、
仕事を大車輪で終わらせて、定刻に終えることに成功しました。
大急ぎで上野へ直行、久々の鈴本であります。
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上野鈴本演芸場の2016年12月中席夜の部は、落語協会主催番組で、
「年の瀬に芝浜を聴く会」として、
中ドリが入船亭扇辰、トリが古今亭菊之丞
ネタ見せ(あらかじめ演目を発表する企画)で「芝浜」であります。

いつものようにコンビニでビールとお酒を購入し入場。
(鈴本は持ち込み自由です)
客席は半分ちょっとの入り、夜の鈴本はお客さんが入らないので有名ですから、
これは多く入っているという意味であります。

入ったら、漫才のホンキートンクが演じていました。
これは途中からだったので、筋がわからないままでしたが、お客さんのウケはよかったですね。

中ドリ前には、顔がお坊ちゃん顔の春風亭百栄。
テレビで一度見たことがある師匠ですが、桃太郎の後日談を語っていました。
いまいち乗り切れなかった私。

中ドリは、入船亭扇辰。
20161223入船亭扇辰.jpg
きょうは最後に芝浜を聞いていただくので、芝浜とネタが被らないようにするとなると、
くだらない噺ばかりになっちゃうんですよと言いながら、
まあ確かに、あまり大したことのない話に終始していました。
これもいまいちの私。

お仲入りの後、食いつきは紙切りの林家正楽師匠。
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この人は大好きです、なんども高座で芸を見ました。
開口一番の「相合傘」のあと、お客さんのリクエストで切るので、
時期的に「ゆず湯」「除夜の鐘」
そしてトリの師匠のネタ見せ「芝浜」
芝浜、よく話を知りませんので・・などと軽口をたたいていましたが、
正楽師匠はもともと、落語家さんを目指していたのですから、そんなはずはなし。
彼の頭の中には、数百という高座の話が入っているはずです。

そのあと、坊主っくりの風体の、古今亭文菊
先日の落語実写化番組で放送された「猫の皿」を。
やっぱりあの番組の光景が浮かんできてしまうので、
想像が固定化しちゃうきらいがあって、うーんと思いました。
噺自体はよかったんだけどね。

トリの前、ひざ替わりは、前から気になっていた「音楽」の「のだゆき」先生。
20161223のだゆき.jpg
出てくるまで、男性だか女性だかわからなかったのですが、
出てきたのは寄席の中では比較的若めの女性でして、
ピアニカとリコーダーの演奏を主体に面白おかしくやっていました。
歌舞音曲の一種ですが、こういう人の存在もまた寄席ならでは。
ひざ(トリ前)としてはちょこっと華やかすぎるかなとも思いますが、
初めてのイロモノさんでした。

で、トリを務めますのが、若手有望株の筆頭です、古今亭菊之丞師匠
20161223菊之丞.jpg
こののぺっとした表情なるも、芝居役者のような風貌から、素敵な低めの声。
私生活では数年前に、NHKアナウンサーと再婚したのですが、
そのこともマクラで触れていました。
芝浜でこれだけのお客さんにお運びいただけるのなら、
噺家は1年365日、いつでも芝浜を演じちゃいますよなんていう話から、
本題に入っていきました。

酒に身を持ち崩した魚屋が、数か月ぶりに芝の河岸に買い付けに行き、
その砂浜でふと拾った財布に入っていた、42両という大金。
これで一生遊んで暮らせるとどんちゃん騒ぎをした翌日、
妻の一言「全部夢だったんだよ」で、心を入れ替え、死に物狂いで3年働き、
どうにか表通りに商家を立てた、その大晦日の夜――。

圓朝の「酔っ払い」「芝の浜」「財布」という三大噺で出来たといわれる名作でして、
最近では談志の名演で、なお脚光を浴びています。
噺はシンプル、酒・夫婦愛・出世話・夢落ちなど、落語のさまざまな要素が入っていますが、
なにせ話の大部分が大晦日の夜ゆえ、年の瀬にしか聞くことができません。
いわば、落語版「ベートーヴェン第九」のようなもの。

