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その昔、映画を見ることについて [間接的に考える]

その昔、映画を見ることについて

朝日新聞の夕刊に、先週まで数回の連載で「映画館をたどって」という記事があった。
その5月23日付けは、連載の5回目で、こういう書き出しから始まっている。

全国一斉公開が当たり前の今では死語に近いが、封切りからしばらく経った作品を2本立て、3本立てで上映する映画館を「二番館」「三番館」と呼んだ。
かつて映画は都市の封切館から、地方の二、三番館、そして名画座に「落ちて」いった――。

そのあと、小倉にある昭和館という二番館を紹介したあと、
2本立て、3本立てならピンク映画もそうだとして、ピンク映画の話に移っていく。
その途中、小倉昭和館を訪ねたくだりで、不意にこういう文章が出てきた。

「昭和館を訪ねて、子どものころ行った埼玉県春日部市の春日部文化劇場を思い出した。
ふらっと入って途中から見て、次の1本をはさんで、最初の作品に戻って話がつながって、もう1回結末まで見て、さらに・・」。

書いた記者は「斉藤勝寿」さんというが、おそらくは私と同郷だったのだろうと思った。
そしてもしかしたら同世代か少し上なのかなとも思った。
私の映画へのきっかけは、まさに地元の春日部文化劇場だったからだ。
20140529春日部文化劇場.jpg
(他の方の写真を転載させて頂きました、そうそうこの外観!)

地元春日部には、東映系の「東武座」と、東宝系の「春日部文化劇場」があった。
東武座は間口も広く2階建て、でも2階を開放するのは「東映マンガまつり」の時だけだったと思う。
一方の春日部文化劇場は、少し奥まったところにあって、客席も少ない。
洋画などもたまに上映していた。
そしてその2館は、40メートルの距離にあった。
私はそこに歩いていけるところに実家があるので、よく通った。

東武座は、おそらくは私が中学生になるころに閉館してしまった。
そのかわり、近くにデパートが開店して、その中に封切館として「ロビンソンシアター」ができた。
こぎれいな映画館だったけど、スクリーンが小さかったので、少し敬遠していた。
そのロビンソンシアターも、いまは無くなってしまったが。

で、春日部文化劇場である。
うちの実家は商売をしていたので、春日部文化劇場の割引券を置くかわりに、
毎月2枚の無料券をもらっていた。
さすがに毎月2枚は、いくら家族でも使い切れずに、ムダにしてしまうことも多かったけど、
私はできるだけ、それを使って文化劇場に通ったものだった。
父は「無料券なんだから、混みそうな日に行ってはいけない」と私を戒めた。
だから、平日の夕方、それも雨降りの日など、
本当にお客さんが入らなそうな日を選んで見に行った。
2ヶ月に1度くらい、東宝系の封切りをやったが、
それ以外はまさに「二番館」として、洋邦の二本立てなどもやっていた。

無料券を持って、すまなさそうにモギリのおばちゃんに渡すと、
「はーい、ようこそ」と言って、中に入れてもらえた。
常設の売店は、平日はいつも扉を閉めていて、飲み物は自販機があった。
無料で映画を見せてもらうんだからと、飲みたくもないお茶を購入した。
事情の知らないお客さんは、売店はないの?とおばちゃんに聞くと、
よっこいしょと、扉をあけて、中にしまってあるお菓子を見せてくれていた。
でもなんだか、その手間が申し訳ないようで、私は売店では何も買わなかった。

館内は、お世辞にもきれいとは言えない、それこそ昔の興行場の風情だった。
客席にはビニール製の白いシートがかけてあった。
ベルが鳴ると薄暗くなって、スクリーンを覆っているカーテンが開いた。
そのカーテンが、フロントのスピーカーの一部を隠してしまうらしく、
さっきのおばちゃんが、館内に入ってきて、そのカーテンをよっこいしょとどかしていた。
これはいつもの光景だった、本当にいつも。

予告編が始まる前に、決まって古びれたフィルムが流れた。
「毎月第3日曜日は家庭の日 家族そろって楽しく映画を見ましょう」
事情を知らないお客さんは、
そんな昔の道徳の授業みたいな標語を見て薄ら笑いをしていたが、
私にとっての映画の開始は、いつもこれだった。

隣接しているトイレの消臭剤の匂いが、多少鼻につく館内。
そして、モギリのおばちゃんが世間話をする声が、多少聞こえる、
ある意味で密閉性のない劇場。
でも、劇場の横幅いっぱいの大きなスクリーンで見る映画は、
どんな大作でもどんなずっこけ映画でも、私を魅了した。

上映終了はだいたい21時ちょこっと前、外は完全に真っ暗になっている。
映画を見た帰りは、決まって次回の上映予定の割引券をもらった。
来月も無料券をもらえるんだけど、いち早くなにを上映するのかを見たかったから。

春日部文化劇場は、晩年は日中しか上映をしなくなってしまった。
おそらく夜のお客さんが、数えるほどになってしまったからだろう。
16時くらいの上映が最終になってしまい、足が向かなくなってしまった。
そしていつの日か、映画館がクローズしてしまった。
いまそのあとには、マンションが建っていて、ここに映画館があった名残はない。
思えば先ほどの東武座の跡地も、マンションが建っている。
でも、その東武座の前にあったタバコ屋兼お菓子屋さん。
東映マンガまつりの時は、そこでお菓子を買ってから入場したときは、
朝からごったがえしていたあのお店はいまだに残っている。
そして、その東武座から春日部文化劇場だったところを結ぶ道路はいまだに、
「文化通り」というプレートが刻まれている。
貝塚のように、いまはその名前だけが残っている。

有楽町や銀座、大宮の大きな映画館に足しげく通った時期もあった。
若かりし頃は、デートと言えば映画を見てご飯を食べることだった。
そんな甘酸っぱい記憶もたくさんある。
でも、私の心の中で、映画を見ると言えば、春日部文化劇場だった。
酸いも甘いも、笑いも涙も、全部ギュッと詰まっていたところ。
それが、朝日新聞の記事の数行で、鮮やかによみがえってきた。

ネットで情報をチェックして、全席指定のシネコンで、さあ映画を見るぞと見る映画も楽しい。
でも、情報が乏しい中で、家族でひっそりと経営していた映画館に足を運んだのも、
いま思えば楽しかった気がする。
いまよりも圧倒的に娯楽が限られた中で、唯一の娯楽の殿堂だったのだから。
あの館内に漂うトイレの消臭剤の匂いを、いまだに覚えているもの。

タグ:映画 春日部
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ワカコ酒46話、「タコとキュウリの酢の物」 [ワカコ酒]

ワカコ酒46話、「タコとキュウリの酢の物」

新久千映さんの作品「ワカコ酒2巻」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。
20131225ワカコ酒2.jpg

めでたくお仕事が爆裂な日々を送っております。
思えば23日から10日間のお仕事のイヴェントは、準備を10日前から行っていたから、
結果的に20日間に及ぶ極度の緊張状態が続いています。
その間に相撲があったり、プラネタリウムがあったり、まあ忙しかった・・。
おかげで、思うような外飲みもできていない。
こんな体に悪いことはよくないから、せめて6月は出撃しますよ~!

