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人は死してなにを残すのか? [考える]

きょう2月28日は、朝から埼玉県内某所の小学校で、
星にまつわる授業をしに行っています。
日本酒造りがないのは良かったけど、授業も朝早いんだよね。
そしてあしたはプラネタリウムの投影会。
だれだ~二日連続で企画を入れたのは~(笑)
授業の特性上、写真のご披露はまず難しいと思いますが、
後日、ご報告しますね。
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人は死してなにを残すのか?

直接存じ上げていないけど、近しい方のご家族が亡くなり、
今週は2軒の仏事に関わった。
お一方は、飲み仲間さんのご母堂さま、もうお一方は、ご近所のご主人。
ともに長く患い、70代でのご逝去だった。

「冠婚葬祭」という言葉があるけれど、こと「葬祭」部門が圧倒的に多い。
施主のようなものもやったこともあるし、そのもとで動く実働部隊としての立場もある。
そして、受付やら手配やらという立場も数多く経験している。
いろいろな人の「葬儀」の現場に立ち会うにつれて、ハッキリと言えることがある。

どんなときでも、身内は故人のことを「もっと生きてほしかった」と願うものだ、と。

大往生と言えるような年齢の人であっても、等しくそうである。
わかっていても、お別れの時になれば声をあげて涙を流し、
喪主からのあいさつと言えば、感極まって言葉にならないことも多い。
血を分けたなどという陳腐な表現は好きではないが、
やはり身内は、身近な人の死を受け入れるのが困難なものなのだと思う。

では、その想いがいつまでも持続しているのかというと、あながちそうでもない。
身近な人の死が非日常から「日常」になる日が必ずやってくる。
そのために時間が過ぎるのであって、そしてそのためにさまざまな行事(仏教なら仏事)がある。
寂しいことではない、そうすることによって人間がまた成長するのである。

ある番組を見ていて、十数年近く前に亡くなった母のことを語る若い主婦がいた。
高校生の時に亡くなった母、その母とときどき寄っていたお店で、
いま、家庭を持ってそのご主人と一緒に食事をしているという。
「お母さんの思い出のお店に来られて、辛くないですか?」というインタビュアー。
屈託のない笑顔で「いいえ!」とその若い主婦。
「亡くなってこんなに時間が経つと、どんな声だったとか、どんな顔だったとか、
ふと忘れちゃうんですよ、だからこうして思い出せるのは幸せなことなのかなあって――」

このことを聞いて、寂しいなあとは思わなかった。
むしろ、この境地に達するまでに、この人はどれだけの涙を流してきたのかなって思った。
そして、その流した涙を乾かすのに十分な時間が経つと、こうも屈託なくふり返られるんだ

だれかが亡くなること、それを思い出すこと、寂しいし辛いと思うこと――。
それはまだ、時が過ぎていないんだな。
時が過ぎたら、きっと思い出すことが嬉しく感じる境地に達する。
それまでに何年かかるかわからないけどね。

このブログで何度となく書いた言葉なんだけど、
何年間、生きたかによって、その人の価値が左右されるものではない。
老衰で100歳で亡くなった人も、事故で年端もいかないまま亡くなる人も、
不条理なことで若くして亡くなった人も、
ようやく仕事を終えてこれからが第2の人生と思う頃に亡くなる人も・・。
優劣がついたりするはずもない。
長く生きても、もっと長生きしてほしいと願うのが身内だもの。

だから、私は亡くなった人の「享年」は、あまり重要な情報ではないと思う。
若くしてとか、まだこれからという定冠詞も、乱暴な表現だとも思う。
どういう人生だったのか、残された人が今後どう考えるのかが大事であり、
そのことを周囲でじっくり耳を傾けることができる人が、素敵だなあと思う。
遺族は往々にして多弁、だからそれを聞くことによって遺族の哀しみを和らげられたらいいな。

20年前に父を亡くして、周りの多くの人が手助けをしてくれた。
今度は私が、その手助けの一端を担う役割なんだろうなと思う。
こうして、いつの時代もバトンリレーをしていくんだよね。

仏事で列席している人から「70代はまだ若いよな」というささやきがした。
皮肉ではないが、オレはもっと生きるぜというヘンな意気込みにすら聞こえた。
だったら「どんな七十数年だったのですか?」と、遺族に声をかけて話を聞ける人間になりたい。
おそらく、嗚咽し慟哭し号泣するのは一瞬だけど、そのあとの空虚が漂った時に、
本当にさびしく辛い時間が訪れるのだと思う。
そこで話を聞くことができる人こそ、真の「お悔み」ができる人なんだと考える。
私がこれから、こういう人間になれるかどうかはわからないけど・・。

トラは死して皮を残すが、人は死して名を残す――。
こんな言葉があるけど、名前なんて残さなくてもいいんだよね。
そのあとを生きる人に、なにかのきっかけを必ず残してくれるんだから。
そう思って、今週の仏事に臨みました。

厳粛な気持ちになれました。


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「ゴゴモンズ」という番組 [見る]

