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4月23日、今年一番うれしかったことは、変わらない一期一会 古河 [飲む]

4月23日(木)、今年一番うれしかったことは、変わらない一期一会 古河

いまから10年以上前、頻繁にうかがっていたお店がありました。
当時は時代が緩やかでして、こんな脱法行為も目をつぶってもらっていた、そんなころです。
(式守注、飲酒運転はなにがあっても許容されることではありませんが、
当時の時代背景にかんがみて、その頃の行為をそのまま掲載します)

甥っ子1号2号の母である、私の妹がまだ独身時代、
仕事の遅番の次の日が早番だったりすると、家に帰るのが面倒だと、
私の別宅に泊まっていたころがありました。
23時ころから、じゃあ飲みに行こうと言って、車で茨城県の古河市にある、
お好み焼きとバーを併設したお店によく行っていました。
電話で予約して、焼き台をキープしてもらい、
もんじゃだとかを食べながら、バーでの酒を飲んでいました。
そして25時過ぎにごちそうさまって言ってから、運転して帰ってきちゃった、そんな時代。

そのお店、その後まったく行く機会が無くなってしまったけど、
風の噂ではまだやっておられるみたい。
先日ひょんなことからそのお店のことを思い出し、この日行ってみました。

さすがにこの日は一人、そして車で行くのは社会通念が許しませんから、
電車を乗り継いでであります。
夜の19時ころ、茨城県の古河駅、駅から歩いて5分くらい。
その道すがらは、ちょこっと寂しい地方都市という感じです。
すると遠目に、あの頃と同じ、白い外壁と看板
店内は相変わらず、ごちゃごちゃといろんなノベルティが飾ってあります。
あの頃、勝手に車を停めていた家具屋さんの軒先は、
その家具屋さんごと無くなっていて、いまはコインパーキングになっている。
その横に交番が、あの当時と同じようにすすけたまんまで建っている。
なんだか郷愁の念を抱きつつ、店内に入ってみました。
お好み焼きも焼けるバー「ダルウィニー」さんです。

促されてカウンターへ、当時と同じように山盛りのナッツがお通し。
それを供してくださるマスターも、当時のままでオールバックに淵の広い眼鏡をしている。
その寡黙さとは正反対のママさんが、別のお客さんとソプラノの音域でしゃべっている。
メニューを見ると、もちろん新しいものもあるんだけど、驚くことに、
当時のメニューがそのまま残っているんだなあ。
記憶って面白いもので、そのお品書きじゃなくて、手書きのイラストとか字面とか
そこに記憶の片隅がよみがえってくるのです。
ビールもいっぱい種類があって、当時いつも飲んでいた
オーストラリアの「フォスター」ビールをオーダーしました。
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次はジンリッキー、マスターがふと手を休めているので、
自分は十数年ぶりに訪店したことを告げ、外の家具屋さんだのの話をしていると、
ママさんがふと「・・式守さん、ですか?」
えー、覚えていてくださったんですね、ありがとうございます。
ママさんによると、私が訪店の前に必ず、焼き台をキープしたくて電話で予約していたから、
名前を覚えていてくださったんですって。
でも、十数年ぶりだし、ママさんとお話をしたこともろくすっぽないんですけど・・。

マスターも思い出してくださったようで、「ご一緒の奥さまはお元気ですか?」と聞かれ、
いえいえ、あれは妹です(苦笑)と答えると、
どうやらこちらのお店では、私たちはまだ20代の夫婦だと思われていたよう。
(当時私はギリ20代、妹は水もはじく20代前半=爆)
もう甥っ子は6年生になっちゃいましたというと、とっても驚いておられました。

こちらのメニューで強烈に覚えているのが、トマトスライスです。
お皿に細くスライスして、ドレッシングがかかっただけのもの。
でも、舌には覚えているのです。
お品書きを見ると、相変わらず百数十種類の豊富な品ぞろえの中に、
「当店名物!トマトサラダ」の文字が。
マスター、このトマトサラダって、薄くスライスされて、お皿にこんもり盛ってあって、
サウザンだかホワイトドレッシングがオーロラソースみたいになっていて・・と、
当時の記憶をさかのぼりながら言うと、
「その通りです、よく覚えておられましたね」とおっしゃる。
すごく嬉しくて、当然発注です。
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こんなにボリューミーだっけ? と思いつつも、ほぼ記憶のままであります。

変わらないっていうことはすごく大変だと思うんだけど、
でもそのすご味ってあるなあって思い、正直に申し上げました。
「とってもいい意味で、お二人もお店も変わっていないことが嬉しいです」
すると、変わりようがないんですよ・・などと謙遜しておられました。
メニューも変わっていないですよねって聞くと、
ベースのものは20年前から変えていなくて、値段も変わっていないんですって。

でね、その場で酒を飲んでいると、不思議な感覚なんですが、
当時のお店の風景がよみがえってくるので、
変わったところだけに付せんが貼られたかのようになるんですよ。
内壁とトイレ、あとカウンターは変わっていないけどイスの高さが変わりました?って聞くと、
本当にその通りなんですって。
イスに至っては、「これが当時のイスです、低いでしょ」って持ってきてくださいました。
それに座ると、そうそう、この高さ、体が覚えているんですね。

季節のノベルティとして、竹製のうちわを頂いたこと。
年末にはカレンダーも頂いたのも思い出しました。
その話をすると、お二人ともニッコリされていました。

カクテルでXYZ、スコッチの水割りのあとに、最後はやっぱりこちらに来たんだったらこれを飲みましょう。
モルトウィスキーで、こちらのお店の名前にもなっている「ダルウィニー」です。
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この10年で、やっぱりいろいろ変わったこともあったとのこと。
古河という街自体も、様変わりしているようです。
でも、寡黙にして正統派のマスター、お客さんの気配りを忘れないママさん。
そしてなにより、そのたたずまいを変えないお店。
10年以上のブランクを、あっという間に埋めるだけの圧倒的な力を感じました。

「今度は妹さんもご一緒に、お子さんたちもお越しください、
以前よく召し上がっていたピザも食べてくださいね」とママさん。
そんなことまで、よく覚えておられましたね、ほんとによく食べていたんです。
マスターは今のお名刺を頂きました。
「当時と変わっていないんですけどね」と微笑みながら。
外までお送りして下さいました。
ごちそうさまでした。

駅までの道、お酒の力以上にとっても陽気なステップを踏んでいました。
今年一番、嬉しかったかもしれません。
一期一会の酒場で、こんなタイムトリップができるのもまた酒場ならでは。

またこのお店に行く理由ができました。
今度は40代の自分が、10年後の自分へ、記憶を刻むために。
これが輪廻っていうのかなあ――幸せな時間でした。


タグ:古河
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ワカコ酒第71夜、「ホタルイカの沖漬け」 [ワカコ酒]

ワカコ酒第71夜、「ホタルイカの沖漬け」

新久千映さんの作品「ワカコ酒3巻」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。

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連日、暖かいを通り越して、暑さすら漂いますね。
北海道では、4月の真夏日は観測史上初ですって?
こんな日が続くと、半分は嬉しいものの、
「まだ4月だぜ」などと、言いたくもなるものです。
でも、急な天候の悪化もこのころよくあること。
数年前は、竜巻禍がありましたよね。
午後は空の色と風の向きを気にしていないといけませんね。