「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
20130701ワカコ酒2.jpg
第46話は「タコとキュウリの酢の物」。


いけすのある居酒屋さん、タコがニュルニュル泳いでいる。
今日はサッパリと、酢の物にしましょう!
酢の物を見ていると、自分も酸っぱくなった気がする、いうなれば「パブロフのワカコ」
塩でもまれてしんなりしているキュウリ、歯ごたえの中にワカメ、さっきまで生き物だったタコ。
噛むとタコの味が染み出てきて、いつまでも噛んでいたい!
アクセントに針ショウガ、ちょっと甘みがきいて、それでいてツンと酸っぱい。
冷たい和食に冷たすぎない日本酒、まろやかなお酒効果で、
酢の刺激の間にホッと一息入れられる~。

酢自体はとがった味だもの、酢加減は難しい。
大将、いろんな酢の種類から、こだわって作ってるんだろうな。
これは酢加減もちょうどいい上に、味に奥行きがあるような。
シンプルなお料理ほど、奥が深いのだ!


統計を取ったわけではないのですが、比較的男性が得意としないフードの一つに、
今回の酢の物があります。
女性は酢の物が好きですよね。
特に年配になればなるほど、好き比率が高くなるような気がします(式守調べ)。
その点、男性はお料理のコースで酢の物を供されても、残す人すらおります。
まるで「親のかたき!」みたいな、ゾンザイな扱いをされています。
悲哀、ですね~。

式守は酢の物、大好きです。
日本酒のアテに、もう言うことなし!
スライサーで切ったキュウリとわかめ、殺菌作用たっぷりのお酢。
タコとか貝とか、メインになるものはいろいろあれど、
いつも脇を固めるお約束のバイプレーヤーたち。
いいっすよね!

酢の物に対して開眼したのは、おそらくは20代の時に伺った、
南千住のうなぎの有名店「尾花」さんではなかったでしょうか。
今のように「どインフレ」のうなぎの時期ではなく、そこそこ高級だった時期です。
(でもその当時でも、おいそれと払えるような金額ではなかったです)

尾花さんでは、入店時にうなぎの発注をすると、裂くところから始まるので、
供されるまで30分近く待つことになります。
江戸っ子のうなぎ喰いは、その待つ間にお酒を嗜み、
うなぎが焼けるのを待つのが粋というものでした。

こちらでお酒を頼むと、きゅうりのシンシンが小皿にちょみっと出されます。
サイドメニューには、う巻き(ウナギの入った玉子焼き)や焼き鳥などがありますが、
こちらでぜひ頼みたいのが「うざく」と呼ばれる、うなぎの酢の物です。
さっぱり三杯酢に浸ったキュウリとわかめと針ショウガ、そしてウナギの小片が乗るのですが、
このうなぎ、あったかいんですよ!
冷めちゃったのを供してもおかしくないのに、温かいのが出る幸せ。
お銚子を2~3本ゆったりと飲んでいると、うな重が登場する。
入れ込み式のお店、仲居さんたちがせわしなく動く中、しばしの贅沢。
ああ、行きたくなっちゃったなあ。
(今のご時世だと、そんなことをしたら諭吉さんが1枚飛んで行ってしまいます=涙)

老舗の居酒屋さんに行くと、だいたい酢の物はお品書きの最後の方に載っている。
あんまり手間のかかるものではないし、アシが早い素材は使わないから、重宝なのかしら。
でも、あんまり頼んでいるシーンを見ませんね。
これは「ぬた」もそう。
浅草の「しぶや」さんは、ぬたを常時2種類は用意しています。
アオヤギだったりマグロだったり、トリ貝だったり。
ちなみに、しぶやさんのシメサバは、三杯酢に浸かっている状態で供されます。
シメサバというより、サバの酢の物!
でもね、これが美味しいんだ。
菊正宗が進んでしまいますよ。

酸っぱいものとか苦いもの、しょっぱいものを酒飲みは好みますよね。
人生の艱難辛苦を、フードに置き換えて、
それを食することで「克服した!」みたいな境地に慣れるのでしょうか。
あと、それらを苦手な人をつかまえて「君もまだまだ子どもじゃのう」みたいに、
つまらん優越に浸っているお人もおりますな。
あ、失礼・・、私もそうでした(爆)
自分だって十数年前までは、食べられなかったのにね。

ただしですね、健康食としての「酢」は得意じゃないの。
黒酢のジュースとか、これは飲まない。
だって、酸っぱいんだもん(さっきと言っていることが違いますね=爆)
以前、ある食の展示会で、お酢の飲料の試飲がありました。
「うちのはそんなに酸っぱくありませんから」と言われ飲んだら、めでたく酸っぱい(笑)
「酸っぱいじゃん!」
「そりゃそうですよ、お酢ですからね」
――なんだか禅問答のようなやり取りでありました。

この展示会ではね、岩塩の試食もあって、
「うちのはそんなに塩っ辛くないですから」って言われて、舐めたら塩っ辛い。
「やっぱり塩っ辛いじゃん」
「そりゃそうですよ、塩ですから」
――ん?どこかで聞いたやり取りだなあ。
「でもうちのはほのかな甘さがあるんですよ」とメーカーさん。
で、もう一度舐めてみても、そうかなあ?

あ、塩はキライじゃないです、お酢も酢の物なら美味しく頂きますよ。

お酢は体が柔らかくなると言われますが、本当なんですかね。
バレリーナとか、股割りができるお相撲さんとかって、リットル単位で飲むのかな。
(逆にカラダに良くない気がします)
あと、間違ってお酢をレンジで温めちゃうと、催涙弾をぶちまけちゃったみたいになります。
お酢が少量入っているパックを、他のものと一緒にあっためちゃって、
そのパックが破裂して、レンジの中がお酢だらけになってしまったことがありました。
扉を開けると、惨劇があっという間に拡散します。
戦意を喪失するというか、気力が失せるというか・・。
――なんの話でしたっけ?

ヘルシーな酢の物でお酒を嗜むワカコ。
梅雨時期のジメジメした天候には、酢の物は最適でしょう。
でもね、お酒を頂く時はもう少し召し上がった方がいいんですよ。
あくまで日本酒は食中酒、フードを引き立てるものでもあるのですから。


タグ:ワカコ酒
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ASKAの違法薬物事件と、楽曲の関係 [考える]

ASKAの違法薬物事件と、楽曲の関係

違法薬物所持容疑で逮捕された、シンガーのASKAに関する報道が、
テレビや雑誌などでわんさかしています。
長く疑惑があったという報道もあり、当局も重大な関心を持っていたといいます。
この手の時間が起きるたびに、いつもヘンだなあと思うのは、
人間性の全否定になってしまう記事の貧困さと、CDなどの自主回収に関してであります。

日本は法治国家ですから、手順を踏んで成立した法律に違反した行為は、
法的に処罰されるべきであります。
違法薬物は、人間を破壊するともに、反社会的組織への資金供給になるゆえ、
断罪されてしかるべきと考えています。
今回のASKAが逮捕された容疑は、裁判前ゆえ現時点では「容疑」の域を越えませんが、
関与したとされる違法薬物の所持・使用は許されるべきことではありません。
まして、広く青少年に影響力を持っている存在である以上、
厳罰は回避できないことだと思っています。

でも、聞いてきたこと、想像の域を越えないことを、さも真実のように暴く報道の過熱ぶり。
性格どころかプライベートも赤裸々に、性癖などまで書くことが、
果たしてこの事件の重要性と、どれだけ因果があるのでしょう。

ある程度は「有名税」だとする向きもわからないではありません。
でも、この国のことのぞき見ジャーナリズムは、完膚なきまで叩き潰すような報道をしますよね。
罪を憎むが人は憎まない、そういう昔ながらの精神は無くなってしまったのでしょうか。
つい先日まで、STAP細胞の存在についてああだこうだとやっていたのに、
あっという間にこの問題になってしまいました。
原発の再稼働や、集団的自衛権という、
次の世代に足かせを作るようなことを論議しているよりも、
優先されることなのかしら?と思うのであります。
また誰かが違法行為をすれば、またそっちに矛先が向かう。
壮大なる「ババ抜き」をしているのかと思ってしまいます。