「ゴゴモンズ」という番組

2月26日、この日をガックリしながら迎えた世の男性陣がいたのですよ。

FM放送の「NACK5」(ナックファイブ=79.5メガヘルツ)という放送局があります。
本社は埼玉県さいたま市、主に首都圏エリアで聴かれている放送局です。
ですから、首都圏以外の読者さまは、あまりご存じないかもしれませんが、
逆に首都圏では、超有名なラジオ局です。
FMなのにAMっぽく、その軽快な番組が受けて、首都圏エリアの聴取率は№1とのこと。
サッカーやプロ野球の生中継をしたり、パーソナリティの軽妙なトークだったり。
FMの音楽バラエティとは違うプログラムだったりします。

その月曜日から木曜日の午後の帯番組は、2011年からはじまった「ゴゴモンズ」というもの。
さいたま市在住の三遊亭鬼丸と、タレントの横田かおりのトークバラエティ。
20150226ゴゴモンズ1.jpg
鬼丸師匠が読むメッセージに、横田かおりが「ありがと」って添えるのが、
世の男性、特に日中営業で車を運転している人たちに、癒やしを与えるとして、
たいへんな支持を集めている番組であります。

長くNACK5のレポーターをしていた横田かおりは、局としては有名なのですが、
帯番組のレギュラーは初めて。
でも、その天然っぷりと竹を割ったようなしゃべりが受けて、知る人ぞ知る有名人になっていました。
20150226ゴゴモンズ2.png
私は日中に車に乗ることが少ないので、、本当にときどき聞くレベルですが、
噂によると番組を聞きたくて、午後の営業に飛び出していく営業マンもいるとか(笑)

そのかおりさん、一昨年に結婚を発表し世の男性をガッカリさせましたが、
昨年に妊娠を発表。
今年5月に出産を予定するとのことにより、2月26日の放送で「卒業」となったのです。

最後の1週間は局をあげて「横田かおりラストウィーク」(笑)。
最終日のこの日は、大宮アルシェのサテライトスタジオで公開生放送。
妊娠8カ月のコロコロしたお腹で、かおりさん、懸命に放送したようです。
(式守は仕事でまったく聞けず)

多くの人が、かおりさんの卒業を悲しんでいるようで、ツイッターなどにはすごい反響。
知り合いの職場でも、それがメインの話題になっているよう。
なんだか、大江麻理子さんがモヤさまを卒業した時みたい。

そういえば自分も昔、ご多聞に漏れないラジオっ子だったので、
日ごろ聞いていた深夜放送のパーソナリティが変わるというのを、
一喜一憂していたころがあったなあって思い出しました。
あの人のいない夜は送れないよう!とか思ったりもしましたもの。
一昨年のあまちゃんも「あまロス」現象だと言われましたよね。

なんだか後任も発表されたみたいなんだけど、とにかくあまり聴いたことないのでよくわからん。
でも、NACK5の本社スタジオは、プラネタリウムの入っているJACK大宮の上層階なので、
1階のロビーには、NACK5のポスターがペタペタ張ってあったり、
関係者がウロウロしていたり、技術スタッフが出入りしていたりしているのです。
そしてたまに、パーソナリティだかゲストだかの出待ちをしている人も。
私たちがよく出入りしている夕方というのは、ゴゴモンズの放送終了と重なるので、
もしかしたら出演者とすれ違っていたのかも。
そんな感じで「まったく知らない世界ではない」という雰囲気だったのであります。

春は旅立ちの季節、私のまわりでもそういう人が多くおります。
別れの分だけ出会いがあるなんて、そんな歌の詞みたいなことをいうわけではありませんが、
今生の別れなわけでもないのですからね。
かおりさんも、出産を控えて今後子育てに集中したいと、
しばらくのあいだ、芸能生活を休止するそうですが、またいつか戻ってきたいと言っています。
今回は出産ということなので、期末期首での交代ではないのが、
一足早い旅立ちになって、注目されたようです。
朝日新聞埼玉版にも囲み記事が出たくらいですから(笑)


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2月19日から25日までの、特筆すべきことがなく慌ただしい日々 [やる]

2月19日から25日までの、特筆すべきことがなく慌ただしい日々

本当になんてことない日ばかりですみません。
仕事とプラネタリウムと、体調を悪化させていた1週間です。

2月19日と20日は仕事2セットの日。
19日の2セット目を前に、明らかに発熱なので、フラフラしての仕事。
仕事をして仮眠して、仕事をしてひたすら寝て・・というのを2日間繰り返していた。
ドラマ版ワカコ酒を見る力が沸かなかった(週末に見ました)

21日は既報の通り、笠間で酒造りをする3回目に当たっていましたが、
体調不良を理由にキャンセル
その分、仕事をこなして、ちょっと仮眠もとれました。
そして夜には、大宮でプラネタリウムのリハーサル。
音楽班以外のメンバーが揃うも、タイミングに難がある。
私のコンソールのスキルもいまだ上がってこない。
「式守さん、指示書を読みすぎ!」とキャストから厳しい指摘。
前任のコンソールの人の指示書を台本にしてあるんだけど、
タイミングがずれるんだって。
ふーっと、疲労の色が濃く、とっても不安を抱えた日でもありました。

22日、仕事をしていたら午後から体調が急激に悪化。
仕事は定時まで、そのあとにプラネタリウム関連の文章を、フラフラしながら書く。
書き終えたところで残存体力が無くなり、ひたすら寝ました。