「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
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第71夜は「ホタルイカの沖漬け」。

ドガガガガガガガガガガガ!
お向かいのビルが工事中(笑)、終始大きな声でしゃべらないといけなくて、うんざり・・。
できたらこんな日は静かに飲みたいなあ、そうだ、あそこのお店だったらすいているだろうな。
美味しいのに、場所が良くないからかな。
熱燗でゆっくり飲みましょ、すぐに出るメニューは日本酒に合うものが多い!
きょうはホタルイカの沖漬け。
夜が始まるこの味、すっかりホタルイカモードになった口の中。
甘くあったまった舌に乗せて、潮の香り、心地よい弾力、不必要なほどの塩辛さ。
こんな肴はそっと食べて、のんびり味わうがいい。
溶け出すストレス、芯から温まるココロ。

――今日はこのお店、いつもよりもお客さんが多い。
そしてカウンターのお隣さん、ギャハハと大きな声で笑っている。
・・普段なら気にしないけど、なにもきょうに限って、ねえ・・。
まあ、外で飲むってことはこういうことさ。
ペーパーナプキンが欲しいなあと思ったけど、さっきのギャハハさんのひじの奥にあるんだなあ。
ちょっとスミマセン・・って言いづらいから、ティッシュを出そうかな・・。
すると、ふと逆側から少しくたびれた紳士がスッと、なにげなくペーパーナプキンが供された。
「あ、アリガトウゴザイマス・・」。
みんなの居酒屋だからイヤなこともあるけど、こうして嬉しいこともある。
ああ、お酒がうまい!

【シキモリ酒】

大騒音ということだったら、隣のビルの工事なんかよりもすっごい騒音に見舞われましたよ。
つい先日、それも先週の土曜日の夕方!
狭い地域の市議選ゆえ、まあ選挙カーが数珠つなぎ(笑)
あげく先週の土曜日は、選挙運動最終日。
「最後の、最後のお願いでございます」という声のオクターブはあがり、
音量も上がっちゃっているんじゃないの(笑)
「○○を男にしてやってください!」という常とう句を聞くたびに、
あんた、まだ経験されてない?(爆)
――と突っ込んでやりたい衝動に駆られる、これも民主主義!
(いきなり下ネタでスミマセン)

さあ、ホタルイカの沖漬けであります。
式守は、正直、依存症になるくらい好きっていうわけではありません。
っていうか、味が強すぎちゃうのと、日本酒にしか合わないもの。
だから、ビールを飲んでいてこれが出てきちゃうと、
ぬる燗が出てくるまで、宴席をストップしてしまうほど(爆)

ただし、日本酒があれば逆に、とっても美味しく頂ける肴に変身します。
そしてあのぬるっとした食感と、口中に広がる磯の香り。
それを包み込む日本酒の包容性たるや・・。
まさに日本酒を引き立ててくれるアイテム。
スーパーエキセントリックシアター(SET)における、小倉久寛のようであります。
(そういえば、褐色の肌色もまた沖漬けのよう=笑)

ワカコの言う「こういう日は静かに飲みたい」という気持ち、すっごく共感します。
もともと一人酒が多い式守ですが、最近はご一緒してくださる人ともまた楽しいと思います。
でも、こんな日は静かな時間を過ごしたいと思うことも多い。
だから、悪天候とか、週初めとかに飲みに行くことが多いのかな。
そして、このお店はこの時間だと静かなんだよなと、かなりピンポイントでの訪店が多いのですが、
最近は曜日での店の入りが全く読めない(どこの酒場の人もおっしゃいます)らしく、
月曜日なのにいっぱいとか、土砂降りなのにみんななんで来てるの、みたいなことが多いようです。

でも、酒飲みの世界ではこんな格言がありますよね。
「嵐の日こそ飲みに行け」
最近は、テレビの天気予報でも、
「不必要な外出はお控えください」っていう日が、年に数回はあるじゃないですか。
仕事も早く終わって、帰宅を促されたり、電車も間引き運転を始めるような日。
そうすると、私の出撃欲がふつふつと沸きだつ訳ですよ。
「こんな日こそ、飲みに行って、お店の人たちをねぎらうんだ!」なんてね。
カッパだのブーツだの、赤色電灯だののグッズを持参して飲みに行くのが、これまた痛快なんだなあ(笑)

とあるお店で一緒に飲むことが多い人、決まって悪天候(爆)
雪だの春雷だの台風だの、見事なまでに天気が良かったためしがない。
最近はお店の人に言われますもの。
「天気が悪いから、2人が来ると思っていました・・」
どんな言われようだよ(涙)

ペーパーナプキンのくだりですが、調味料とかお醤油って、
それまで使っていた人、あるいは距離的に近しい場所の人に、
極端な既得権があるように思えませんか?
だから、「醤油、よろしいですか?」と妙なへりくだり方をして、
「ふむふむ」と、さも払い下げを受けるようにする光景って、不思議だなあって思ったりします。
だから最近は、調味料などが目の前にあっても、移動させちゃったりする(笑)
その点、北千住の大はしさんのすごさは、いつもの豆腐だけを頼むと、
隣の人がさっと七味を手の届くところに置いてくれるの。
それもなにげないそぶりで。
ああ、これこそ、下町の長屋の精神で、
隣人は何をしているか筒抜けだけど、それを知らないそぶりができるみたいで粋だなあって思います。


ワカコが言っている「みんな大好き、居酒屋さん」は、
お酒やお料理だけじゃなくて、店の人も店のたたずまいも、そして他のお客さんもが、
総合芸術の領域なのであります。
だから、自分の存在もまたお店を決めてしまうといった「責任」もあるのですよ。
――と、太田和彦さんみたいになってしまいました。



タグ:ワカコ酒
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4月21日、サクッと6時間飲み 武里 [飲む]

4月21日(火)、サクッと6時間飲み 武里

昼間は暖かかったんだけど、夜になると風が冷たくなりました。
地元で気になるお店に行きながら、多忙なお人と飲むことにしました。
有給どころか代休が数年前から消化できていないという、
労務管理上、すでにアンタッチャブルの世界で生きている人。
それに対して、私の境遇は、忙しいんだかよくわからなくて、ほんとに申し訳ない世界。
そんな点と点を結ぶような、貴重な時間を調整しての飲みであります。
最近の私たちの口癖は「今回こそはサクッとやりましょ」。
そのいずれも、サクッと終わった試しなし(涙)

よく伺う、バーの「ブラッディマリー」さんの階下に、天ぷらの美味しい和食屋さんができました。
お互い気になっていたお店だし、ここのお品書きなどは、知り合いの方が作ったので、
じゃあ行ってみようということに。
和食の「いぶき」さんです。
まずは生ビール、お通しはごま豆腐でした。

お刺身はいろいろあるみたいだけど、トビウオにしましょう。
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見事なお造り、しっかり味の乗っているトビウオです。
日本酒に切り替えました。