それよりも、もっと憂慮したいことがあります。
ASKAが作曲したという楽曲の入ったCDなどが軒並み、回収される騒動になっています。
彼が作った楽曲にまで責任があるのでしょうか。

作曲する人がいて、楽曲が生まれる以上、作曲者あっての楽曲であります。
でも、その楽曲はその時点で独り歩きし、別の思い入れを持った存在になっていませんか?
立派な価値を確立した楽曲が、たかだか作曲者の不祥事ごときで(あえてきわどく使っています)、
社会から隔離されなければならないことなのでしょうか。
芸術は、そこまで清廉潔白でなければいけないのでしょうか。

私は以前、佐村河内守氏の事件に関して、
ゴーストライターとされる新垣隆氏の作った「楽曲」に責任はないと書きました。
「全聾の」とか「現代のベートーヴェン」などと尾ひれがついた、そんな色眼鏡で見なくとも、
その楽曲は人の魂を揺さぶるものがあった以上、
お蔵入りされるものではないと思っています。
だから今回、軒並みCDの出荷停止などの報道を見ると、とても残念だと思うのです。

同様の違法薬物所持で、とある小学校の校長先生が検挙され、
その先生が作曲したとされる校歌の処遇について、教委が悩んでいるとの報道がありました。
青少年への影響の大きさを考えれば、それはあながちわからないではありません。
でも、その校歌を歌って入学し卒業した多くの生徒たちにとって、
校長の不祥事で、母校の校歌を取り上げてしまうのは、あまりに乱暴ではないでしょうか。
災い転じて――といいますが、薬物教育を正面から取り上げるいい契機として、
その校歌を使えば「生きた教育実践」になると思うのですが。
それともいまだに教員は「聖職者」であるという、前近代的な考えの人が多いのかしら。

ASKAの場合は、CDなどが売れることによって印税が発生し、
そのお金がASKAに還流されるという図式を「盗人に追い銭」と考えられているようです。
また、レコード会社などの「大手資本」が、彼の起こしたダーティなイメージをぬぐいたくて、
一時的に出荷停止としているようにも思います。
でもそれこそ、楽曲のことを何も考えていない行為だと思うのですよね。

例えば、作家の三島由紀夫は、自衛隊の市ヶ谷駐屯地に刃物を持って乱入し、
自衛隊員の武装蜂起を唱えて、自決しました。
ざっと考えても、住居不法侵入、銃刀法違反、強要罪などの法律違反を犯しています。
なにより、彼の主張した思想は、憲法の理念に反し、
場合によっては「内乱罪」でも問われる重大な不祥事です。
では、彼の書いたとされる小説は、回収されたのでしょうか。
「青少年に悪影響だ」となったのでしょうか。

著作なり楽曲なりといったものは、
受け手によっては想像をはるかに超越した存在になります。
たかだか不祥事で、その存在自体を隠すようなやり方は納得できないし、
私なら逆に、それにさからってまで、いいものをいいと言える社会を目指しますね。
玉置浩二が、自分のコンサートで「SAY YES!」を歌ったと記事になっていましたが、
そういう反骨心、大好きです。

繰り返しになりますが、違法薬物を奨励しているのではありません。
断罪されるべきだし、厳罰に処されるべき犯罪です。
ただし、楽曲は関係ないと思うのです。
いい音楽、いい演奏に対して、素直に「いいね!」って言いたいだけなのです。

ASKAが、自分の行った行為を正面から認識し恥じ、
自分が生み出した楽曲を楽しみにしている多くのファンの存在を感じ、
その歌を歌える幸せを感じられる日が早く来ることを、祈っています。
事件をセンセーショナルに伝える報道は、あっという間に終息しますが、
楽曲に特別な思い入れを持った人の感情は、何年でも何十年でも持続します。
きっと待っていると思うのです。
だから音楽ってステキだと思うし、その音楽にこだわって生きていきたいと思っているのです。

芸術はいつの時代も、政治や宗教や体制によって、利用されてきました。
あの落語ですら、戦争前に「民衆に誤った考えを植え付ける」として、
百数十にも及ぶ「禁演落語」に指定された時代があります。
そういうことに対して、圧倒的な民意によって覆してきたのもまた歴史です。
いま、芸術を無条件で楽しめるいい時代になったからこそ、
特定の意図で芸術を隠そうとするものに対して、
大きな声で「NO!」を叫んでいきたいと思っています。

あくまで個人的な意見でありました、失礼しました。


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5月22日その2、とにかく騒がしすぎ!のビールの名店(涙) 両国 [飲む]

5月22日その2、とにかく騒がしすぎ!のビールの名店(涙) 両国

大相撲5月場所12日目の観戦後のアフターの模様。

ここから、仕事を終えて駆けつける女子も合流して、
両国のクラフトビールの名店「ポパイ」さんで、飲みを敢行。
待ち合わせは18時30分、有名店ゆえあらかじめ予約をしておいてもらいました。
少し早めに到着(なにせ両国駅徒歩1分ですから)。
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外で待っていると、店の反対側でバーコートに身を包み、携帯電話で話すおじさん。
よくよく見ると、こちらのお店の店主、クラフトビール界では高名な方、青木さんでした。
この人の偉いところは、自分のお店にだいたいいるということ。
有名になっちゃうとなかなかお店に顔を出さなくなっちゃうのにね。

以前、浅草のフレンチの有名店「レストラン大宮」さんに行ったとき、
平日の夜ということで、1階のカウンターは私一人でした。
そして、もっと驚いたことに、数名の料理人と一緒に、
テレビでもおなじみの大宮勝雄さん(文字あっているかな?)もいらして、
私一人のために大宮さんを含めて数名の給仕を受けたことがあります。
何店も経営されているから、お店には立たないと思っていたら、普通にいて、
気さくにいろいろな話をしてくれたことを思い出しました。
嬉しかったけど、とにかくこっちは一人なので「多勢に無勢」(笑)
美味しいんだか何だかよくわかりませんでした(汗)

ポパイさんに戻りますよ。
まずはこのお店の会員さんになっている特典で、タワービールがサービス!
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オードブルもサービス、真ん中のはサーモンですよ。
パッと見たとき、アオヤギかと思っちゃった(笑)
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チーズはかなり強烈なものゆえ、同行者が強奪してくれる。
ちょみっと一かけらもらったけど、ブヒッ!って感じで、とても食せません(涙)
まずは3人が飲みたいのをちょこっとづつ、見事にベクトルの違うビールになりました。
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まったく銘柄を覚えられないという事態(爆)
そりゃそうですよ、このあと十数種類を飲んだんだから。

こちらのシステムは、20時までなら指定のビール(といっても30種類くらいあるけど)を頼むと、
好きなフードがハーフサイズだけど、サービスになるという。
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当然、これはコンプリートしないと。
まずはビールには鉄板、ソーセージとザワークラウトを人数分。
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ここから怒涛の発注、20時まではあと1時間ちょっとしかないからね。
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ビールが乱立する光景、何がなんだかさっぱりわかりません。
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ここまで頼んだところで、20時を過ぎる。
ここからはフードは出ません、と言ってももうかなり満腹(笑)
そとは土砂降り、風もあるみたいで傘が役に立っていないみたい。
店内からは「対岸の火事」であります。