23日、この日も夕刻まで仕事。
仕事中に、お知り合いのご家族の仏事に顔を出す。

仕事を1時間はやくあがり、お医者さんに
処方してもらっていたクスリが切れそう、もう少し処方してもらおう。
するとお医者さん、触診などをしたのち「薬がヘンな効き方をしている」とのこと。
どこも悪いところはなく、薬を飲むと急激眠くなり、数時間寝ると体調が戻る。
これは、単なるストレスか疲労の蓄積で、薬を飲むことにより眠気を催し、
寝ると疲労も回復するから治ったようになるらしい。
「きょうから薬を飲まず、少し様子を見ましょう」との見解なのであります。
へえ、そんなことあるのかしらと思いながら、再診料380円を支払い、
そのまま大宮へ。
この日もプラネタリウムのリハを設定したんだけど、集まれる人が少なく、
もっぱら作業と機材の準備に費やしました。
さすがにクタクタなので、まっすぐ直帰。
睡眠時間にあてがいます。

24日、今度は近所の方の葬儀に参列。
前日の夜の通夜に出ればよかったんだけど、リハがあったからと、
朝9時からの告別式に。
出棺まで立ち会うので、ご遺体との別れや施主の挨拶などを聞く。
すごく親しい方ではないのですが、やっぱりご家族の慟哭にちかい嗚咽を聞くと、
やっぱり気分は沈みます

そのあと仕事をこなして定刻まで、そのあとにプラネタリウムの最終リハ。
この日以降、リハの設定がないので実質「ゲネプロ」なのですが、
音響とキャストが不参加という事態なので、結局通しリハのみになりました。
3ヶ月で10回近いリハを設定しましたが、最終的に1回も全員が揃いません。
スゴイですよ、だから本番だけが「全員参加」というドタバタ感。
でもこの日、音楽班のスキル、私のコンソールのスキルは絶好調。
ここにきて、まとめあげてきた感があります。
私もやっと、お客さんに見てもらえる星空を映しだせるようになりました。
カラダはボロボロですが、すごく嬉しい。
だからでしょうか、「オールドパル三銃士」さんに寄って、少し飲んじゃいました。
(心から欲するアルコールは、呑んでも酩酊しないし、自制心が働くのでシャキッとしています)

25日、仕事で朝から来客が複数あり、バタバタしておりました。
定時で仕事を終え、実家に戻る。
2ヶ月に一度来る、指圧の治療院を開業している親戚が来る日。
私も20分ほど施術をしてもらいました。
うつらうつらしている時間がステキなんですけど、それを妨害に来る甥っ子2号
1号と一緒に「す巻き」にしておきました(写真を撮る余裕なし)

そんなこんなで、この文章は昨25日の深夜に書いています。
もう寝ます。


※あまりにどうしようもない日々につき追記。

あ、カメラを見たらこんな写真が残っていた。
大宮の老舗食堂「多万里」さんで食べた、半ラーメン半チャーハンセットだ。
IMG_2669.JPG
いつ食べたのか、ちっとも思い出せません(笑)
懐かしい感じのお店なので、重宝しています。

もう1枚はこれ。
IMG_2639.JPG
大宮駅でただのカップルを盗撮したのではありません。
これ、実は3月の特別投影のための、写真撮影のロケを敢行した様子。
ちなみにこの二人は、試し撮りされた、うちのメンバーの代表の男性と会計の女子ですが、
撮影されたのはなぜか、私・式守と女子の「不倫カップル」という設定なんですって(爆)
だから私、肩に手をまわしていちゃいちゃしたり、一緒に星を見たりしている。
通りがかりの人が訝しげに歩いていきました、なにをやっているんでしょう・・。
この写真が使われるとしたら、3月14日の「震災特別投影」ですかね

とまあ、濃ゆそうで、根底に体調不良が漂う1週間でした(爆)





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3月1日は盛りだくさん! [やる]

3月1日は盛りだくさん!

もう何度ともなく告知をさせて頂いていますが、
3月1日は私の制作統括で行うプラネタリウムの投影会があります。
しつこいようですが、最後の告知をさせてください。

このミッションが始まったのは、昨年の10月ごろ。
2015年の冬の投影は3月1日と決まって、内容も決まり、脚本演出も担当が決まった。
本来制作統括をやると思われていた人が、
この回は私ではなく式守さんがやってみませんか?とフラれ、
いいっすよと安請け合いをしたのが発端。

いろいろな人を巻き込み、前倒しで作業を行いましょうと言いつつ、
みんなが多忙すぎて、同じ日に会うことができずに、
リハーサルの日程がどんどん押してきたり、
中心スタッフと目されていた人のご家庭の事情により、途中で交代などもあって、
まあさまざまな紆余曲折を経ました。

ラストに設定された、2月21日・23日・24日のリハも、
結果的に全員が集まれる日がなく、
結局最後まで、全員が揃っての通しリハはできませんでした。
私も制作統括として、いろいろな人の調整をしながら、
自分は自分で「コンソール操作」という、
星の投影全般の技術者として関わることになったので、そのスキルアップも併走中。
おおいに不安の残る状態ではあります。