同じ噺を、10人の師匠が日替わりで話して、どうなの?って言う声もあるでしょうが、
これはクラシックの演奏もそう、語り手の解釈によって、昇華されることもあるのです。
事実、談志の芝浜は、魚屋の女房に思いっきり感情移入しちゃっているので、
もはや解釈によって別物の噺に仕上がり、お客さんみんな号泣です。

で、期待の菊之丞師匠ですが、あえて辛辣なことを書きますね。
きちんと演じているのです。
メリハリも、タメもあるのです。
芝居役者のような風体、どちらかというと女形のような演じもありました。
でも、深さというか重さというかが少ないと思いました。
すごく期待していた反面、もっと化けてほしかったという想いでした。

雲助師匠は、立て板に水のような江戸弁からの粋っぽさがありました。
志ん輔師匠は、あのひょうひょうとした風情から、ふと我に戻るギャップがありました。
談志の、鬼気迫る「究極の純愛」がありました。
それが、菊之丞師匠にはこれというものが、感じられなかった。

年齢も全然違いますし、同じ土俵で語ることは乱暴だとも思います。
でも、彼にはそれでもなにか持っていそうな期待を過大にして聴きにいったのです。
だから、それがとても残念だったのです。
なんていうのでしょうか、中堅レスラーがメインに抜擢されたのだけれど、
得意技がややもすると泥臭く、映えなかったというのでしょうか。

でも落胆はちっともしていません。
逆に40代の彼の芝浜を聴いたことによって、これからどう皮がむけていくのか、
それを定点観測することができるのですから。
おそらくは将来の落語協会を背負う立場、その素養は存分にある人です。
だからこその辛辣な意見をあえて書きました。

やっぱり、芝浜は圓朝の残した名作です、だれが話してもその味が出るとは限りません。
それを今回、改めて認識できたことが最大の収穫でした。
そして、菊之丞師匠の今後が、なお楽しみであります。

タグ:芸術 上野
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ワカコ酒第133夜、「フィッシュ&チップス」 [ワカコ酒]

ワカコ酒第133夜、「フィッシュ&チップス」


新久千映さんの作品「ワカコ酒6巻」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。

20161202ワカコ酒第6巻.jpg

お勤めの皆さんにとっては、この年末年始は曜日まわりがあまり良くなく、
29日から1月3日までお休みという方が多いようです。
もっともそのお休みもないという方(含む式守)もいますが・・。
でもぜひ押さえておきたいイヴェントがありますよ。
2017年1月1日の午前8時59分59秒の後に、
1秒を挿入し「59分60秒」のあとに、午前9時を迎える「うるう秒」です。
システムの誤作動が起きる可能性もあるとして、その瞬間を仕事場で迎える人もいるとか。
ひっそりしたイヴェントですが、なにげに結構注目されているんですよ。


「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
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第6巻第133夜は「フィッシュ&チップス」。
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アイリッシュパブ風のお店にやってきたワカコ。
ビールを飲んでサッカーを見て盛り上がるも良し。
外国人とおしゃべりするのも良し。
ワカコは美味しいものが食べたくて、隅のテーブルに陣取ります。
アイリッシュ地方のおいしそうなものとして、まず思い浮かぶ、
黒ビールとフィッシュ&チップス。
魚の揚げ物にフライドポテト、いわゆるジャンクフード。
まずは黒ビール、普通のよりもコクがあってじっくり飲める。
続いてざっくり揚げられているでっかいフライ。
油にこだわっていない感じ(笑)がとても楽しみ。
期待した通り、ざっくり味がいいですね。
食卓に常備されている調味料、マスタード・ケチャップ・ビネガー――。
自分でカスタマイズする方法は、和食と違っていいですね。
ポテトも芋の形そのままの厚切り、ほっくほくだ。
揚げ物、ビール、揚げ物、ビール・・、いやあ楽しいルーティンだ!