しかしですね、この日座った座席は店内のど真ん中。
それはいい席なのかもしれませんが、60人くらいが肩を寄せ合っているホールの真ん中。
周りには声の大きな外国人さんたちが多い。
ということで、ものすごい喧騒状態。
だって、私たちの会話すら聞こえないんだよ。
ひたすら飲んで食べて、話をしようにも「読唇術」で話の内容を推測する感じ(涙)
やむを得ず、店内に流れるプロ野球交流戦を見ながら、野球談議となりました(笑)

私の〆の一杯、ベルビュークリーク。
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そしてシャレで発注した、ポテチみたいなもの
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かなり歯ごたえがあり、口の中を切っちゃわないか、心配になりました。

店内のカウンターの向こうには、ビールを注ぐ「タップ」と呼ばれるものがずらずらと。
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メリーゴーランドみたい。
シャレオツなんですけど、とにかく騒々しいったらありゃしない。
22時ごろ、お開きとなりました。

時間的にはもう1軒寄れるんだけど、すっかり喧騒のトランスに打ちのめされて、帰路へ。
私も次の日の仕事を珍しく顧みて、少し早目の帰宅としました。
(22時で早いっていうのが、おかしな話ですが)

考えたら、一番のトップピークの時間だったので、喧騒もやむなしかしら。
だから今度狙うとしたら、もう少し遅めの時間かな。
とにかく人気店ですからね。
でなければ、別のクラフトビールのお店も考えましょう!

帰りの電車はきっちり座れまして、しっかり寝て戻ってきました。


タグ:両国
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5月22日、大相撲観戦はまさかの流浪の旅(爆) 両国 [見ると飲む]

5月22日(木)、大相撲観戦はまさかの流浪の旅(爆) 両国

翌23日から10日間、お仕事は恒例のイヴェントなので、
本来なら仕事場にこもってちょこちょこ仕事をこなす日なれど、
大相撲後半戦の観戦日とぶつかってしまいました。
よって、数日前から仕事前倒し、この日も早出で臨み、
事前準備をこの日の午前までですべて終わらせました!
そのかわり、ここ数日は本当に遅くまでよく仕事をしましたよ。
(この特別態勢は5月いっぱい続いています)
やるべきことをこなせたので、思い残すことなく遊びに行けますよ。
両国国技館に向かいます。

この時点で1敗同士の横綱・白鵬と大関・稀勢の里の取り組みが発表された。
(最終的に横綱・白鵬の優勝となりましたね)
優勝争い力士同士の直接対決ということで、当日券はみるみる売れていく。
でも私は、こうなることを見越して前売りを買っておいたので、
安いイスC席(3800円)で入り、いい座席に動いちゃおうという方針。
ごったがえす両国駅から、国技館に向かいます。

いつもの座席に向かう前に、外にあるアトラクションを覗いてみる。
すっかり人気の遠藤関の「お嬢さま抱っこ」プレート。
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ステキな外国人さんが顔を出しているけど、
角度的には遠藤関の顔を見つめるのが正しいゆえ、変な角度になっちゃっている。
ゴルゴ13に首をへし折られたみたいな、異様な角度(笑)
場内の写真の中には、ここにエジプト出身力士、大砂嵐関が顔を出しているのがあって、
見たお客さんが爆笑していく。
ちょっとだけ「入り待ち」をしてみたら、私のお気に入り「臥牙丸」関が入ってきた。
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角界の「レディ・ガガ」さまであります(笑)
後方のピッツア屋さん、最近は国技館に、こんなシャレオツな出店もあるのですよ。

とりあえず、いつも慣れ親しんだ座席で、
同行者セレクトの大丸さんのデパ地下で購入のお弁当。
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日本酒も買ってきてくれたの。
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この日、チケットの売れ行き状況を確認したところ、
イス席はCがとっくに完売、Aが残りわずか、Bがまだ残っているという。
いつもの席は「イスA」なので、おそらくは途中でお客さんが入ってきちゃうだろうと、
とりあえず弁当を先に食べちゃいましょう。
まだ「満員御礼」は出ていないけど、正面席はほぼ埋まってしまった。
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平日でこれですから、相撲人気は完全に復活の兆しであります。

10年近い観戦で初めて見た!
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野球観戦ではお馴染み、ビールの売り子さん
でも国技館はこれまで、一切やっていなかったと思うのね。
売り子のおねえさん、普段着だし、だいたいこの人1人しかいないの。
同行者と「なんかの間違いじゃないの」とささやき合う。
もしかして、私物のディスペンサーを背負っているだけなのかな?
でもうしろに価格も書いてあるし、だいたい売れているよ、サービスとしてはいいと思う。
(ですが式守は買いません!600円払って350ミリもないビールなんて・・)

この日はビールもチューハイも持ち込み、日本酒も買ってきてくれて、なおかつこんな素敵なものも。
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スパークリングワイン(カヴァ)も持参です、なんだか酒屋並みのラインナップ(爆)

十両取組が終わり、さあ、幕内の土俵入りというところで、
私たちが座っていた座席に、外国人の団体さんが押し寄せる。
ツアコンの女性が「このエリアは全部団体さんですよ」と、要はどかされる(笑)
スパークリングワインを一気飲みしちゃって、そのまま座席を移動
自分が買った席はとにかく最後列付近ゆえ、そんな席で見たくないから、空いている席に移動。
ここで満員御礼の垂れ幕が下りました。
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ところが、この辺からどんどんお客さんが入ってくる。
移動した席にもお客さんが来ちゃって、またも移動・・。
最終的に5回も座席を移動させられ、向正面のB席の最後列で観戦。
だからいつもよりも違ったアングルです。
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期待の遠藤は、大砂嵐との同世代対決。
立ち合い、大砂嵐の右のかち上げがエルボーパットのように遠藤のあごにヒットし、
ひざから崩れてあっけなく勝負あり。
軽い脳震盪のよう、場内は熱戦を期待しただけにざわめく。
そして、この日の最も注目の取り組みは、結び前の白鵬と稀勢の里
懸賞幕が土俵をぐるりと取り囲む。
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立ち合い、裁く行事は先代の式守錦太夫である、式守伊之助
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ところが、稀勢の里が2回突っかけて立ち合い不成立。
3回目は明らかに立ち合い遅れるも成立してしまい、あっけなく押し出しで負ける。
これも熱戦を期待したお客さんが「肩すかし」を食らったようなもの。

そして結び、横綱・鶴竜と関脇・豪栄道の取り組みで波乱がありました。
鶴竜が豪栄道に寄られ、最後に引き落としを食らう。
(テレビのモニターから)
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でもよく見ると、マゲに手が入っているよ!
木村庄之助は、豪栄道に軍配を上げる。
横綱が負けたので、館内に座布団が舞う、5人の審判団は物言いをつけない。
私は2階の後ろの席で見ていましたが、マゲに手が入っていたのがはっきり分かった。
すると、テレビの実況で向正面解説の北陣さんが「白鵬が物言いをつけています」と割り込む。
(テレビのモニターから)
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規則では、行司軍配に異議を唱える権利を持っているのは、
5人の審判の他、控えの行司と最大4人の控えの力士(弓取りの力士も権利あり)。
よって、勝ち残りで土俵に控えていた白鵬にも、物言いの権利があります。
かなり異例な、控えていた横綱による物言いで慌てて協議する審判団。
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館内はまだ座布団が舞い騒然としている、NHKの放送時間が18時までに終わらずに、
NHKはニュースを放送せずに相撲中継を延長している。
その結果、井筒審判長の行司差し違えというアナウンスで、豪栄道の反則負け。
鶴竜は勝ちを拾いました、珍しい光景です!