でも、私たちアマチュアの精一杯のパフォーマンスをお見せできると思います。
音大の大学院に通うピアニストの演奏や歌、物語でつづる1時間の投影を通して、
冬から春の星も一緒にご紹介します。
入場は無料です、どうぞお越しください。


生演奏と物語で楽しむ星空
友と星と音楽と
20150211友星音楽.jpg


――音大生の由加と文学部に通う奈々、高校では一緒に天文部でした。
 今日は卒業以来1年ぶりの再会。由加の部屋で、2人だけの再会祝賀パーティーです。
部屋にはピアノがありました。


2015年3月1日(日)
18:00~19:00(17:45開場)
さいたま市宇宙劇場プラネタリウム(JR大宮駅西口JACK大宮3階)

※16:40から入場整理券を配布します。
※18時の開演後は、いかなる場合も途中入場できません。

本来は受付で皆さまのお越しをお迎えしたいところですが、
今回式守は、ホール内最上部の操作卓で、コンソールに従事しております。
私の顔を見たい(笑)という方は、入場後、コンソールをのぞきに来てください。
詳しくはさいたまプラネタリウムクリエイトのHPをごらんください。
HPはこちら
オフィシャルブログはこちら


ちなみに、同日、私たちの投影会前には、私のステキな飲み仲間さんの所属する、
アマチュア吹奏楽団の定期演奏会もあります。
ハシゴで文化的な日曜日を過ごすこともできますよ。


杉の子吹奏楽団創立25周年記念コンサート。
第20回定期演奏会。
20150211杉の子.jpg
2015年3月1日(日)
14:30~(13:45開場)です。
春日部市文化会館大ホール(東武線春日部駅東口徒歩7分)


そして、これはまだ本人に直接確認したわけではないのですが、
1月13日でクローズした春日部のバー「イエローノート」さんが、
装いも新たにこの日3月1日、名前も場所も変わって、グランドオープンを迎えるようです。
なにせ、ここのところの多忙につき、確認ができていないのですが、
巷には、そのような情報が飛び交っているよう。
今度のお店はハコが小さいので、あまり一気に訪店されても、
入りきれないことが予想されるので、
ご興味がある方は、ぜひ時間差での訪店をおススメします。
――なんて、そんなことを言っていたら、初日は牽制しあっちゃって、
だれも来なかったなんてことも(笑)

オーナーさんからも正式なご連絡を頂いていないゆえ、
これはあくまでオフィシャル情報ではないことをつけ加えておきます。


さあ、3月1日は盛りだくさんですよ!
東京マラソンが先週でよかった(笑)

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2月18日、地元飲みは久々です! 春日部 [飲む]

昨日23日もプラネタリウムのリハーサルをやっているわけですけど、
きょう24日もリハ、それもラスト!
そんな中、朝から近所の方の告別式にも参列、もうなんだかクタクタです(笑)

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2月18日(水)、地元飲みは久々です! 春日部

この日、フジテレビで「おじゃマップ」という番組で、
SMAPの草なぎくんと、ザキヤマの故郷である、
地元春日部を特集した2時間の特番があるとのことで、
春日部は浮足立ってた日(笑)
結局、番組自体を録画して後で見たんだけど、
あんまり知っているところは出なかった。
春日部なんぞが取り上げられるのは、アド街ック天国以来かもしれません。

それよりも、今年に入ってまったく地元飲みができていない。
体調が思わしくない日が多かったというのもあるし、
なんだか多忙だったというのもあるかもしれない。
イエローノートさんというバーが長期休業に入っているのもある。
イエローさんクローズ以降、春日部で飲んだのは1回だけという体たらく。

というわけで、久々の和食の「むら田」さんに行ってきました。

店内のテレビも「おじゃマップ」、お客さんたちがチラ見をしながら、
ああここ!と騒いでいる、みんな地元LOVEなのね(笑)
女将さんにご無沙汰の無礼を詫び、今年もよろしくお願いしますとあいさつ。
さあ、しずしずと頂きましょう。

ビールのアテに最初は珍しく、寒ブリの刺身
IMG_2627.JPG
ブリはなかなか頼みません、味がわかりやすいというのもある。

ハマグリの酒蒸し。
IMG_2628.JPG
このあたりから、ぬる燗を嗜む。
酒蒸しは、上品な味つけであります。

この日のメインは、まだ時期でしょう、お鍋です。
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小鍋で1人前からやって下さるので、ゆったり贅沢です。
さあ、中身はなんでしょう?
IMG_2633.JPG
タラチリですよ!
カキ鍋とかも魅かれたけど、そういえば前の日、北千住の大はしさんで、
白子鍋を食べちゃったからね。
タラチリなのに、白子も入っている(写真奥)
しかし鱈が多くて嬉しいですね。

最後に味の変化、もう登場ですか、タケノコの土佐煮。
IMG_2634.JPG
さすがにまだ国産じゃないですよね?と大将に聞くと、
やっぱりまだ中国産だという。
もうすぐ九州のが出始めるから、長く楽しめそう。