【シキモリ酒】

実はワカコ、このあと隣に座っていた外国人に声をかけられるんだけど、
右往左往しちゃって、そのまま帰ってきちゃったというストーリーだったのですが、
まあ本筋から少しだけ変わっちゃうので、その部分は割愛します。
アイリッシュパブですね、大人の雰囲気にして、諸外国の空気もあります。
たまには行きたいなって思うところであります。
首都圏で展開しているところで有名どころはやっぱり「hub」さんでしょうか。
いいんだけど、やっぱり騒がしいのと、なかなか一人という人がいないので、
複数でサクッとだったらいいかなと思ったりもします。
テレビのモニターが数台あって、スカパーのJスポーツかなんかをマルチで流しているので、
サッカーよりも、野球とかツール・ド・フランスをよく見ています。
以前、NHL(北米アイスホッケーリーグ)の中継をしていた時には、
なんか嬉しかったけど、他のお客さんはほとんど見ていませんでしたね。

あの手のパブに行くと、そんなにビールを飲みたくなくても、
雰囲気でそこそこ飲めちゃうのがうれしい。
それも、ギネスとかペールエールとかの、輸入ビールをがぶがぶ飲める。
あとフード、カウンター周りに簡単なものもあるんだけど、
やっぱりフィッシュ&チップスを発注したくなるってものです。

このフィッシュ&チップスですが、
要は魚のフライと、ポテトのフライが入っていればいいという「定義」のようです。
魚といっても白身魚で、タラとかが一般的なのかな。
ここでフグとか、マグロ、アンコウ、クエなんかが出てきちゃうのはNG。
フグだったら、相当高くつくんだろうな。
ナイフなんかもあるっちゃあるんだけど、ここは豪快に、フォークでかぶりつくのがいいのではないでしょうか。

ワカコの言うとおり、それらはほとんど味付けがされていないので、
豊富な調味料から自分好みの味を作り上げる。
いわゆる「カスタマイズ」が可能なものであります。
ワカコは「(カスタマイズできるのは)和食と違っていいですね」と言っていますが、
私は普通に、和食でもカスタマイズします!
カキフライにしてもとんかつにしても、一片ごとにこれは塩、これはレモン、これは醤油
――などとさまざまな味を楽しみたい派。
お刺身ですら、これは穂紫蘇と一緒にとか、大葉にくるんでとか、あえて塩だけなどとやってみます。
こうすることによって、のんべんだらりと同じ味を惰性で頂くということがなくなります。

フィッシュ&チップスになると、必ず登場してくる調味料が「モルトビネガー」ですね。
アユの塩焼きの時に出てくる「たで酢」とか、カレーに出てくる「福神漬け」、
お汁粉と一緒に出てくる「都昆布」のように、ピンポイントでこのアイテムにはこれというセット品です。
これは以前も書きましたが、業務用の大量の福神漬けを食べ続けたことがありました。
あの福神漬けは、カレー以外ではまったく合いません。
とにかく甘いので、口直しの漬物にはならないことを実証しました!

そのモルトビネガー、日本人には正直合わないかなと思いますが、
まあ、フィッシュ&チップスにだけは合うのです。
たまに、成城石井などで購入したくなる衝動に駆られますが、
絶対に使いきれないことが分かっているので、買いません。
半分以下になったモルトビネガーをhubさんあたりで出されたら、
持って帰ってきちゃおうかと思っています(いけないんだよ!)

パブでは外国人さんを多く見かけますが、まあ総じて声がでかい。
で、店内もスポーツ中継の音声も大きい。
居酒屋さんで流れるテレビは、音声が小さいか切っちゃっているのとは全く別物ですね。
そういうお客さんと店内の「カオス」で、負けてはならないとまた日本人、
特に若いあんちゃんたちが、これも大きな声で話をしているので、
その騒音に疲れちゃうのであります。
まあ、酒が入るとどうしても大声になる(人も多い)のですけどね。
しんと静まり返ったパブっていうのも味があっていいのかなと思ったりもします。