弓取り式を向正面から、かなり久々のアングル。
総ノ富士が弓を操るのを、うしろから臨む木村庄之助。
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ずっと男のお尻を見ているのも、仕事とはいえ気の毒ですね(笑)

打ち出しのあと、土俵の警備は親方の中でも比較的「若手」がやる。
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手前の大きな親方は、警備担当主任の、元横綱大乃国の芝田山親方。
高見盛の振分親方、魁皇の浅香山親方など、昔の人気力士ばかり。
いまだマゲがあるのは、琴欧洲親方(土俵左手前)。
同行者が声をあげる「あーっ!ドン小西だ(笑)」
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ただのミーハーであります(爆)

――とにかく、2階席を動き回っての観戦という、
訳の分からない大相撲5月場所12日目でありました。
次はさすがに、いい席を前売りで買わないと駄目かなあというのが同行者の見解。
相撲人気が上がるのはいいのですが、気楽に見られなくなるという、
良し悪しもまた味わったのであります。

さあ、にわか雨が降りそうだけど、このあとは両国のあのビールのお店に行くのですよ。
そのアフターの模様はまたあした。



タグ:相撲 両国
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5月20日その2、子ども楽しむとママ・パパのためのプラネタリウム 無事成功! 大宮 [やる]

5月20日その2、子ども楽しむとママ・パパのためのプラネタリウム 無事成功! 大宮


特別投影会「子どもと楽しむママ・パパのためのプラネタリウム」
さあ、開演です。

場内をだんだん暗くして、投影上の諸注意をアナウンスしている間、
私のミッションは、ホール下から入場者数をカウントすることにありました。
当初は整理券を配布し、その通し番号で入場者数把握という意見もあったけど、
どうせそこまで集まらないだろうから、直接私がカウントするよと。
「野鳥の会」のシステム(笑)を踏襲しまして、カウンターで数えることにしていました。
ところが予想を超える入場者数、下から数えるのも大変なくらいのお客さまなので、
急きょ、暗くなってきた場内の通路を右往左往しながら、
最初に全員の人数、次に大人の人数をカウントします。
人数の発表は文章後半で(笑)
ママとパパが子どもを連れてきたという人や、おばあちゃんとお孫さんという組み合わせも。
大人だけの入場もOKということで、ふらっとお越しになった年配の男性も数名。

授乳・おむつ替えスペースへの扉には、劇場でこの日の解説担当の解説員の女性。
お客さんの入りが多く、ただ見学だけのつもりが、スタッフとして自発的に手伝っている。
これも嬉しいです、いろんな人の協力で成り立っています。
開演前には多くの人が使用してくれたというスペースには、いまはお一人が授乳している。
そして、ベビーカー担当のスタッフが「こんなに集まったんですよ」と見せてくれたベビーカーの山!
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28台も集まり、預かる用のプレートが足りなくなり、急きょ作ったんですって。
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「帰りにお渡しするときに混乱しないように、順番に並べようと思うんですけど」
という意見にそりゃそうだと、28台を1番から順番に並べる。
アンケートを記載してもらう台も足りなくなるだろうから、使っていない台を増設。
退場口を広くするための整理などもやってしまう。
おかげで、前半の投影はまったく見られませんでした(涙)

その間、ホール内はどうなっていたのかというと・・。
場内案内で入っていた人の話によると、暗くなって日の入りが始まったと同時に、
子どもたちが少し怖がって、何人か泣き出すと、一斉にみんな泣いちゃったみたい。
普通なら、泣いちゃった子どもさんは、親と一緒に出てきちゃうのだけれど、
今回は泣いちゃってもいいよ!というものなので、ママ・パパはあやしたり、
通路にだっこして出てきたりと、おもいおもいの行動に。
そうなると思って、前半の場内はいつもよりも少し明るめに設定してあるのでした。
前半は春の星座の紹介。

それでも何組かは、子どもさんとママが、私たちがいる出口に出てくる。
しゃくりあげている子どもたち、安心したのか泣きやむ。
「このあと手遊びの時間があるから、その時にまた入っていいですよ」と声がけ。
そしてなお、出口周辺の整理をスタッフで行っていました。
すると――場内からナレーションのharu+の声ではない声が。
そうです、もう手遊びが始まってしまい、手遊びおねえさんの新田孝美の声。
私は手遊びの時に、場内で通路などのサポートをすることになっていたので、慌てて場内へ。
maoのギターの音楽をバックに、獅子奮迅の新田の絵。
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ホール下から撮った写真です、子どもたちもみんなで手遊び!
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後半は音楽ときれいな写真による癒やしの時間。
日ごろ疲れているママに、束の間の休息を取ってもらいたいという試み。
寝ちゃってもいいんですよ、という時間です。
2曲をセレクト、音楽に造詣の深いharu+ゆえに、悩み抜いた曲は、
和製マイケルジャクソンという評の男性シンガー「三浦大知」の「ララバイ」
あと1曲は、スティービー・ワンダーの「isn’t she lovely」
愛娘アイシャのために作ったとされるこの楽曲、私がCDを提供しました。
子どもたちに振り回される日々だけど、この時間こそが何ものにも替え難い、
貴重な時間なんですよという、脚本のharu+の深遠なるメッセージを込めたものです。
この曲の最中だけは、日ごろと同じ本当のプラネタリウムの暗さに。
子どもたち、完全に真っ暗になると、静かになったようですよ。
そのままホール内はエンディング、今回は日の出は行わず、
徐々に明るくするという演出で、投影は終了でした。

終演、見事にみんなが子どもを抱っこして出てくる。
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コンソールを担当したharu+は、9か月の長女を抱っこして、お客さんをお見送り。
メンバーもみんなで、出口に立ちます。
私の飲み仲間さん、自称・救急隊員さんが、奥さんと坊やを連れて見に来てくれました。
どうだった?坊や泣かなかった?と聞くと、
「うちのは気が小さいから、暗くなったらびくびくして静かになってた」とのこと。
そっか~、もう大丈夫だからね、というと、神妙な顔をしていました(笑)
「しらふで真面目に動いている式守さんを初めて見た!」というのが、彼の見解(爆)
そりゃいつも、酒席でしか会わないと、こういうことになっちゃうのね!
でもよく来てくださいました、ありがとうございます。

私の同級生女子も来てくれた。
この人は元保育士さん、そして小2と年少さんのママさん。
年少さんになったから、子どもを連れてこられなかったということで、ママ1人。
周りが親子ばかりだったから、少しさびしかったかな?
でも、短い時間だったけど楽しかったって。
なにより、二十数年ぶりのプラネタリウムだったそうです。
投影の構成を、元保育士さんの専門的な見方で批評してもらいたかったのもあって、
終わってからいろいろと意見を聞けたのもよかったです。

最後のお客さんを見送って、撤収作業。
ホール内で記念撮影のあとに、楽屋に戻ってお客さんからのアンケートを見ながら反省会。
みんなすっかり上気している、そして多弁!
ここで正式入場者数を発表、私がカウントをしたので、皆さんはまだ知りません。
――60人近い子どもを含む「120人」を超えるお客さんが入場です!
みんなが一斉に驚く、これまでの私たちのグループの最高入場者数更新です!
それも平日午前の特別投影で、レコードですよ!
アンケートの内容も、総じて好評。
「次はいつやるのですか」などもありました。
館長さんも「こんなに需要があるんだ」と驚くばかり。

そして、各位がきょうどういう動きをしたのかを話していきます。
というのも、思っていた人数の数倍がお越し下さったので、
みんな自分の役割をこなすのにいっぱいいっぱいで、だれも全体像をつかんでいないから。
私は結局、手遊び以外はずっと外にいましたからね。
だからここで、私たち後方支援組は、ホール内がどういう雰囲気だったのかが分かったし、
逆にコンソール組は、パンフなどが足りなくなったり、ベビーカーが28台も集まったり、
そういうことを知ったのです。
そしてあらためて、事前準備で病的なほど細かいケアをしてくれていた
最若手・新田孝美のその事前準備があったおかげで、
対応できたということがわかりました。
今まで危機管理を独学で学んでいた私が、
危機管理の鉄則「悲観的に備えよ」をおろそかにして、
そんなに大勢来ないよとたかをくくっていたけど、今回大いに反省することでありました。

「でもさあ・・」と、最年長のshiba。
「――こういう嬉しい誤算は、やっぱり嬉しいねえ!」と言うと、
そうだそうだとオールスタッフ。
気の早い主担当や私などは「秋にvol.2をやるよ!」と主張しておりました!