横のテーブル席の常連さんがいつも頼んでいる「トマトハイ」がやたら美味しそうなので発注。
痛恨の写真漏れですが、要は焼酎のトマトジュース割り。
ブラッディマリーのベースが、ウォッカから甲類焼酎になっただけのことです。
飲むとずいぶんアルコールが濃い(笑)
いったい焼酎をどのくらい入れたのかしら・・。

ラストオーダーの声がかかりました、今宵も美味しく頂きました。
大将も若も女将も、みんなでお見送り。
遅くなりましたけど、今年も寄らせてもらいます。

そのまま帰宅し、うたた寝していたら、夜半から体調が悪化しはじめた日でありました(爆)

タグ:春日部
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ドラマ・ワカコ酒、「第7夜『だし巻きたまご』」 [ワカコ酒]

体調が一進一退の中、きょうをはさんでの前後の日々は、
プラネタリウムの最終リハとそれにまつわる諸作業。
仕事でも外用がいろいろあって、ちょこっとハード。
仏事もあったりしています。
で、いま、23日の未明なんですが、昨日夜からまた発熱。
もうこのまま、体調が完治しないまま2月が終わりそう(涙)
多忙な最終週、記事がタイトロープになっているので、
遅延情報が出る恐れがあったり、各位のご訪問が滞ります。
ご容赦くださいませ。
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ドラマ・ワカコ酒、「第7夜『だし巻きたまご』」

新久千映さんの作品「ワカコ酒3巻」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。

20140820ワカコ酒3.jpg

ですが、既報通りBSジャパンで実写版「ワカコ酒」が始まりました。
(毎週木曜日23時30分~、武田梨奈・主演)
コミックスネタから少しの間、離れて、ドラマ版ワカコ酒の紹介としましょう!

「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
20130701ワカコ酒2.jpg

ドラマ版第7夜は「だし巻きたまご」。

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原作は、コミックスでは第1巻第3話「だし巻きたまご」。
弊ブログでは、2013年7月11日の記事を参照。
(以下ネタバレになることを予告しておきます)

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【特報】
この回の監督をされた岩渕崇さんが、弊ブログの元記事をリツイートしてくださいました!
そのツイッターはここを参照
なんだか嬉しいです!ありがとうございます!
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冒頭こんな絵が挟まる。
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そうだよね~だし巻きたまごLOVEだよね~。

すごい勢いで作業をこなすワカコ。
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きょうは早上がりでいいよという、上司の提案にやった!
「ワカコ、デートかな」「そんなことないっしょ」という周囲の意見をよそに、
さあ、明るいうちから街に出撃!

このアングルを見て、すぐにああ、あそこだ!とわかる方は、下町通!
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そうです、「夕焼けだんだん」から始まる「谷中銀座商店街」の、逆側から入ってきたところ
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この酒屋さん、琥珀ヱビスを店頭で売っているんだよね、素通りできないもの(笑)
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その隣が、これまた有名店のお肉のサトーさん、このエリアはデンジャーゾーン(笑)
ワカコはここで、メンチカツ(@200円)を購入、散策のアテであります。

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台湾のデザート「愛玉子」と書いてオーギョーチと読む。
私も以前、街歩きで寄りましたよ。
ここでビールを飲んだ記憶が(どうしてなんでしょ)・・。

日も傾き、夜の帳が降りた頃、ワカコは1軒のお店にたどり着きました。
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カウンターとテーブル、奥に小あがりもあるみたい。
地元密着系の、極めて市井のお店であります。
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なににしようかな?

あっ!だし巻きたまごがある!
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じゃあそれを、あとは一ノ蔵をぬる燗で。
お通しは枝豆、つやつや!
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こういうお店でカウンターに座ると、調理の様子が見られて至福。
その光景だけで、お酒が飲めますよね。
まして、だし巻きたまごはその最たるもの、イッツ・ア・ショータイム!であります。

まずは卵を割る。
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丁寧にかきまわして、お出汁を入れて、味の調整。
さあ、玉子焼き鍋に油を敷いて、クッキングペーパーにも油を染み込ませて、準備万端。
まずは第1の層の作成にあたります。
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菜箸で、気泡をつぶして端に寄せる。
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第2層に着手、さっきの第1層の下に潜り込ませるの。
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これまた丁寧に、クッキングペーパーで油を再度、第3層の取りかかりです。
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最後にすだれに巻いて、成型。
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大根おろしを添えて「ハイ、お待たせしました!」
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バカー!絶対に食べたくなっちゃう食テロであります。

そしてここから、優雅な「トリップ」の世界へ(笑)
ワカコがまず一口。
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すると、周囲がなんだか不思議な空気に。
奥の小あがり、なぜかダンス。
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テーブルのおっちゃんと子どもさん、ここもリズムを取り始める。
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カウンターのライオンズ帽をかぶったおっちゃん、お銚子を持って右に左に。
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カウンター内の大将と女将さん、菜箸とお玉で指揮者に変身。
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そこに流れるのが、ヴィヴァルディの四季から第1楽章の「春」、拡張高い弦の奏でであります。

ヴィヴァルディの代表曲、そして最も有名な部分であります。
春の日差しを浴びて、蝶々が花に群がる様子を描いたもの。
春の天気は変わりやすいのを表現するために、途中で転調して、マイナーになるのもステキ。
この曲は室内楽では定番です。
以前、東京ヴィヴァルディ合奏団の定演にお招きいただいたこともあります。