あまり揚げ物が得意じゃないという同行者。
なのに、天ぷらを発注(笑)
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キス天と、みょうが天。
モンゴルの岩塩と、抹茶塩、それに天つゆも供されます。
サクサクしていて美味。
同行者も美味しいと言っている。

もう一品、鶏の磯辺揚げ(また揚げ物かい=笑)
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これに合わせるのは、濃い抹茶ハイ
今宵はハシゴをするんだからと思いながらも、ゆったりと2時間近くダベっていました。
とにかくあんまり会えないお人ゆえ、逢うと話したいネタが満載。
ネタは覚えているんだけど、書き出すと多重人格同士と思われそうなので割愛(苦笑)
店内にかかる曲が、90年代のJポップで、イントロクイズみたいになっちゃった。

さあ、階上のバー「ブラッディマリー」さんに行きましょう。
最初はギネスビール、そこからお互いが飲みたいお酒に移行。
バーテンダーさんを巻き込んで、さっきの話の続き。
でもやっぱり、行きつくところは音楽を中心の趣味の話だったなあ。
やっぱり、音楽の話はお酒を美味しくしてくれます。

レコメンドの黒板に、今月のオムライスが記載されているのね。
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こちらのお店のフェイスブックを愛読している同行者。
「オムライスなしもできるって書いてあった」と言う。
え?つまり「アタマ」とか「抜き」ってこと?
(用語説明、「アタマ」というと、カレーのルーだけを出すお店が都内にある。
「抜き」はお蕎麦屋さんでおなじみの「そば抜き」のこと)
じゃあ、この「抜き」をください。
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すると、カメラアングルに一家言ある同行者。
「いま美味しいんじゃなくて、数日たっても美味しいと思えるアングルが大事」だという。
つたない私のカメラ撮影に比べると、同行者は本職さんですから、私のお師匠さんです。
同行者のアングル。
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やっぱり上手だよね。

で、ここまで食べたのね、この時点ですでに25時過ぎなんですが(爆)
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「蕎麦屋さんで『抜き』を頼んだら、最後にもりをたぐるのが礼儀だよね」と私。
だから、これでバターライスを作ってもらおうよ・・。
日をまたいでから、米の飯は危険ゾーンなんですけど。
バーテンダーさんも「つけあわせとかどうする」と聞くので、
いやいや、最後はシンプルにたぐるものだとして、いさぎよい姿で。
式守撮影バージョン。
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同行者撮影バージョン。
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でも、絶品ですぜ!

結果、サクッと飲むどころか、めでたく耐久6時間飲みで、
26時過ぎちゃったので、タクシー帰りと相成りました(爆)
カルディで買ってきてくれた「パクチードレッシング」をおみやげに頂いたので、
今後また、常習性の強いアイテムで楽しめそうです。

また飲みましょうね、今度こそサクッと(笑)


タグ:オフ会 武里
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4月20日、ドイヒーな日もあるもんだ、3重殺の週初め [飲む]

4月20日(月)、ドイヒーな日もあるもんだ、3重殺の週初め

首都圏では、春の嵐と言われ台風みたいな風雨だった日でした。
二十四節気の「穀雨」だった4月20日。
そして結果的には、さんざんだった日でした。
弊ブログは、あんまりネガティブなことを書かないようにしていますが、
この日はまあ、見事にダメダメだったなあという感じ
といっても、心底だめモードというわけではなく、でも総じて「んー」っていう日でした。
ですので、うかがったお店とかは明かしませんよ!

まあ、ケチの付きはじめは早朝からあったわけでして・・。
この日は数ヶ月に一度の仕事のめんどくさい日でありました。
外部から別のユニットがチームで入ってきて、いろいろなことを調べ上げられる。
査察とか調査と言った、別にアラさがしをするんじゃないけど、
私たちのゆったりした空気の中に、異質な空気が入ってくるのが面倒(笑)

あげく、いつもよりも2時間早出をして、
そのチームが来るまでに終わらせなければいけない仕事があるの。
式守の行動をブログでご存じならお分かりと思いますが、
式守は完全に夜型の生活様式です。
朝は1分でも長く寝ていたい。
それが2時間早出ですもの、そりゃ憂鬱にもなりますよ。

そんな不機嫌モードの中、4人のチームがやってきまして、
そのリーダー君、まあ朝から元気爆裂で「おはようございますっ!」
・・・・・・そんなテンションいらないから、静かにやろうよ・・とココロの中で思う。
こっちのことはお構いなしに、まあ立て板に水のごとく、十数項目の質問をされて、
私は彼の言っている言葉が、脳内変換できていなくて、
「え?ちょっと咀嚼するから待って」と言うばかり。

あげく、こっちのペースを大いに乱しておいて、
「いま上層部の判断を待っているので、作業をストップしてください」だの、
慇懃(いんぎん)無礼に「この数字は実害はありませんが、理論上おかしいです」など。

もっとも忸怩(じくじ)たることは、彼の話す日本語が、ちょいちょい間違っていること。
別にどっちがエライとかどっちが年下だとか、そんなんじゃなくて、
ここは謙譲語を使うよねっていうところで、普通の言葉づかいだったりすると、
一言一句、赤ペン先生の添削をしてやりたくなる(爆)
もう基本的に負のモードに入っちゃっていると、彼の一挙手一動作が、すべて頭にくる。
まさに「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」の境地であります。
そこで怒りを爆発することができたら、式守も素敵な人間なんだけど、
小市民の小市民たる式守ゆえ、ガマンのガの字を下っ腹に収める。
素晴らしく精神衛生上悪い時間が、午前いっぱい続きました(笑)

一緒に働いていたみんなが同じ思いだったらしく、そのチームが帰ってから悪口大会。
私もまだまだ修練が足りませんね。

2時間早出なので、2時間くらい早く上がっちゃいましょう。
週初め、悪天候、給料前とこんな日は、酒場は絶対にすいているだろうと、
出撃してみました。

最近、私の周りで評判の良いバーがあるのです。
電車を2回も乗り継がないといけなくて、1時間以上かかる場所にあるお店。
ちょうど開店直後に入れそうだからと、地図を片手に向かってみました。
(このあとの展開上、場所も店名もオフということで)

ちょこっと入りづらい扉を開けると、バーテンダーさんが仕込みの真っ最中。
こちらへどうぞと、カウンターの奥にかけまして、店内を見回します。
やっぱり口開け、バーテンダーさんはフルーツを搾っています。
最初はジンリッキーを発注、普通に作ってくださいました。
味は美味しい。
でも、その仕込みが今度は氷の作業になり、シンクでドッタンバッタンやっています。
その音をこれまたかき消すように、大音量のジャズのナンバーがかかる。
そのジャズが少し前衛的な演目で、なおかつライブ録音のもの。
うるさくてしょうがない。
しっとりしたジャズの方が好きなんだけどなあ・・。

2杯目はホワイトレディ、3杯目はジャックローズ。
美味しいんだけど、とにかく氷の仕込みを向こうの方でやっていて、こちらを放置。
ロック用の丸氷を、ずっと作っているの、それも無言で。
こっちも悔しいから、4杯目はスコッチの水割りを頼み、5杯目にサイドカー。
強い酒のオンパレード。
水割りの時に少しお酒の話をしたいなと思ったけど、言葉にすごくトゲのある話し方だった。
じゃあいいや、あんまりここで楽しい時間は過ごせそうもないな。