パブのマルチモニターで、選挙の開票速報のパブリックビューイングとかやるんだったら、
行ってみたいと思いますけど、集客がどうなっちゃうかが心配です(笑)


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12月18日、鳥の希少部位を楽しむ地元の夜 春日部 [飲む]

12月18日(日)、鳥の希少部位を楽しむ地元の夜 春日部


この日、日曜日なるも当然お仕事でありまして、
テキパキとこなしたつもりだったんだけど、やっぱり仕事が終わらず20時過ぎまで。
日中にやっていたアメフットの甲子園ボウルと、
アイスホッケーの全日本選手権のことしか頭になかったので、
サッカーのクラブW杯決勝のことをすっかり忘れていました。
鹿島は惜敗、立派なことです、みんなに夢を見させてくれましたね。

ちなみに甲子園ボウルは予想通り、関西学院大学が完勝。
初優勝を狙った早稲田大学は残念でした。
アイスホッケーの全日本選手権は、王子イーグルスが勝利し、
わが栃木日光アイスバックスは惜敗でした。
でも、その決勝を録画して見たんだけど、いい試合展開でした。
ああいう試合をやっていたら、お客さんは興奮するだろうし、ファンが増えます。
解説の鈴木貴人の栃木日光びいきが笑えた。(彼は元バックスの主将です)
あと、主審に聞いた名前の人がいるなと思ったら、
これまた元バックス・西武鉄道選手の小野豊さんだったのも驚きました。

仕事を終えて、サクッとそれらの録画をチェックしたら、地元に戻って飲みましょう。
普段は日曜日定休の串焼き「彩鳥」さんが、年末は無休営業をしているので、
行ってきました。
多少周知不足もあったようだし、やっぱりクラブW杯にお客さんを取られちゃったようで、
静か目の店内。
でも店内の装飾は、控えめにクリスマスカラーであります。
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まずは赤星、そして久々に仕込んだという、馬もつの煮込み。
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もつがなかなか手に入らなく、また仕込みに途方もない労力がかかるとのことで、
10年ぶりくらいじゃないかな、この甘めの絶品煮込みに出会えたのは。

ささみわさびと、山形名物の玉こんにゃく。
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これが滅法、日本酒にマッチするんですよね。
玉こんにゃくといえば、神田の樽平さんを思い出します。
日本酒を3品、大将のおすすめ品をぬる燗で供してもらいました。

希少部位をお品書きに書き加えてあったのを見逃しませんよ。
まずは背ぎも
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鳥の腎臓です、うな肝みたいな食感と味。
これは元気になりそうだし、なにより酒に合う!
続いて食道ですって。
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やわらかい軟骨のような歯ごたえと同時に、
コブクロのようなクリーミーな味わいを一緒に楽しめるという、お得感たっぷりの一品。
これもおいしいなあ。

そしてセンイ串
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見た目はタンかな?と思わせる姿態ですが、胃の1つなんですって。
脂身が実に美味であります。

大将、先日アップされた、塩見なゆさんサイト「Syupo」の記事にえらくご満悦で、
「こんなに良く書いて頂いちゃったから、お礼をしないとなあ」とのこと。
取材から掲載までの期間もあったので、いいですよ~と答えておきました。
そして、大将は嬉しかったらしく、自分のFBを使って、記事をシェアしたところ、
60件近い「いいね」を頂きまして、記事が拡散しております、なによりです!

最後に、サッポロビールのネット専用商品「銀座ブラウン」
IMG_2156.JPG
サッポロといえば銀座、その銀座のとある会社の屋上で養蜂しているのをご存知でしょうか。
そのはちみつを酵母に使用した、ブラウンビールです。
コクがあって、ロースト感が楽しい。
いいお酒に出会えました。

結局、大幅に遅くまで盃を傾けておりまして、ご迷惑をおかけしました。
従業員さんたちも、記事を楽しく読んでくれたようです。
人の縁がつながり、ちょこっとでも私のお気に入りのお店が有益になれば、
私もSNSをやっていて、何よりだったと思うのであります。