でも、みんな大好き「だし巻きたまご」のワールドは、
音楽における「休符」なんだよねって言う原作に、ヴィヴァルディを持って来た時点で、
この勝負はワカコの勝ち!
「春」の主題は、絶妙の16分休符がアクセントなのであります。
休符でこと有名なのは、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の冒頭。
「じゃじゃじゃ、じゃ~ん」ではなく「・じゃじゃじゃ、じゃ~ん」なんですよ。
あの「ズ」が休符なんですけど、だし巻きたまごで運命じゃ、
心中しようっていうんじゃないんだから(爆)
だから、ヴィヴァルディでいいんですよ!

帰りの道すがら、さっきカウンターにいたライオンズ帽のおっちゃん。
そのヴィヴァルディの春を「ブルース調」にアレンジして歌ってた。
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ワカコ、至福の時間、そしてもの悲しいブルースもまたいいのね。
ぺこりとワカコ、ペコリとおっちゃん。
すると、今度は即興でだし巻きたまごの歌を歌い始めた。
底抜けに陽気で明るい歌によって、ああ、みんなの細胞レベルにまで、
だし巻きたまごが好きだってことが浸透しているんだな。

だし巻きたまごという、だれからも愛されるフードを、
下町の場末感すら漂うお店で、
そしてクラシックとブルースで仕上げたのは、ドラマの妙でしょう。
原作につかず離れず、でも格調高い構成になりました。

夜にだし巻きたまごを作る過程を見せられてしまうと、
そのあとの精神を保つのがタイヘン!
深夜のコンビニに、生卵を買いに走る人が多かったと思いますよ(笑)



タグ:ワカコ酒
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2月17日、2つ食べてわかる真実 北千住~武里 [飲む]

2月17日(火)、2つ食べてわかる真実 北千住~武里

雨が雪に変わるかもというこの日、北千住を散策してきました。
同行者は仕事を午後休にしたとのこと。
じゃあ、早い時間からにしましょう。
ということで、17時に待ち合わせは恒例の「成城石井の中」
成城石井さんはコンビニのLの傘下になったので、私の中では少しがっかり(笑)ですが、
それでもワンダーランドであることには変わりません。

先についた同行者から驚愕のメールが届いたのは、向かっている電車の中。
「成城石井どころか、駅ビルのルミネ自体が全館休業!
着くと、本当に全館シャッターが閉まっています、テナントも同様。
引きがいいねえ(笑)、ということで、マルイに逃げてきました。
これでマルイも休業だったら、北千住の街自体がクローズだったかもしれません(笑)

今宵の狙いは、開店直後の「大はし」さんに行くこと。
同行者からのリクエストであります。
私、大はしさんにはここ12年くらい通っていますが、開店直後に行ったことはなし。
いつも21時過ぎの訪店です。
たまに20時ごろに行くと、オヤジさんから「早いね」と言われるくらい。
だからどんな感じかよくわからないまま、向かいます。

すると、すごいですよ、5人くらい座れずに待っている(爆)
開店してまだ数十分なのに・・ってことはみんな並んでいたのね。
でもこちらは回転が速いから、少し待てば入れるでしょう。
ということで、大はしさんの周囲を10分くらい散策。
良さげなイタリアンなんかもあって、ふーん、いいなあ。
戻ると、待つ人の列が解消しているので、大はしさんへ。
カウンターではなく、テーブルの席に通されました。

こちらは写真NG。
肉豆腐と豆腐だけ、カキ酢と白子鍋、〆さばとカニコロッケを発注し、
ビールと日本酒と焼酎とウィスキーを飲みました。
このちゃんぽん具合が、ステキなんですけど(笑)
こちらで長年来ているけど、頼んだことのないアイテムに「チーズ」があります。
クラッカーを添えて、ギザギザのチーズが4片、みんな美味しそうに食べているのは見ているけど、
いざ自分はというと、チーズ不得手ゆえ頼んだことなし。
少しだけかじって、あとは全部同行者にあげちゃうことにして、発注しました。
やっぱりチーズの不得手な部分が前面に出てきちゃうものだったので、
ほとんど同行者のお腹の中(笑)
添えられているクラッカーが美味しかった、そっちは全部食べちゃいました(子どもだよ!)

19時過ぎ、目の前のバードコートさんに空席があったので寄るも、
すべて予約で埋まっているとのこと、人気店ですよね。
ということで、これまた近くのビストロ「2538(にこみや)」さんへ。
まずはこちらの名物、樽生スパークリングワインを頂きましょう。
お通しのパンは食べホとのこと。
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この日のレコメンド、なににしようかな。
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カスレをいただきます、量目が多いのよ。
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白インゲン豆とベーコンとソーセージ、ジャガイモも入っています。
さっそく切り分ける同行者、子どもに食べさせるみたい(笑)
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タコのマリネ、グレープフルーツも乗っている。
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泡まつり、私は白を2杯、同行者は白と赤。
スティルワインやら、ハイボールやらをここから発注、2軒目なのに飲む飲む(爆)
同行者の希望で、クレームブリュレ、そこにスプーン入刀。
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ほら!トロトロでしょ!
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めでたく完食であります。
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ふと店内が暗転、おや、何の演出かしら?と思ったら、お隣の女性連れ。
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お誕生日!おめでとうございます!
へえ、こういうことやってくれるんだ。
ここで私はリンゴのブランデー「カルヴァドス」を、そして奥には?
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この日2食目のクレームブリュレ(笑)、同行者のタガが緩んでしまいました。
でも、2食目はさっきと違う。
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さっきはシュガーパウダーかかっていなかったよねさてはさっき忘れたな(ニヤリ)
2食食べて、やっとわかる真実もあります。
ごちそうさまでした。