13時ごろお開きとなり、近くのレストランでノンアルコールの打ち上げ
心地よく、2時間近くダベって解散となりました。

実は私たちも学んだことがあります。
打ち合わせやリハーサルに、haru+の長女が一緒に来ていました。
みんな最初はおっかなびっくりですよ、だって最初に連れてきたときはまだ3ヶ月とかだから。
今は9か月、少しだけなら「つかまり立ち」もします。
私のような独身にとって、
子どもは好きでもここまで小さな乳児はなかなかお目にかかれません。
でも、一緒にいることによって、みんなが乳児の免疫と言うのでしょうか、
あやし方とか、もっと言えば乳児と一緒にいる環境に慣れてきました。
「お嬢!」とか「姫!」などと、声をかけながら、抱っこしたり歌を歌ったり。
みんなであやすことを覚えました。
そんな赤ちゃんこと「悠乃ちゃん」が、私たちと一緒にいてくれたおかげで、
今回の投影会が成立できたのだと思います。
パンフレットにも、投影のスタッフクレジットにも、彼女の名前は出なかったけど、
私たちと一緒に闘って作り上げた「メインスタッフ」が彼女だったんだなあ。

この日は戻って仕事でした(それも24時過ぎまで・・)。
仕事場に戻って、最初にやったことは、この日の入場者を含めた状況の速報を、
他のメンバーに送ることでした。
仕事で休めないという男性は、星雲の画像を探したり、前日の準備に来てくれました。
滋賀に転勤しちゃっている女性は、パンフレットの作成を買って出てくれました。
そんな他のメンバーに、大成功だったよ!と速報の同報メール。
すると――すぐにメンバー全員に「お疲れさま!よかったね」と返事が戻ってきました。
遠方でも仕事でも、気にはかけていたんだろうな。
パート2をやろうとか、今度は高齢者向け投影会だとか、言いたいことを言ってくる。
そのメールに、帰宅したメンバーが「ありがとう」メールを戻してくる。
なんか、ステキなクラスメイトと一緒に学芸会をやったみたい、そんな気分に浸りました。
疲れたけど、元気いっぱいです!

ということで、特別投影会は好評のうちに幕を閉じました。
今度は7月の「星の教室」で、都内小学校での授業。
そして8月30日の夏の投影会に向けて、もう走り出しています。
また新たな挑戦のために!

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5月20日、プラネタリウムの特別投影会、恒例の「始まるまで」 大宮 [やる]

5月20日(火)、プラネタリウムの特別投影会、恒例の「始まるまで」 大宮

前の日の19日が「厄日」でして、かなり凹んだ1日。
そんな気持ちを持ちこさないように!と思いながら、この日20日を迎えました。
当初、天候がよくないという予報が1日ずれ込み、この日は日差しも暖か。
私の関わる「さいたまプラネタリウムクリエイト」の特別投影会、
「子どもと楽しむママ・パパのためのプラネタリウム」の日であります。
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仕事を朝の9時までに終えて、大宮に向かいます。

この投影会は、今年の初めごろに、メンバーの女子が提案した企画。
昨年の夏に長女を出産して、それまでのアウトドア派だった彼女が、
すっかり在宅傾向になってしまったのであります。
というのも、子どもを連れて行ける場所が限られていることを痛感したから。
だから、子どもがいくら泣いてもいいという、プラネタリウムの投影をやりたいなと言うのがキッカケ。
できるかな?とか、お客さんが来なかったらとネガティブな意見もあったけど、
劇場に相談すると平日午前ならいいという。
やれるんだったら、日程を決めちゃって、そこに向けてやろうよ!とけしかけたのは私(笑)
日程が決まれば、台本とかスケジュールとか、
なんとかできちゃうスキルを持ったメンバーばかりだから。
その結果、5月に2回の投影会という鬼スケジュールになってしまいました。

平日午前だから、小学生などは来ることを想定しなくてよく、
乳幼児とその親御さんがターゲット。
だから、子育て支援センターとか、子育てネットのようなところへ宣伝。
あとは劇場さんにパンフレットを置かせてもらう。
まあ、20人も来れば嬉しいよね!という感覚だったのです。

投影時間も普段よりも短い30分。
子どもたちが怖がらないように、真っ暗にしないで、
日の入りから春の星座紹介が10分ちょっと。
そのあと、子どもたちが喜ぶような「手遊び」の時間が7~8分。
あとの15分くらいは、心地よい音楽と、キレイな星雲や星団の写真を見せる
だから、子どもたちというより「その親」が楽しめるような構成にしました。

平日午前投影ということで、集まれるスタッフが少なめだから、ギリギリのメンバー。
企画・脚本・コンソール操作・ナレーションが、9カ月の女の子ママ「haru+」
音響「tate」
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手遊びおねえさんが、最若手の「新田孝美」
手遊びの際の生演奏、ギター「mao」
そして、手遊びチーム2名も受付などに加わってもらい、
受付専属が「みきと」と、新田孝美の母「やぎさん」(人手が足りないことから招集された)。
最年長の「Shiba」は、haru+の長女(9カ月)がずっとおとなしくいられないと判断し、
その女の子をあやす、いわば「乳母」(笑)
受付チーフは、今回やっと後方支援に戻れました「式守」であります。

集合時間は10時、三々五々集まってくる。
「明るい時間に会うなんて珍しいね!」と軽口。
いつも夕方以降から集まる面々ゆえ、明るい日差しが似合いません(笑)
手遊びとコンソールチームは、さっそくホールに入り、事前の調整。
受付開始は10時50分予定だから、
それまでにいろいろな準備をするのは、私たち受付専属チーム。
実は、パンフレット・アンケートの印刷や、授乳室・おむつ替え室などの準備は、
前日の夜に集まれる人が集まって、準備しておいてもらった。
(私は前日、仕事につき欠席)
だから、受付開始時間までは、あまりやることがないから、受付の手順を確認するのみ。

今回はベビーカーでお越しのお客さんもいるだろうと予想し、
一般入場口とは別のフロアーに「ベビーカー入場口」を作った。
そこで入場の際に、ベビーカーを預かるようにしていた。
最初は「そんなに多く来ないから、同じ入場口で大丈夫じゃない?」と言っていたものの、
最若手の新田孝美が「もし多く来たら対応できなくなっちゃうから、別入口!」と強硬に具申。
引換のプレートも20個用意しておく用意周到さ。
彼女、他にも細々と多くお客さんが来ても対応できるようにと、
案内板の増設とか、個々のメンバーの動きにこまかい指定を施すなど、
少し病的なまでの細やかな方針を立てる。
実はその病的な細かさが、今回功を奏したのが後でわかります。

受付補助として、いつも劇場で、通常投影をしている時の受付さん(派遣さん)に、
1名早出をお願いしておいた。
だから、受付は通常受付が3人、ベビーカー受付が2人、
場内案内が2人、操作卓が2人という布陣。
お客さんの入りは多くて30人だろうというのが事前の読み。
だから、280人入るホールに、バラバラに座られちゃうと手遊びがしづらくなるから、
客席の一部しか開放しない方針。
コンソールのharu+は少し緊張気味ですが、あとのメンバーはかなりリラックスムードです。