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聖なる夜に、心温まる話を [間接的に考える]

聖なる夜に、心温まる話を

メリークリスマスイブ!、式守錦太夫です。
今日はいろいろと忙しく働きますよ、クリスマスイブはむしろ多忙な日であります。
おそらく夜まで仕事場に張り付き、やっと終わった~となってから、
例年同様、この1年の飲食などの集計をするんだろうなあ。
その集大成が、今年もやります!「式守錦太夫アウォード!」
今年で6回目、恒例の12月29日と30日の記事でご披露します。
乞うご期待であります。


先日、仕事2セットで中休みを取ろうとしたとき、
本当にたまたまテレビをつけたら、NHKの「スタジオパークからこんにちは」をやっていました。
ゲストを呼んでのトークショー、昼下がりの名物番組です。

この日のゲストは、滝藤賢一さん。
滝藤さん?という方には、この写真でわかりますか?
20140417滝藤賢一2.jpg
そうです、かなり個性的な俳優さんでして、半沢直樹などで怪優ぶりを存分に発揮していました。
私、この滝藤賢一さんが好きで、過去にもこういう記事を書いたことがあります。
情熱大陸で「あのバイプレーヤー」を取り上げられる

「クライマーズハイ」では精神が破たんしてしまう新聞記者の役、
20140417滝藤賢一1.jpg
「外事警察」では表情を変えずにスパイ工作を行う捜査員、
「踊る大捜査線」ではなんと中国からの研修生。
主演ドラマ「俺のダンディズム」では、一人芝居的なコミカルな役回り。
――ものすごく多岐にわたる活躍ぶりです。

滝藤さんは、仲代達也が主宰する「無名塾」出身で、
ブレイクしたのが30代半ばだから、ずっと下積み生活をしていたのは有名な話。
そして見た目は老け顔ですが、まだ40歳にして、4人の子どものパパでもあります。
映画にしてもドラマにしても、極端な役作りで臨み、
彼にしかできない役柄を究めようとストイックに演じるから、
やはり彼の存在を、スクリーンから探したくなる、そんな俳優さんだと思います。

スタジオパークからこんにちはでは、かなり素を出して、面白おかしくしていたので、
俳優の彼しか知らなかった人は、かなり驚いたことでしょう。
でも私は、以前に情熱大陸でもそういう側面を見ていたので、安心して見ていられました。

後半で、最近ブレイクしている後輩俳優が、滝藤さんを語るという企画。
その俳優さんというのは、無名塾時代の後輩の村上新悟さんだそうです。
最初にその名前を見たときに、関ジャニ∞の村上君かと思ったくらい、
最近の俳優さんに疎い私(爆)
なんでも大河ドラマ「真田丸」で時の人になったんですってね。

その村上さんに別途インタビューをしてあって、先輩の滝藤さんを語っていました。
無名塾時代は、ずっと一緒に舞台に上がったり、裏方スタッフをやったりという関係だったようで、
やっぱり先輩をヨイショするお約束の展開。
「滝藤さんは天才ですよ」と言ったあと、「そうやって言え!といつも言われていたんですよ~」
などと、おちゃらけて、ワイプで抜かれている滝藤さんが破顔一笑していました。

でも、真顔になった村上さんは、先輩の心温まるエピソードを披露したのです。
それは、無名塾での山口・下関での公演中に起きた話。

村上さんのお母さんが亡くなったとの報に接し、彼が公演を辞して帰京することになったとき、
ふと滝藤さんが「これ持って行け」と渡した手紙があったそうです。
村上さんはいまだにその手紙を、大事にとってあったようで、それが映し出されたときに、
滝藤さんもスタジオのお客さんも、みんな声を上げて驚いていました。
おそらく滝藤さん、彼が持っていることを知らなかったんじゃないかな。