じゃあ〆に、もう1軒行きましょう――と武里のブラッディマリーさん。
ここでモルトを頂きますと、すでに日が変わっていました(爆)
ということで、おおむね8時間飲み続けたこの日の飲みでした。
これが平日だもの、世間をなめていますね(爆)






タグ:北千住 武里
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ご自愛の日になりました [間接的に考える]

ご自愛の日になりました

本当はきょう21日、日本酒造りの3回目で朝から笠間に行く予定にしていました。
ですが、「雨水」の19日、朝から体調がイマイチになりました。
その19日は仕事2セットで遅番だったのですが、
後半の2セット目は明らかに発熱。
そして、お腹の具合もこれまたイマイチになってしまい、フラフラしながらの勤務。

お医者さんから処方してもらってある薬を飲んで、養生につとめまして、
19日の夜は8時間くらい寝ました。
翌20日は、そこそこ回復してきているみたい。
でも、その20日も仕事2セットで遅番なので、
念のために今日の笠間行きはキャンセルしました。

今年に入り、ウィルス性腸炎になって、そのあと咳が止まらずに、
ここ数日やっと治ったと思ったらの、こんな体でして、少し滅入っております。
親しい人からは「完治していないんじゃないの」とか「節制しないと」など言われていますが、
節制できるような人間性だったら、とっくにまともな人生を歩んでいるはず(爆)
ということで、きょうは少しご自愛の日であります。

ですが、夜には大宮へ。
3月1日のプラネタリウムの投影会に向けた、最終リハーサルが、
きょうから4日間で3回、設定されています。
20150211友星音楽.jpg
制作統括にして、コンソール操作の私は、這ってでも行かないと、メンバーに迷惑をかけてしまう。
そんなこともあって、きょうの日本酒造りをキャンセルしたのもあります。

ということで、きょうの記事はこんな体裁で失礼します。

ですが、今週は結構出撃していたんですよ。
17日は北千住からの8時間耐久飲み、18日は久々の地元飲み。
その模様はあす以降にご披露します。
「そんな事やっているから、体調壊しちゃったんじゃないの?」
へ?そんなこと言わないでください・・。
だって、本当にその通りなんですもの(涙)


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句集を出版する母 [やる]

句集を出版する母

十数年前から俳句を始めたうちの母(69)
のめりこんだら思いっきりハマる私の家系らしく、俳句にどっぷり浸かっています。
10年前に結社の新人賞を取ってから、次は天皇賞か沢村賞を狙いなよ!
という私のくだらない助言をもろともせずに、
その後、自分で結社を主宰できる「同人」になって、昨年は大きな賞を取るなど、
けっこうめざましい活躍っぷり。

俳句は5・7・5の十七文字で表し、その中に季語を含めないといけないから、
極端に言葉を洗練しないとならないの。
その辺の感覚がつかめれば、あとは楽しくなるようであります。

数年前からは、月刊誌にいろいろな人の句を選んで、
それに批評をする連載も始めた。
最初に書いてきた文章を見て愕然!
文法はおろか、てにおはの使い方もメチャクチャ。
こんな文章が月刊誌の活字になるのは空恐ろしく、
私が添削してそれこそ一単語づつその使い方がいいのかどうかを指摘してきた。
私も一緒になって勉強しながらだったのであります。

母の原稿に私が校正をするということを数年、
母の書く文章が残念なことに私のそれに似てきてしまった昨今は、
あまり大きく「赤」を入れなくてもよくなってきました。

その母が、70歳を目前にした昨年の暮れあたりに、
「来年は句集を発行する」と宣言。
冥土のみやげがわりに、自費出版でもなんでも、
一冊の本を上梓するというのは、やっぱり憧れだし、
いい活動だと思っておりました。

母は知り合いの編集者さんに声をかけ、それからあっという間に句集の制作に突入。
これまでの自分の作品をまとめて、年代ごとにして、
季節などを考えて、掲載する句の選定を始めました。
膨大な作品から選んだら、私のパソコンに打ち込んでいる。
アッパレな69歳であります。

普通のだと面白くないという、私の悪しき影響が存分に出てしまい、
句集としてはあまりお見受けしない「文庫本サイズ」
そしてタイトルなどは「まんば(ぼ)うひらひら」という。
摩訶不思議な海の生物、マンボウをタイトルに持ってきてしまうあたりが、
素人の怖いところであるのと同時に、これまた普通じゃないですよね(爆)