ところが――。

10時30分、開場20分前でまだ受付はシャッターが閉まっているけど、
その外に案内板でも出そうかな?と思い、私が外に出ると・・。
すでにベビーカーに子どもを乗せたママさんたちがいらっしゃる!
ざっと、ベビーカーで8台くらい、大人と子どもで20人くらいが待っている。
「プラネタリウムでお待ちですか?」と聞くと、そうですとの返答。
すぐに控室に戻り、「ベビーカー8台!全部で20人が待ってるよ!」と報告。
メンバーが全員騒然となり立ち上がる、そして驚愕の声「え~!」
だって、この時点で、当初の予想入場者数を満たしちゃったんですから。

音響のtateは、あとで聞くと「その報告で完全にテンパっちゃった」とのこと。
細々と病的に用意していた新田孝美もとっ散らかっている。
私は、入場者が当初の想像をはるかに超えると読み、開場時刻の前倒しを決める。
外の通路に待たせておくのではなく、せめてホールのロビーまで入れてあげよう。
そこで、受付補助の派遣さんと一緒に、受付のシャッターをオープンさせました。

プラネタリウムホールの準備はすでに終わっていて、いつでもお客さんを入れることができる。
ただ、ベビーカー受入れの入り口の準備が確認できない。
というのも、本来の受付は、先ほどの新田が担当し、
私が劇場内やエレベーターホールなどを遊軍的に動くはずだった。
でも彼女は受付と同時に途中での手遊びのメインだから、
マイクなどの事前準備をしないと受付に立てない。
それが滞っていたのだ。

その間に、お客さんはどんどん見えて、ロビーには30人以上になってしまった。
新田が戻ってきた、受付に入れるという。
私はホールに入り、30人以上が待っているから、開場を前倒しすると宣言。
コンソールからは開場OK、入場時音楽のジブリ音楽集が流れる。
別フロアーのベビーカー入場口のスタッフも、開場OKとの返事。
私は受付に戻り、開場しましょうと声をかけて、エレベーターホールへ。
受付を通ったベビーカーの人は、エレベーターで1階上に上がるから、その誘導のため。
そのエレベーターホール、5基のエレベーターが止まるたびに、何人かのお客さんが降りてくる。
皆さん、プラネタリウムを見に来たお客さんのよう。
受付の案内をしながら、ベビーカーで上のフロアーに誘導するために、エレベーターを呼び続ける。
ホテルのドアマンのような役割。
いつしか私の持っていた、お客さんの人数を計るカウンターは60を超している。

様子を見て受付に戻り、パンフレットとアンケートが足りないんじゃないかなと見に行く。
するとほぼないとのこと。
お客さんの出足が好調なことから、劇場の館長さんも受付サポートに来てくださっていたので、
館長さんに増し刷りを依頼。
また、ホール内誘導担当者に、客席の一部しか使用しない方針を撤回させ、
客席の開放を具申。
ローピングしてあった客席も開放した。

場内は子どもたちの嬉しそうな声がこだましている。
ナレーションのharu+が、マイクを使って、おむつ替えや授乳スペース、
トイレのある場所を繰り返しアナウンスしている。
本来の投影会ではやらないことだが、こうしておかないと不安になっちゃうもの。

開演時間は11時10分、ただ事前の申し合わせにより、
遅れてくるお客さんのために開演を5分遅らせ、11時15分開演との方針。
11時5分、本来の開演時間5分前、
手遊び担当者2名を受付業務から外してホール内の所定の位置に移動させる。
そこからは受付は、私と派遣さんの2名。
駆け込むようになおお客さん、「まだ間に合いますか?」。
大丈夫ですよ!ゆっくり入りましょうね。

11時15分、申し合わせの開演時間に。
受付業務を派遣さんに依頼し、私はホール内へ。
その後の受付作業は派遣さんにお願いしました。
ホール内は、それはそれはステキな光景。
子どもたちとママ・パパが、まだかまだかとワイワイ待っている。
トイレの表示を引っ込めてから、受付インターフォンを取り上げる。
コンソールへのホットライン、haru+が出た。
「お疲れさまです、あと2名のお客さんが、
ベビーカー入口から入場した時点で開演してください、
100人超していると思いますよ!」
声にならない返事を戻してくるharu+。

さあ、驚きの特別投影会の始まりです。
その模様はまたあした。

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5月18日、室内楽で疲れが吹っ飛ぶ!松伏 [見る]

5月18日(日)、室内楽で疲れが吹っ飛ぶ!松伏

目が覚めても夢うつつという日。
爆裂月間を送っておりますので、疲労が蓄積しておりました。
そしてこの日も翌日も仕事2セット。
だから、仕事終わりは23時でして、途中で4時間の休憩を取ることができます。
2セットの日はその4時間を休息にあてるのですが、
この日はお誘いを頂いていた演奏会が2つ。
一つはクラシックの室内楽、もう一つは小さいハコの吹奏楽。
前日までの熟慮の末、室内楽に行くことにして、
吹奏楽を誘って下さった方には、丁重にお詫びをしておりました。
でも休息を取らずに室内楽を聴くのが、かなり億劫だなと思っていたその日の朝。
ふだんはこんなこと感じないので、やっぱり体調が少し悲鳴を上げていたのです。
でもまあ乗りかかった船だし、行けば楽しいこともあるかな?と、
仕事を13時に中座し、車で松伏町の「田園ホール・エローラ」へ向かいました。

この日の演目は「東京ヴィヴァルディ合奏団」の特別演奏会。
「エローラの四季」と題して、ゲストにペギー葉山を迎えるという。
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東京ヴィヴァルディ合奏団は、昨年のクリスマス時期に、
サントリーホールの演奏会にご招待されてから聴くようになったユニット。
全員男性、そして弦楽4部とピアノ(チェンバロ)の編成。
実は4月の大型連休の初日に、都内での演奏会があり、、
最近すっかり有名になった、
自衛隊員唯一の「歌手」こと、三宅由香莉さんをゲストに迎えたそうで、
これはぜひ行きたかったけど、さすがに仕事から逃れられずに涙を飲んだもの。
じゃあ今回は‥と言うと、ペギー葉山さん(笑)
噂では御年80歳とのことで、いやまあ・・特別な思い入れのないソリストさんです(爆)
(のちほど書きますが、素晴らしいパフォーマンスでした、本当にステキでした!)