とても味のある文字でしたためた手紙には、
「手持ちがこれだけしかなかった。スマン。
飛行機中ででも 何か食ってくれ。
あと、あなたは一人ではないということを言いたい
以上 下関で待ってるぞ  滝藤」
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そして、封筒に入っていたのが千円札2枚と小銭。
IMG_2168.JPG
それをいまだに、大事に取ってあった村上さんは一言「さすがに使えないですよ」
そう語った彼の目尻には、光るものがありました。
IMG_2169.JPG
(画像はいずれもネットからの転載)

滝藤さんは静かに、当時のことをこう語りました。
村上と俺は、ずっと一緒にやってきたんです、朝から夜遅くまで。
で、村上は下関公演では、正直、だれでもできるような端役を与えられていました。
その最中にお母さんが亡くなったとの一報、彼はお母さんによって育てられたことを知っていました。
その最愛のお母さんが亡くなっても、舞台に穴をあけたくないからと、
帰京しないと言い張っていたので、周囲で説き伏せて帰らせたのです。
彼は後輩だけど、役者というのはそのくらい背負うものがあると、教えられました。
いくらでも代役がいるような端役であってもです。
自分も本当に赤貧で、手持ちが本当になかったので、ありったけのお金を渡したんですけど、
いまだに使わずに残してあったんですね――。

そのあと、照れ隠しのように「いまなら相当お金を稼いでいるだろうから、そのお金を返せ!」
と言っていましたが、まあこれは本心ではないでしょう。

強烈な説得力がある手紙と、リアルな金額だなと思いました。
咄嗟にできることではないよなとも思いました。
「あなたは一人ではないということを言いたい」の意味は、
最愛のお母さんを亡くした人への思いと、
舞台に穴をあけたくないという役者道への敬意と、
落ち着いたらまた、一緒に役者をやろうというものでしょう。
これはすごい、端的な一文にそこまでの気持ちを込められるなんて。

なけなしの5千円とか1万円とかではなく、リアルな小銭もまた、素敵だなと思いました。
苦労を共にした先輩の、この心遣いを、帰京する飛行機の中で、
村上さんはお母さんの訃報への涙とは別に、熱いものを感じたんじゃないかな。

俳優さんは、どちらかというと破天荒のほうがいいと思っています。
演技にピークを持っていくために、私生活や性格はめちゃくちゃでもいい。
でも、若いころの苦労や周囲への気配りが、
その演技に添加される何かがあるとも思うのです。
滝藤賢一さんが、遅咲きでブレイクし、
今では映画やドラマに欠かせないプレイヤーになっている。
それも、演出家や監督から
「ぜひこの役は滝藤さんに」というオファーがひっきりなしだというのは、
こういう心温まるエピソードの積み重ねなんだろうなと思いました。

時代劇もできて、オンリーワンの狂気の役柄もこなし、
主役もできてコミカルな面もある。
色気があって、いい男でもある。
私は、滝藤賢一という役者さんは、近い将来の「水谷豊」になれるんじゃないかなと思うのです。
20161222水谷豊.jpg
今ではすっかり「相棒」の水谷豊ですが、
ホームドラマや先生役、刑事役、地方通信部の記者役、板前役など、
彼も多岐にわたる役どころをこなしてきています。
華があり、色気があり、彼にしかできないものを持っている。
ブレイクして数年にして、まだ40歳という若さの滝藤賢一に求めるのは酷かもしれません。
でも、後輩が後生大事にするような手紙を、さらりと書いて渡せるだけの人格者だったら、
あながち高すぎるハードルじゃないような気がするのです。
いい俳優さんですので、愚直に演じることだけに進んでいってほしいと思います。

そして――、この話を見て私が同じ立場だった時に、
同じようなことができるかなと思いました。
仲間への気遣い、手持ちがなくてもありったけの施しをする勇気。
人間として、とても大事なことです。
これを美談にしてしまうのではなく、今度は自分が同じような境遇の時に、
それをしてあげられたら、いいバトンのリレーができるのではないかな。
まだまだ奥は深いなあと、思いました。

クリスマスイブに、こういうことを考えるのもまた貴重なことですね。

タグ:テレビ番組
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糸魚川の大火、心よりお見舞い申し上げます [考える]