1時間ちょい、最後まで丸氷を作ったままのバーテンダーさんと、
酒を飲み続けた私の溝は埋まりませんでした。
自分に、「あまり話しかけるなオーラ」が出ていたかなと思ったけど、
そんなつもりはなかったんだけどなあ。
それともこのお店は、開店したばかりの早い時間には行っちゃいけなかったのかな

でも悔しいから、もう一度訪店してみますよ。
ただ今度同じだったら、2杯飲んで帰ってきちゃう。

強めのカクテルを中心に5杯飲んで、満たされないから、
戻る路線の途中にある和食屋さんに行きましょう。
ここは何度か訪店しているけど、もう4年くらい伺っていなかった。
新鮮な魚を食べられるお店、活気のある大将と息子さんがいたんだよね。

ところがカウンターの中には、おばちゃんが入っている。
カウンターには、常連さんとおぼしきお一人さまが2組。
おばちゃんは、女将さんかなと思ったら、どうやら雇われているパートさん
その人と常連さんの話によると、大将が患ってしまって入院しているという。
でも、看板もそのままだし、いけすに魚が泳いでいる。

ぬる燗と、活たこ刺し、地鶏の炭火焼きを注文したら、
すぐにたこ刺しが出てきた(笑)
表面が乾いていて、冷たい。
これは切ったものを冷蔵庫で保管してあったのね。
地鶏も冷たいのが出てきた、どうやら冷製のものみたい。
デフォルトがよくわからないから文句の言いようがないけど、
あったかいものを想像していたんだよね。

あげく、お酒が出てこない(笑)
「ぬる燗を・・」っていうと、忘れてたって(爆)
で、アツアツのとびきり燗が出てきました(涙)

常連さんがカキを食べたいと言うと、おばちゃんが「蒸した方が間違いないと思う」と言っている。
すごい会話、英語に訳せないよ(笑)
で、蒸しガキを注文した常連さん、調理に取りかかるおばちゃん。
「あ、こんなに小さくなっちゃった、これじゃいやだよね」と、これまた信じられないお話。
1個損しちゃった、もう1個作るねと言っている。
――だめだこりゃと、いかりや長介ばりに、退散してまいりました。

まあこの日は仏滅だったし、とにかく総じてダメな日でしたよ。
こんなかわいそうな私の最後の砦は、地元のバー「ポートエレン」さん
ここで、編集者兼書家と、ひげのおっちゃんと痛飲していたのであります。
書家さんは、清らかな交際の真っ最中のようで、中学生みたいで面白かったです(爆)
多摩川に石を拾いに行くデートって、どうよ!

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先週のドローン事件、そして式守考察(はおおいに脱線気味) [考える]

先週のドローン事件、そして式守考察(はおおいに脱線気味)

首相官邸の屋上に、小型無人飛行機(ドローン)が見つかった事件。
先週、さまざまな波紋を呼んだ事件でした。
国家の中枢の危機管理は? ドローンが日常で使われる時代? これってテロ?――。
そしてどうやら、福井県小浜署に出頭した40歳男性を逮捕したとのこと。
数週にわたり、屋上にあったらしいとの報道も。
なんだかいろんなことが、このあと問題になりそうであります。

男性を逮捕したときの新聞記事によると、逮捕容疑は以下の通り。
「3月22日~今月22日の間に、首相官邸屋上に、
放射能マークのシールを貼った容器などを取り付けたドローン1台を放置し、
官邸職員の仕事を中断させるなど、業務を妨害した疑いがある」
つまり、刑法の「威力業務妨害」容疑で通常逮捕したとのこと。

威力業務妨害というのは、正直それほどの重罪ではありません。
例えば、不審物を仕掛けたと電話した罪とか、酔っ払って駅員さんにからんだなど。
(もちろんそれらもいけないことではありますが・・)
刑法の罰則規定によると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
逮捕されるような罪でもなく、仮に起訴されて裁判を受けるにしても、
せいぜい執行猶予が付く程度。
でも、今回の案件は容疑者の供述によれば「立派な政治テロ」なのですが・・。

つまり、現行法では処罰する規定がないのです。
例えば航空法は、小型無人飛行物体をもともと想定していないですもの。
だから、なんとか適用できる罪名を持ち出したと言えますね。
もっとも、このあとの警察の捜査で、いろいろな罪が出てくるかもしれませんが・・。

物事が便利になる、趣味が多様になることはいいのだけれど、
法律がそれらに追いつかないということは、よくあることです。
でも、今回の案件は、テロ行為を簡単にできてしまうことを実証したもの。
これを放置していた行政は、怠慢だと言われても仕方ないことですね。

もっとも、この事件はいまだ捜査中の案件ゆえ、
今後なお事態の進展があるやもしれませんから、注視していきたいものです。

ではなぜ、式守ブログでこのことを掲載したのか?
そうですよ、式守の得意分野と絡んでくるんだなあ(笑)

通常、この手の事件の場合、覚知から初報で現場に急行するのは、
地元所轄署の地域課、刑事課の警察官と、機動捜査隊。
状況に応じて、警視庁捜査一課の臨場となります。
ところが今回は、場所が場所ですし、きわめて思想的な背景を考慮する案件。
見てください、直後の屋上に集結した警察官。
20150425ドローン2.jpg
こんなにいっぱい集まっちゃって、どうするのよ。

実は、刑事警察マターではなく「公安警察マター」の事件なのです。
基本的には、公安警察は、事件現場に出て活動をしません。
徹底的に背景を探り、基礎調査と視察を重ね、事件の全容を「読み解く」のです。
だから、こういう現場は極めて珍しいんだなあ(笑)

公安マターの案件では、刑事部の機動捜査隊と同じ役割をする
「公安機動捜査隊」が臨場します。
このスペシャリストたちは、迫撃弾のかけらを見ただけで「○○派のつくったものだ」と、
見分けられるといいます。
今回は、不審物も一緒だったとのことで、爆発物処理隊も臨場
本庁の公安部の幹部も来ちゃった。
20150425ドローン1.jpg
この写真なんか、普段は見られない制服や資機材などがわんさかいて、
式守は血糖値が上昇しちゃうわけですよ(爆)

あとね、公安部の警察官はやたらと顔を見せない。
だから、マスク姿の人が多いのも特徴です。
小浜署から容疑者を連行するシーンで、助手席にいた警察官は、
見事にマスク姿でしたね。

ということで、殺人とか強盗と言った、普段の刑事警察の事件ではないので、
写真とかテレビの映像とかが楽しくて楽しくて(不謹慎ですよ!)
こういう世界は、ドラマにもなりづらいですけど、
実はこんな魑魅魍魎とした人たちが暗躍しているんですね。

とまあ、久々に事件を見て「血圧が上がった」というだけの記事です、今回は(爆)

※テロ行為自体を許容しているわけではありません

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4月18日、日本酒のグループの総会で飲む 幸手 [やると飲む]