先日、ふとコタツの上に「あとがき」という文章が。
どうやら句集のあとがきを書くにあたり、とりあえずざっと書いてみたラフ原稿のようです。
それが、あまりに当たり前の文章の羅列・・。
俳句を知ってから人生が豊かになったとか、どのどんな先生にお世話になったとか、
自分の境遇を記したり、それはそれは「つまらない」もの。

そこで、母に会った時に「あのあとがき、まさかああいう感じで書くんじゃないだろうね」と聞くと、
へ?なんで、おかしい?と、困惑している。
身内ゆえの厳しさでしょうけど、ここは69歳の処女出版のあとがきとして、
こんなつまらない文章を活字にされるのはいけないと、大いなるダメ出し!
いいとか悪いとかではなく、なにひとつこのまま使ってはいけません!と言い放ちました。
そしてこういうアドバイスをしたのです。

「いろんな作家さんのいろんなあとがきを読みなさいな!」

数日後、母はニヤニヤしながら、あとがきの第1稿を持ってきました。
素人もプロも、高名な人もさまざまな本のあとがきを読んだそう。
そして、川上弘美という女流作家さんの、話し言葉のようなあとがきに魅かれたとのこと。
(川上弘美さんは、私も大好きな作家さんです)
やや酷似してはいるけど、平易で柔らかな文体のそれは、
この前のラフ原稿の数万倍も良いものを書いてきました。

私がダメ出しをするまで、あとがきをここまで読み込んでいなかったとのこと。
身内を誉めるのは気が引けますが、俳句でそれなりの実績を持っている母ならば、
読み込んでコツをつかめれば、あとはそれを実践するのは訳のないことなのであります。
十七文字の羅列が、最後のあとがきだけは自分の言葉になる。
だからそこをヘンに着飾らず、平易な話し言葉で書くことが面白そうと気が付いた時点で、
もう書けたも同然なんですね。

もちろん、そこからも鬼の添削は続いています。
やっぱり自分の名前の元に活字に残す以上は、
一言一句、すべてにおいて妥協は許されませんもの。

でも、句集を出版しようという母の姿を見て、
私もいつか、自分の名前を冠した書籍を作りたい衝動に駆られています。
おそらく私は、こういう雑文的なものしか残せないでしょうけど、
いつかやってみたいなと思うんですよね。
私はあと五年のうちに、出せたらいいな。

母は、今年1作目を出版したら、7年後に2作目を出したいと言っている。
70歳を過ぎたら、いつまで生きているかなんてわからないんだから、
2作目は3年後に出して、そこからは2年ごとに死ぬまで出しなよと私は言いました。
そりゃお金を捨てるようなものだという人もいるでしょうけど、
どうせ死んだら、お金なんて何の価値にもならないんだから。
ヘタに中途半端に残して、子どもたちで少ない遺産の骨肉の争いをするんだったら、
ぜんぶ句集の発行に使って、何も残らなかったっていう方が潔いかなと思います。

そんなこんなで、私がちょみちょみ、原稿を書いたり記事を書いたり、
脚本や文章を書いている横で、母は原ガラに埋まっています。
アホな親子だと思われるかもしれませんが、
しょうがないですよね、これが血筋と言われてしまったら(笑)

母は私と同じAB型です。
目も当てられません(爆)

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きょうは「雨水(うすい)」ですね [考える]

きょうは「雨水(うすい)」ですね

暦の感覚と実生活の体感が最も離れているのが、この2月かもしれません。
豆を巻き、無言で太巻きをかじる節分で冬にサヨナラをして、
その翌日は春の開始とされる「立春」。
この立春からの寒さは、あまりものの寒さという意味の「余寒」とされていますが、
天気予報などでは「今シーズン最強の寒波」などと言われます。
余寒どころか、まさに寒さがきわまる。
首都圏も昨年はこの時期に記録的な降雪もありましたし、
東北・北陸地方は今年も大雪に悩まされています。

そりゃ寒いよねといいつつ、この2月は、なにかの兆しを見つけることもできます。
例えば旬の味覚、これがだんだん春色に染まってくる。
菜の花が少しづつ見えてくると、お魚も強い味覚から、淡さにスライドしてくる。
そして、陽気で咲くのが春の代名詞の桜だとしたら、
寒さに立ち向かうような早春の代名詞かもしれません。
妖艶な桜に対して、凛とした梅の姿。
今年も順調に枝を伸ばして、花を咲かせる準備をしています。

寒いから身を縮めるのではなく、その先に垣間見える温みに向かって、
毅然と立つ姿が、梅に投影されるのだとしたら、
この時期の梅に多くの受験生が祈願するのも、またわかる気がします。
桜咲くのを待ちわびながら、心は凛とした梅の花を追い求める。
だからでしょうか、梅の香りは微量でもしっかり覚知するのです。

被害をもたらす大雪は勘弁願いたいものの、
その雪が溶ければ、万物の根本である水になるのです。
冬の雪が春の小川に流れるころ、辛かった時期をかえりみて、
ああ、あれが余寒だったんだなと思い出すのではないでしょうか。
あとひと踏ん張り、きょうは試験と朝の電車になれない挙動で乗り込む受験生諸氏が、
雪どけの水になるのを願って。

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