糸魚川の大火、心よりお見舞い申し上げます

昨日22日の午前に起きた、新潟・糸魚川の大火は、
半日以上も燃え広がり、23日未明に鎮圧したとの報道が流れました。
20161223糸魚川.jpg
(写真:ロイター)
年の瀬に住居を火災で失った方におかれては、何ともお声のかけようもないくらいです。
報道によれば、火災に関連する死者はなく、軽傷が数名出た模様。
命あってのものですので、これをまずは良しとし、さまざまな支援を施されたらと思います。

夕方のニュースを見て、冬至直後の日の短い夕刻のライブ映像を見て、
「焼け野原」だという感想を持ちました。
消火活動中も、20メートル近い強風が吹いていて、
これだと火勢を抑えるのが苦労しそうだと思いました。
避難している人が「いま、家も燃えている」と自嘲気味に話すのを聞くと、
本当につらいだろうなと感じました。

糸魚川市も新潟県も、今回の大火に対して、迅速な対応を取ったと思います。
新潟県知事はかなり早い段階で、陸自に災害派遣要請を行ったそうです。
おそらく消防とすると、
なにがなんでも管轄内での火災を消防力だけで駆逐したいという思いもあったことでしょう。
面子よりも、実働部隊をできる限り多く投入するという、
危機管理の発想を新潟県は持っていたということだと思います。
原発を抱える県でもありますからね。

報道によれば、糸魚川市の駅から北側の日本海までの町並みは、
古い木造住宅が密集しているエリアだとのこと。
東京下町の消防自動車が入れないようなほどではないにしても、
ニュースの映像を見る限り、古来の木造建築が残っていたようです。
風光明媚な場所ですが、今回の大火はそのエリアに強風が吹き荒れ、
その風上の中国料理店が火元とのこと。
大火になる要素は十分にありました。
こういう場合の消火戦術は、火元をたたくのと同時に、延焼阻止と飛び火警戒。
ただ今回は、その飛び火がひどかったようです。
同時多発的に、いたるところで火災が発生してしまえば、
地方都市の消防力では到底太刀打ちできません。

今回の火災、火元の風下には数百メートルのところに海岸線がありました。
どんなに延焼しても、海岸線より先には燃え広がりません。
ればたらの話で恐縮ですが、もし海岸線がなかったら、
消防は「破壊消防」を取ることになったかもしれません。

「破壊消防」とは、江戸時代の町火消しのように、建物を壊して類焼を阻止する戦術。
当時は消防車などない時代、そういう荒っぽい手段を用いていました。
江戸の街は、家屋密集だったので、あらかじめ大火が起きても延焼しないように、
「広小路」といわれる、大通りを作ったのは有名な話です。
現代で破壊消防となると、さまざまな権利の問題もあったり、
なによりもいま燃えていない建物を壊すことに、ためらいもあったりするでしょうから、
難しいことだと思います。

あれだけ集中的な場所での火災なら、
山火事のときのように消防防災ヘリコで消化液を投下する手段もあるでしょうが、
投下場所に人間がいないことや、強風時には効果が薄まるなどの問題もあります。
報道の映像によれば、かなり古いタイプのセパレート型消防服に身をまとった消防団が、
懸命にホースを伸ばして消火している光景を見ました。
燃え落ちた建物の倒壊の危険もある現場で、
消防に携わっている人の姿には敬意を表します。
二次被害のおきないような施策を、消防幕僚は取ってほしいと思います。

消火に使える消防用水が少なくなってきたとの報道もありました。
例えば東京消防には、スーパーポンパーという特殊車両があります。
20161223スーパーポンパー.jpg
2キロ先まで、毎分5000リッターの水を送水することができるもので、
福島原発の際にも派遣された車両です。
これは阪神淡路大震災のときの教訓を機に作られたものですので、
地方配備がなければ、これを投入することもできたと思います。