4月18日(土)、日本酒のグループの総会で飲む 幸手

この日はね、仕事2セットで中休みを取って遅番だったの。
その中休みに、日本酒造りのグループの年次総会があったのです。
これ、けっこう辛くてですね、ちょこっとハードなのです。
というのも、総会の後は決まって懇親会となり、アルコールを飲むのよ。
飲んだあと、遅番の仕事は心身ともにくたっとなっちゃう。
だからこの日は、懇親会は飲む量をセーブし、
そのあとはアルコールを抜くために2時間、仮眠をするというスケジュールを立てました。
仕事さえなければ、浴びるほど飲んじゃって、あとは寝ちゃうだけなんだけど・・。

ということで、総会はいつものいぐさ食堂さんで。
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(もう一人の副会長が、遅れてくる人をまだかなと待っている画)
隣の肉屋さんは営業が始まっているけど、食堂は営業前。
でもご厚意で、お店をあけてもらい、即席の会議室。
もうこちらでは、役員会も含めて何十回と通っているお店ですから。

この日は9名参加の予定だったけど、2名が連絡の不徹底で直前不参加。
ですので7名参加、遠方の人は電車を乗り継いで2時間かけてきた女子(笑)
総会は、活動報告と決算承認、次年度の活動案と予算承認。
今年は役員改選がないので、シャンシャン総会です。
いちおう私、副会長なので(最若手ですが)、総会は執行部サイドですが、
別にもめる案件もなし。
今年は例年通りの企画プラス、久々に街歩きツアーを復活させたいとして、
宇都宮に行くことを提案し、了承されました。
動けないくらい、食べる企画になりそう(笑)

総会は終わり、じゃあ飲みましょう!
明るいうちに飲む「背徳感」はいいねと言っていたら、
うちの会長は「自分は暗くなってからも背徳感にさいなまれている」などと、嘘っぱちを言い出す。
でも、明るい時間のアルコールは、総じて美味しいと相場が決まっています。
なんだか殺風景な画になりましたが、瓶ビールは自分で勝手に取ってきて申告するシステム。
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たったいま揚がった、揚げ物をまずはつまみにしましょう。
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名物のやかん燗。
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女将さんの絶妙な注ぎ方のおかげで、水飲み鳥が続出(笑)
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いつものもつ焼き5本盛り。
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ナンコツがこれまた、信じられないほどの歯ごたえでして、
最近はに少し不安を抱えている式守、こめかみが痛くなるほど咀嚼しないと噛みきれません。
(3年ぶりに歯医者さん通いを復活しております)

こちらのシメは、いつも半ラーメン
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私はこの日、日本酒をセーブして2杯だけにしたけど、
その前にビールをがぶがぶ飲んじゃったから、けっこういい心地。
総会と懇親会で3時間、ワイワイとやりました~。

他のメンバーは、レンタサイクルで街並みを見に行くって言っているけど、
そんなことをしたら仕事に差し障りがあるので、涙を飲んで帰って、仮眠しました。

その日本酒のメンバーで、茨城・笠間の磯蔵酒造さんでの新酒まつり。
「ちょっ蔵新酒を祝う会」あす4月26日に開催です。
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式守はおそらく13時ごろからエンディングまで、会場にいますので、
お越しの際には「白衣姿」の人を探して聞いてください。
私たちはなぜか、白衣のコスプレなんで・・。
(コスプレじゃなくて、それがスタイル、でも私はなぜか白衣にバーエプロンをしています)


タグ:日本酒
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月イチ映画鑑賞「おみおくりの作法」 [見る]

月イチ映画鑑賞「おみおくりの作法」

昨年、一昨年は映画を月イチで見ることを目指すも、途中で挫折し、
最終的に達成できませんでしたが、今年は今のところ、見ることができています。
定期的にチェックし、あまり人が見に行かないようなタイトルが近くでやるときには、
なにがなんでもスケジュールを調整して見に行くことが肝要ですね。
4月第3週は、週末の金曜・土曜が仕事遅番で2セットだったので、
その前の日に、見に行ってきました。

いつもの静かなシネコン、きょうもいつも通りお客さんは僅少です。
この日もはスクリーン1の大バコに、めでたく2人だけですので、堪能できそうです。
おそらくは、混んでいる映画はもう一生見ることができないでしょう(笑)
見た映画は「おみおくりの作法」
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イギリス映画であります。

44歳のしがない行政の民生係が主役の映画。
日々、誠実に自分の職務を粛々とこなすことに生きがいを感じる人。
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民生係として、孤独死を迎えた人の身寄りを特定し、遺族に引き渡す。
身寄りがなければ、残された遺品を元に、できるだけ近しかった人を探し、
お弔いをあげるための参列を促す。
棺を用意し、埋葬する場を探し、
葬儀で読み上げる故人へのおみおくりの文章をしたためる。
そして、誠実にお見送りした人のスナップ写真を、
自分のアルバムに丁寧にファイリングすることを趣味としている。

交差点では必ず一時停止し、食事もほぼ決められたものを決められた量、食する。
愚直に誠実、愚直に律儀。
こんな人生、なにが楽しいんだろうなどと思わない、そのルーティンを営む。

それがある日、上司に呼ばれて数日中のリストラを告げられる。
行政職も効率を重視しないといけない。
キミのように一件一件に時間をかけすぎるのは、良くないとの見解。
それを受け入れ、その日の朝に孤独死を迎えた男性の案件が、最後になる。
残された時間は数日、限られたヒントを元に、国内で故人のつながりのある人を探す。

――とりあえず、物語のエッセンスはここまでにしておきましょうか。
どこにでもいるような、うだつのあがらない中年のお役人さんがメイン。
余計なものも、ウィットも、なにもなくて、
ただ粛々と案件をこなすシーンが序盤に続きます。
この主人公、どこかで見たことある人だなと思っていたら、
昨年に見たイギリスの大酔っぱらい映画「ワールズ・エンド」の役者さんでした。
現地では、かなり人気の俳優さんのよう。
日本だったら、だれが適役かなあと思いを巡らせていました。
小日向文世さんかな?
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それとも、中村梅雀さんかな?
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ただし、この役はニコリともしないので、むずかしい役柄でしょうね。

最後の案件になった男性の素性を洗っていくうちに、
元の職場の同僚、その当時付き合っていた女性、路上生活仲間などにたどり着く。
でも、だれもが彼の身寄りではないと主張し、葬儀の参列すら拒む。
刑務所に収監された過去も調べ、その面会者から、実の娘さんを探し当てるも、
そこでも同様の答えが返ってくる。
失意で戻るも、娘さんから連絡があり、葬儀に参列したい旨の話。
棺は、埋葬墓地は、おみおくりの言葉は・・と、
まるで身内のような献身ぶりで故人を送り出そうとする彼に、好意を寄せる娘さん。
「葬儀が終わったら、どこかでお食事でも」いう娘さんの申し出に、二つ返事の彼。

――ここまでを見て、この映画のエンディングはどうなるか、ほぼ予想ができていました。
愚直な彼の献身ぶりに心が変わって、多くの人がおみおくりに来るんだろうなと。
そして、好意を寄せてきた娘さんとの恋心も・・。

エンディングはその予想を裏切らないものでした。
しかし、はるかにその予想を超越した事実にもなりました。
そのシーンが、私の涙腺を崩壊させるに十分なものでした。
その部分は、ネタバレになるのでここでは書かないでおきます。

「予想通り、そして予想を超越した事実」
この相反するものが、この映画の真髄だと思っています。

邦画でも納棺士のことを描いた「おくりびと」というのがありました。
私は残念ながら見ていませんが、この映画は少し着眼が違う気がします。
死に対して必要以上のなにか施そうとしていないのです。
ただ主人公の彼は、死と向き合うことを「職業」として「生きがい」と感じていた。
その職務なり思いなりに正対し、丁寧に送り出そうとした。
そんな姿勢が、清々しいと思えるような淡々さが流れています。
信念を持ったルーティン、そんな言葉でしょうか。

私は孤独死っていう言葉はキライです。
死ぬときはだれもが孤独に戻る瞬間だと思うし、
身寄りが見つめる中で絶命することがよいことで、後々発見されたから気の毒でなどと、
人間の「死にざま」に優劣があるはずないというのが、私の考えだからです。
病院のベットで、家族に見守られながら死ぬことが正しいなんて考えは、毛頭ありません。
「孤独死」という言葉によって、故人をなおグレード分けしなくてもいいと思っています。

だから、主人公の「亡くなった人をきちんと弔う」という姿勢には、共感します。
どんな人にも、懸命に生きた命があって、その人を生み育て、
社会の中で大なり小なりの影響を生み、愛し愛された人がいたことは事実ですもの。
そんな命の終えんを、私たちがどう捉えられるかなという点で、
共鳴できる、共感するかどうかだけの映画だと思います。
だから、この映画は見るものに闘いを挑んでいます。
「あんたどう思う?」とね。

身近に死を感じている人、死によって心が苦しめられている人には、
なんらかのパッションが付与されるものだと思うし、
逆に身近ではない人にとっては、とても退屈な映画だと思います。
でもそのことが、見る人間の優劣ではないことは、声を大にして言いたい。
死生観は、人それぞれだと思うし、
死と隣り合わせとはいえ、すべからくみんな「生きている」のだから。

久々に、エンドロールが終わっても、シートから立てませんでした。
あふれる涙をハンカチが吸うまでには、エンドロールだけでは足りませんでしたから。
とても素敵な映画です。

タグ:映画
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4月15日、アカデミックから急下降のデート 上野~武里 [見ると飲む]

4月15日(水)、アカデミックから急下降のデート 上野~武里

この日は本当に盛りだくさん。
サクッと書くと、こんな感じなので、このあとそれぞれをピックアップしますから、
まずは全体像をつかんでおいてください(笑)

【さいたま新都心で、仕事関連】

【上野で、博物館鑑賞】

【上野で、大衆酒場】

【武里で、バー飲み】

【武里で、スナック飲み】

これが全貌、そして開始が12時、終了が26時ってどうよ(涙)


まずは朝、普通にこの日の仕事をこなして出発。
さいたまスーパーアリーナで、年に2回ある仕事関連の見本市を見る。
知り合いに多数遭遇、「いつもより早くない」と言われる。
そりゃそうですよ、いつもは遅めに言って、そのあとの飲みがメインだから。
でもこの日はちょこっと違うんだなあ。

上野東京ラインに乗って、そこから上野駅に直行。
そこに待っていたのは、久々の登場、麻里子さま(仮名)!
そうです、麻里子さまとのアカデミックなデートですから。
(ザンネンな問題として、あと2人います=涙)

国立科学博物館の特別展「大アマゾン展」を見るのが目的。
個人的には、東京国立博物館の「インドの仏像展」の方が興味あるんですけど・・。
(スペシャルサポーターが、いとうせいこうさんとみうらじゅん先生だぜ!)
ということで、2年ぶりくらいでしょうか、「科博」に行きましょう。

写真の撮影がOKとのことですが、はく製の迫力の方が勝り、そんなに撮っていません。
これはなぜか「アルマジロ」
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ルリコンゴウインコ、遥ちゃんちにいるもの(誰だかわかりませんよね)。
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これは学術的な展示物ではありません、「さかなクン」さん、公式サポーターなんだって。
白衣も特製(笑)
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ちなみに手前も展示物ではなく、麻里子さま(ヒト科)。

40分くらいで、特別展は見終っちゃった。
でも、最後にあった大スクリーンの映像は、最新技術の4K
初めて見たけど、これはあまりに鮮明で、驚きました。
このあと、時間もあるし常設展も見に行く。
ちなみに科博の常設は、あまり展示内容が変わっていないので、
以前行ったときのことを思い出して、これも面白かった。

ヒト科の麻里子さまは、スーベニールショップでガチャガチャに挑戦。
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エリンギをゲット(爆)、麻里子さまがキノコを持つと・・(以下自粛)
屋上のハーブガーデンからは、春の青空と東京スカイツリーTM。
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時間もクローズの17時になったことだし、腰も痛いことだし、酒場に身を落としましょう。

同行者たちの「魚と揚げ物が食べたい」を一度に満たす場所がなく、
結果的に「大統領」さんになりました、私はこの数日間で上野に何度来ているのでしょう(笑)
まずは定番、馬肉の煮込みと、豆腐だけ。
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生ビールのあと、男たちは二級酒熱燗、女性たちはサワーなど。
麻里子の独特の食べ方、韓国海苔にキムチもやしをトッピングして巻く。
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酢味噌が食べたいだけの理由で、ホタルイカ(笑)
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酢味噌ばかり舐めちゃうので、困ってしまいますねえ。

串ものも頼みましたよ、里芋
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しいたけ
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おまかせ5種盛り、部位がよくわからん。
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ちなみに、この日の麻里子以外の同行者、しょうがないから暴露。
まずは、きたならしい水飲み鳥こと、バー・ポートエレンのマスター
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そして、イスラム国じゃありません(笑)、麻里子の友だちのサバゲー女子
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――まともな人はいないのかね・・。

ガツ刺しももらいました。
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マスターにカメラを渡したら、式守を連写しちゃったみたいで、20枚くらい写っている。
そのあと、女子2名の連写、いずれもブログに使えないじゃん!
唯一使える写真があった!
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バカじゃないの!盗撮ですって(あくまで式守が撮影したんじゃありません!)
たぶん3時間弱、この時点で、7杯くらい飲んじゃって、いい感じです。
ごちそうさま。

サバゲー女子はここで離脱、ブーツのかかとの音をかき鳴らして帰っていきました。
残った3人は次のお店、それがなぜか武里、つまり電車で1時間弱かけて戻ってきた。
バーのブラッディマリーさん。
不思議なトリオを見て、バーテンダーさんたちが苦笑い。
麻里子のオーダーは、フィッシュ&チップス
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ここで2杯飲んで、なお転戦です。

武里の駅前のスナックに行くんだって、リーベさん
式守はあまりスナックに行かないけど、あとの2人が好きなんだ(爆)
カラオケを私たちで独占、もう歌いっぱなし。
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選曲がおおよそ間抜けなものばかり。
万里の河、赤いトラクター、蝋人形の館、焼き肉食べ放題、アメリカ橋――。
脈絡がなさすぎるよ・・。
私のリクエストで、麻里子さまに歌ってもらったのも、
未来予想図(Ⅱじゃなくて1)、丸の内サディスティック――。
よく飲んで歌いました~。
ということで、めでたくスナッククローズの26時まで。
全員がタクシーで帰っていきました。

もうクタクタでした、この日、なにをしに行ったんだっけ?