つまり、大規模火災に対して、過去の教訓をもとにさまざまな対策をとり、
そのための資機材を開発・運用しているのですから、
それを生かさない手はないのです。
たしかに火災は怖いけど、それに立ち向かえる人間の英知があるのです。

未明に火勢鎮圧との報道でしたが、これは残火をすべて叩いた「鎮火」とは違います。
また乾いた強風が吹き荒れれば、いつでも発炎する危険性をはらんでいます。
おそらく消防隊員は、寝ずに消火活動に従事していたことでしょう。
なお危険を伴う、広範囲の現場です。
近隣の応援部隊も逐次投入できる体制が急務だと思います。

最後に、NHKの災害報道がまた変わりましたね。
糸魚川市が発令した「避難勧告」について、
これまでは赤い文字で「避難勧告」だけだったのが、
白抜きで「行政が住民に避難を勧める」という注釈を、表示していました。
避難準備情報、避難勧告、避難指示などが、
住民にとって危機感がわかないという声に応じたものだと思います。
こういう改正は、どんどんやればいいですね。

とにかく、降雪もあるような寒い地域です。
突然に降ってわいた避難に戸惑っていらっしゃると思います。
いまはただ、どうかご自愛されて、皆さんの復興に周囲が汗をかく番です。
厳しい気象条件の中、古い町並みを残すなどの、
地域に人一倍愛着のある糸魚川の皆さんに、日本中の視線が向いていることを糧に、
どうかお過ごしくださいますよう。
遠地からではありますが、心よりお見舞い申し上げます。

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12月15日その2、コの字カウンターでの飲み 錦糸町 [飲む]

12月15日その2、コの字カウンターでの飲み 錦糸町

今日は学生さんたちは終業式、大人はお給料日でしょうかね。
私もお給料日の式守錦太夫です。
明日から3連休という方もいらっしゃるのかな?それとも年末進行でそれどころじゃないのかな?
きょうの夜はどこも大混雑でしょうから、こういう日はどこにも行きません!

ベートーヴェン第九を聴いてからの流れ。
錦糸町だったらあのお店!というところで飲むことにしました。

通常の演奏会よりも30分くらい早かったので、
最初に亀戸ぎょうざの錦糸町店に久々に行ってみようかなと思ったのですが、
寸前で「ラストオーダーです」とのこと。
残念!ぎょうざでビールも捨てがたかったなあ。
コの字カウンターの名店「三四郎」さんです。

まずはビールとマグロの中落ち。
IMG_2137.JPG
普段、あまりマグロは食さないのですが、こちらはマグロ推しのお店でもあるので。
中落ちはちまちま食べられるので、良いです。

串ものを頼もうと思うも、この日はもうレバーしかないよとのこと。
人気店ゆえ、クローズ間際だといつもこんな感じです。
じゃあレバー、たれでください。
IMG_2139.JPG
小ぶりだけど、味は濃厚です。
ここで日本酒に切り替え。
以前は一升瓶をひっくり返してある酒燗器を使っていたんだけど、
湯せんに変えたみたいです。
これはうれしいなあ。

こちらの揚げ物はそのラインナップに惹かれるんだけど、
結局いつも、カキフライを頼んでいたんだよね。
ほかにもイカフライとか、串カツとか、チキンカツなどがほぼ同じ価格でひしめき合っています。
その中で、じゃあ同価格帯ならばこれにしましょう。
とんかつです。
IMG_2141.JPG
とんかつと日本酒って、合うんですよね。
サクッと揚がっているのを、レモンを絞ったりソースを垂らしてみたりと、
各片をカスタマイズしていただく、美味。
で、こちらは22時ラストオーダーなんだけど、わりにこの日のお客さんの引きが早く、
残り15分くらいで、私を含めて2組になっちゃったので、お会計をしてもらいました。

相変わらず和服に割烹着でキメている大女将さんと、ご兄弟で焼き場を担当している男性、
こまごまと働く中国系の女性たちも長く、驚くほど愛想が良いというわけじゃないけど、
演奏会の余韻を感じながら飲める名店であります。
ごちそうさまでした。

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