タグ:上野 武里
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ワカコ酒第70夜、「串カツ」 [ワカコ酒]

ワカコ酒第70夜、「串カツ」

新久千映さんの作品「ワカコ酒3巻」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。

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思えば昨年の大型連休は、プラネタリウムの投影会で、てんてこ舞いだったよう。
今年はその点、すっごく楽なスケジュールです。
でも、大型連休はほとんど予定がないの。
だって、どこに行ったって混んでいるじゃないですか。
それにいちおう、人さまが遊んでいるときには働く業界ですから(笑)
そして大型連休が終わると大相撲5月場所と同時に、プラネタリウムも慌ただしくなり、
仕事も爆裂気味になります。
5月の第3週からは忙しくなりそう!

「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
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第70夜は「串カツ」。


この前焼き鳥を食べたんだけど、今宵は串ものを欲するワカコ。
そうだ、きょうは串カツにしよう、それも昔ながらのスタイルのお店で。
なによりも安い!もともと安い食べ物だもの。
ごちゃついたレトロ風な店内(褒め言葉)には、きょうも酸っぱいオトナのレモンジュース!こと、
レモンサワーがよく似合う!
まずはレンコンが出てきた。
この手のお店定番の「ソースの二度づけ禁止」に従って、くるんとまわしてなるべくたくさんつける。
こうやって書いてあると、一時は本格っぽいって思ったけど、いまとなっちゃ結局味だよね。
しゃくっと、はふっと、肉厚でほっくりなレンコン。
そしてなんとしっかりのコロモ、山芋使っているんじゃない(聞きかじりの言葉=笑)

さて、お待ちかねの「豚ガリ」、豚肉とショウガの組み合わせ。
これもソースにひたひたにして、カリッとパクッと。
脂っぽいお肉だから、薬味のショウガが合うの?
いやいや、そんな理屈じゃなくて、主役であるお肉とひと癖ある添え物ガリ。
あえてこの2つを合わせちゃいました、みたいな、この組み合わせがたまんないんだよ。
ガリあってこその、豚ガリの美味しさと考えると、引き立て役も主役のうち!
――おっ、なんか私、いまいいこと言ったよね(笑)
こういうことを実生活のいろんな局面で言えたらいいんだけどな・・。

大衆酒場の女王レモンサワー、揚げたお肉。
きょうも幸せオトナのスナック、黄金コンビだね~。


【シキモリ酒】

「串カツ」と言って、今回のワカコが食べたような、
関西風スタイルのものを最初に思い浮かばなかった式守であります。
とんかつの一種で、串に肉とネギが交互に刺さっていて、それを揚げてあるスタイル。
ロースカツやヒレカツよりも安価な「串カツ」を想像してしまいました。

関西出身の方なら「なに言うてまんの、串カツ言うたらあれじゃおまへんか?」
みたいになるのですが、こちらは残念ながら生粋の東日本出身者です。
カツって言っても、野菜でもなんでも揚げちゃう。
1本が安いから、何本も食べるみたいなもの。
コミックにもあったように、ソースの二度づけ禁止のアレですよね。
わかりやすくするために、最初に想像した大きなアイツは
「関西風じゃない」とただし書きを入れましょう。

まずは、ワカコが食した方じゃない「関西風じゃない方」の串カツから。
実はあんまり、式守はその串カツを食べた経験がありません。
っていうか、カツを食べたいときはしっかりと「とんかつ」を食べます。
なんか串カツって「次善の策」のような気がして・・。

飲みに行って、いろいろオーダーした後に、やっぱり揚げ物も食べたいよねってなり、
でもここで、ロースカツとかチキンカツを食べられる自信がない。
じゃあしょうがないから、次善の策として串カツを頼みましょうみたいなとき。
だからこういうときは、すでに「日和っ」ているのですよ。
(「日和(ひよ)る」は、「日和見主義」の動詞形、
主に学生運動の当時に、
自己批判したり修正主義に走った学生やセクトに対して使われた言葉)
このパターンの関西風じゃない串カツは、一口目が肉かネギかで、テンションが変わる(笑)
肉のつもりでネギをかじっちゃうと、ものすごく損した気分になる。

では、ワカコが食した「正統派」串カツ(なにが正統派なんでしょうか)。
私は正直、一軒でしか食したことはありません。
でもそのお店、おそらく式守の行動範囲だったら、だいたいお察しがつくでしょうね。
――そうです、北千住の駅前の名店、立ち飲みの「天七」さんです。

コの字のカウンター、詰め込むと40人くらい入るお店。
串ものは2本単位、アルコールは一通りそろっている。
ソースは二度づけ禁止、肘をカウンターにかけるのも禁止。
乱切りキャベツは食べ放題、タバコを捨てるのは灰皿ではなく床。
――これがレギュレーション。
ここでじっくり飲むのは野暮です。
乗り換えで、15分という時間があったら、駆け込んでサクッと飲んで食べるお店。
私は何度、こちらでアペリティフをかましたことでしょう。
(そのあとの待ち合わせで、何度、赤ら顔がばれたことでしょう=爆

串ものが2本単位だから、せいぜい2種類くらいしか食べられない。
キスはフワフワ、ソースじゃなくて塩をつけて食べたい。
若鳥(天七さんでの呼称は「ワカ」)は、串ではなく骨でカウントする。
おそろいのTシャツ姿の店員さん、ほぼメンバーの顔触れは固定。
フォーメーションがしっかりしていて、いつも同じ位置に店員さんがいる。
あと、お客さんのオーダーをよく覚えている。
ここのシステマチックな店員さんのポテンシャルを見るだけでも楽しいのです。
――なんの話でしたっけ・・。

通天閣界隈の串カツ屋さんは、テレビで見たことしかないけど、
東日本で言うと、浅草とか山谷とかの雰囲気かなあ。
明るいうちから飲めて、最初はおっかなびっくりだけど、
そのうちにその雰囲気がたまらなくなる常習性を帯びた街
一度行ってみたいなあと思いつつも、修学旅行の京都・奈良以外の関西地域に、
これまで行ったことがないという、出不精な式守ですので、
よほどのことがない限り、行くことはないと思われます。

ワカコが食した「豚ガリ」、ガリを揚げるというのも食べた経験はあまりありません。
立ち食いそばで「紅ショウガ天」なるトッピングがあって、それは2度ほど食しました。
ショウガの素晴らしいところは、揚げようが何しようが、存在感が消えないこと。
このことを私は「徳永英明」現象と呼んでいます。
徳永英明は、カバーソングの何を歌っても、自分の歌い方に染めてしまうから。
(基本的に誉めていないので、不快になった方にはゴメンナサイ=笑)
そばを食べたというより、紅ショウガを食べたことしか思い出せないのです。

とまあ、そもそも串カツの認識違いからスタートしたネタゆえ、
中身のふくらみに欠けまして、失礼しました・・(苦笑)

タグ:ワカコ酒
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4月13日、モヤモヤ「バインミー」 北千住 [飲む]

4月13日(月)、モヤモヤ「バインミー」 北千住

ここ数週、とてもモヤモヤしていたことがあったのです。
社会情勢に関してではなく、原発再稼働のことでもありません。
きわめてパーソナルなこと(笑)、でも女性問題でもないのは残念(涙)

式守のシャンツァイ好きは、これまでもずいぶん書いてきました。
(シャンツァイ、パクチー、コリアンダーとさまざまな表記があります、
式守は普段シャンツァイと言いますが、わかりやすいように今日の文中はパクチーに統一)
数年前まではまったくNGだったのが、あれよあれよという間に大好きの領域に。
このままいけば数年後には、主食になってしまいそう(爆)

私は「モヤモヤさまぁ~ず2」を毎週欠かさず録画して見ているのですが、
さまぁ~ずの2人のパクチー好きも磨きがかかっていて、
先日はついにベトナムロケを敢行、大パクチーまつりになっていました。
だって、なにを食べようにも「追いパクチー」だもの(笑)
そして、ベトナム料理の中で最近はやり出したサンドイッチの一種、
「バインミー」を、さぞ美味しそうに食べているのであります。
――私も食べてみたい・・。

式守、実はベトナム料理の経験がありません。
っていうか、アジアン料理を全体的にきちんと食べていないの。
海外旅行の経験もなく、ニューワールドの食文化もあまり造詣が深くない。
でも食べてみたい・・、どんなワールドなのか体感したい。

いろいろ調べたら、近隣にタイ料理のお店は結構ありました。
でも、辛さと酸っぱさが結構すごいみたい。
酸っぱさはともかく、辛いのは苦手な私・・。
「バインミー」は、エキュート大宮の中のカフェで出しているみたいですが、
ここはあくまでカフェ、本場のとはちょっと違うようです。

いろいろ調べたら、北千住にかなりディープなベトナム料理屋さんを発見。
もうこうなると居ても立ってもいられず、早速訪店してきました。
一人で行くのはかなり心細いのですが、
どなたかをお連れして「撃沈」するのを見せるのも申し訳ないので、意を決していきました。
(万が一、食べられなかったときのために、ビニール袋を持参したのはナイショの話)

この日は音を立てて雨が降っていた日の夜でした。
週明け月曜日だし、こんな日はきっとお店は静かだろうなと思って。
北千住の街並みは、おおよそ頭に入っています。
ガイドのサイトの口コミによると、あまりにわかりづらい場所にあると書かれていましたが、
駅の徒歩5分圏内、すぐにわかりました。
古民家というより、ほとんどただの民家のカオスな雰囲気(笑)
「HANOI HANOI」(ハノイ ハノイ)さんです。
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ベトナム雑貨と料理のお店、現地の人ではなく、日本人の女性が経営しています。
さすがにこの日はお客さんがいない。
1階はショップと厨房(と言ってもほぼ人んちの台所)、2階が客間。
客間といっても、4畳半の部屋と廊下をテラス風に。
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もはや、お店というよりも下宿先の風情(笑)

お品書きを持ってきたシェフ兼経営者の女性に言いました。
パクチーは大好きなんだけど、ベトナム料理は食わず嫌いです。
いろいろ試したいと思うのでよろしくお願いします。
――最近はこういうことをすぐに言えるようになりました。
知ったかぶりをするのは、実は不利益にしかならないということが分かったので。
すると、お店の方がメニューをいろいろ説明してくれました。

最初に用意されたもの。
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なんだかよくわからない調味料、これにチリソースもある。
そしてパクチーは別盛です、嬉しい!
まずはビール、333と書いて「バーバーバー」と読むんですって。
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ベトナムでは有名なビールみたいです、オリオンみたいな感じ。

やっぱり最初はバインミー。
いろいろ種類はあれど、この日のおススメにしてみました。
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ふわふわバゲッドに、ペーストを塗り、いろんなものをサンドする。
この日は、オムレツとか牛肉とか。
それとキュウリやなます、当然パクチーも。
お初です、そしてこれはうまい!
別盛のパクチーをなお挟むと、より美味しい!
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次はフォー、米粉の麺が入ったベトナム風のヌードルですね。
オーソドックスに、鶏肉のフォー。
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こちらには、もはや感動的なほどのパクチーがてんこ盛り!
これがデフォルトですもの。
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添えられてきた、もやしやトマトやレタスは、つけあわせのサラダかしら?
そしたら「一緒にフォーに入れてください」とのこと。
そして味つけも、レモンやチリソースなどでご自由にとのこと。
カスタマイズをするお国柄だということがよくわかりました。
でも、もともと薄味が好きな私、これくらいシンプルな方が美味しい。
途中で入れた現地のペッパーが、すごく塩辛く感じましたもの。

せっかくだから、生春巻きもオーダー
1本単位で注文できます。
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つけるタレが、味噌味でナッツが入っている甘めのもの。
これも美味しい!パクチー満載です。

もう一杯、ビール。
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ビアハノイ、少し甘めのもの、日本じゃこういうビールはあまりないかな。
お店の人も、普段は1階にいて、用事があったら鈴を鳴らしてくださいと言う。
つまりある程度放置してくれる、この空気感も好き。
そしてまさに下宿屋さんの2階の雰囲気で、本棚にはいろいろな主旨の本がある。
ベトナムのこと、写真のこと、演劇のこと、原発と原子力のこと。
学生時代に転がり込んでいた、市民運動の「アジト」と似ていて、なんだか落ち着くなあ。

食べかけで申し訳ありませんが、食中の絵。
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これが最終的にこうなりました。
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満足感、伝わりましたか?

お会計をしながら、お店の方に感想を伝える。
初ベトナム料理は、とっても満足しました、お野菜を美味しく食べるお国なんですね。
すると「まさにおっしゃる通りで、この国はお野菜を食べるために肉を食べるのです」とのこと。
パクチーの話、辛さの話、すごく不安だったんですという話をしながら、
必ずや再訪店したい旨、ディスカッションしてきました。
「わざわざ雨の中、お越し下さりありがとうございます」とお見送りされました。

ただし、この日の注文唯一の難点。
「お腹いっぱいだよ!」
お店の人も言ってましたよ、全部お召し上がりになれました?――と(苦笑)
バインミーもフォーも主食ゆえ、シェアする量だとのこと。
おかげで、このあと行った「大はし」さんでは、豆腐だけと刺身で終わっちゃった。
(このあとに行くのもアッパレですが・・)

久しぶりなんですよ、食べたいなあって思ってすぐに行動に移すのは。
カラダが求めているのを摂取するので、美味しくないはずはないんだけど、
でも美味しかったなあ。
そして、私のパクチー好きがより加速しそうであります。

いいお店を発見しました、すこし通ってみて、もっといろいろなフードに巡り合いたいです。
ただし、どなたかをお誘いするには、なかなかハードルの高い店構え(笑)
4畳半の畳敷き民家に、ちゃぶ台だもの。
横になったら、昼寝しちゃいそう(爆)


タグ:北千住
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