あのね、今回なぜ、この演奏会に行きたかったかというと、
フライヤーに掲載されている曲目が、聴きたい曲ばかりだったのね。

(★マークは歌=ペギー葉山)
1部
ヴィヴァルディ「四季」全曲
2部
加古隆「黄昏のワルツ」
「テネシーワルツ」★
「ケ・セラ・セラ」★
武満徹 ワルツ「他人の顔」
「シャル・ウィ・ダンス?」★
マイ・フェア・レディより「踊り明かそう」★
「ドレミの歌」★

ヴィヴァルディの「四季」は、有名な「春」と、緊張感のある「冬」は聴いたことあるけど、
全曲通しとなると、なかなか聴く機会がなかったので楽しみ。

ペギー葉山さんの歌う曲はどれも聴いたことあるどころか、おそらくは一緒に歌える有名曲。
特に「踊り明かそう」は、原題の「I Could Have Danced All Night」が、
高校1年の時、後期の音楽のテストで歌ったんだよね。
芸術選択で当然音楽を選んだ式守、
前後期に1曲づつ、みんなの前で原語で独唱をするというテストがあって、
前期は「オーソレ・ミオ」、後期がこの曲だったのです。
オーソレ・ミオは原文のイタリア語で、巻き舌も情熱もフェルマータも自由というもの。
いまだに「ケヴェラコーザ、ナーユルナータエソーレ」って歌えます(笑)
そして後期の「I Could Have Danced All Night」、
マイフェアレディというミュージカルの名曲ですから、
これまた感情的に歌った方が点数がいいというものだった。
これは英語ですが、いまだに暗唱できます。

そして実は一番聴きたかった曲が「黄昏のワルツ」
NHKの「にんげんドキュメント」という番組のテーマになったのですが、
それほど長くなく、同じ旋律の繰り返し。
でも、切なさがキュンキュンするような珠玉の楽曲だと思っています。
加古隆の演奏会に行きたくていつも狙っているのですが、
演奏会が仕事の忙しいと大抵かぶるので、いまだに行けていないの。
(今年も9月初旬にあるのは知っているのですが、おそらくは仕事多忙週=涙)

さて、前置きが長くなりましたが、疲れを引きずりながら当日券で入場。
客席後方に陣取ります。
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定刻、1部がスタート。
13人のメンバーが登場し、まずはヴィヴァルディの「四季」
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、チェンバロのユニットによる演奏。
ヴィヴァルディの時代はピアノがないので、教会音楽で活躍していたチェンバロが鍵盤楽器。
ホッとするようなチェンバロの音色であります。
春夏秋冬を、鳥のさえずりだとかこんこんと降る雪とか、そういうものを楽器で奏でる。
優雅な時間に、先ほどまで感じていた疲れが、会場の床にポタポタ落ちていくような感じ。
全曲を通して聴くことで、個人的に好きな「冬」がより一層心地よく聴けました

さて2部、最初の曲が私が一番聴きたかった「黄昏のワルツ」
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・ピアノの4人のソリストが登場します。
本当に短い曲、おそらく4分ちょっとだと思います。
ワルツゆえ、切なさが漂う3拍子。
CDでは何度も聴きましたが、生演奏は初めて。
この曲を聴きに来たんだよと思いながら、ドラマティックな演奏を聴きまして、
不覚にも、涙がこぼれました。
なにか夕陽を背負ったうしろ姿、人影がその人の前に長く伸びる。
赤いフィルターに染まるような中で、もがきながらも前に歩く人が、この曲で思い描けるのです。
切ないの、苦しいの、でも前に歩くしかないの。
そんな光景が、エローラで演奏のその向こうに見えたような気がして。
もっともっと聴いていたかった、そんな名演奏でした。

そのあと、舞台を少し転換したあと、他の演奏者と一緒にペギー葉山さんが登場
ステキなお召し物もさることながら、かくしゃくとした足取り、ピンと伸びた背中。
本当に年齢を感じさせません。
最近はジャズのステージで歌うことが多いけど、
きょうは室内楽で歌えるから楽しみとおっしゃっていた。
やっぱりシンガーとして、ストリングスをバックにすると、
負けずに歌わないとみたいな気持ちが出ると言いますよね。

テネシーワルツ、ケセラセラ、シャルウィダンス、踊り明かそう。
そのいずれもそらんじている名曲を、1番は日本語歌詞で、2番は原文で。
情熱的に、ときにはファニーに歌われました。
声量もさることながら、トークも全く衰えていないし、
なにより椅子に掛けることもなく、直立で歌うその姿勢!
なんだか感動しちゃいました。

最後はドレミの歌、知らない人はいない楽曲ゆえ、聴衆が口ずさむ。
どちらかと言うと年配者が多い客席でしたが、みんなしっかり歌っていました。
うたごえ喫茶みたいだなあとも思いましたが、決定的な違いは、
やっぱり演奏のストリングスの重厚なサウンドの妙でしょう。
コントラバスのベースの弾き方も、チェロのふくよかなサウンドも、
やっぱり贅沢なものだなあと、聴きながら感じていました。

アンコールは2曲、1曲は合奏団のみの演奏で「マイ・フェイバリット・ソングス」
JR東海のCMでおなじみのアレです。
私、この曲の3拍子も好きなんですよね。
そして熱狂的に迎え入れられたペギー葉山さんが最後に選んだ曲が「エーデルワイス」
これは小学校の合唱で歌いましたから、英語の原文をそらんじていました。
最後まで知っている曲を優雅に贅沢に堪能しました。

そして、気がつけば今日の曲はほぼ「3拍子」
奇数拍子は、緊張感とか不安定感があると言います。
でもこの日の3拍子は、疲弊した体に適度な刺激を与え続けてくれたみたい。
耳から入り、体内の解毒をしてくれたような感じさえ思いました。

帰りの道は、来る時とは比べ物にならないくらいに元気になっていました。
不思議ですよね、本当に音楽によって癒やされたのです。
おそらく、演奏会に行かずに休息を取っていたとしても、こういう風にはなれなかった。
ココロとカラダは別物、心の疲弊が治癒されたら、かくも元気になるんだと思いました。
無理して聴きに来て本当に良かった!

それで終演後は美味しいアルコールでもあればいうことなしなのですが、
残念ながらたて込んでいた仕事をこなしに戻りました。
でも元気を取り戻し、しゃくしゃくとこなせました。
No MUSIC No LIFE――
唯一無二の存在が、音楽なんだなあって、あらためて感じた日でありました。

タグ:芸術 松伏
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ワカコ酒45話「大人のエビマヨ」 [ワカコ酒]

ワカコ酒45話「大人のエビマヨ」

新久千映さんの作品「ワカコ酒2巻」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。
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厄日ってありますよね、どうにも困った事態が立て続けに起こる日。
久しくなかったんですが、この前の19日(月)がまさに「厄日」でした。
仕事上での困ったことが、まあ一度に起きちゃったんだよね。
この日は2セット勤務で間に中抜けしないとカラダがおっつかなさそうだったのだけれど、
その時間もほぼキープできませんでした。
前の日も2セット、翌日はプラネタリウムとの投影会・・。
極端に疲労の色が濃い式守であります。
ああ、現実逃避はワカコにすがろうかしら・・(笑)

「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
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第45話は「大人のエビマヨ」。

創作料理のお店に来たワカコ。
お品書きの「大人のエビマヨ」の「大人の」が非常に気になる。
子どもから大人まで好きなメニューのはずだけど「大人の」とな?
供されて納得、「ブランデーソースをかけてあります」とのこと。
そして、串に刺さっているエビちゃん。
衣×マヨ=ビールでしょう!
ワクワク、マヨの白さとソースの黒のコントラスト。
さくっと、はふっと、ぷりぷりっと、うふふ!っと。

女の子はきっと大好きなの、えびちゃん。
ちょこっと苦みのあるソース、でもいい香り、これが大人の味かあ。
まろやかマヨと衣にぷりぷりエビ、それに冷たいビール。
まったくだれ?こんな組み合わせ考えたの?
こりゃたまんないっす。
ふだん串に刺されていないものを、串で食べるのも楽しいなあ!


海老マヨにそれほどの至福を感じていない式守としては、
本筋である「海老マヨ」にはココロ動かされないけど、
それ以外のところに突っ込みどころが満載のこのお話。

中華料理って、あまり一人で行くことはないけれど、
どなたかと一緒に行くと、よくこの「海老マヨ」をオーダーされるのです。
エビチリもあるから、ヘタすると両方とか。
なんでマヨネーズなのか、そのあたりがいま一つ解せないところ。
マヨネーズは味が一辺倒になってしまうと思っているのと、やっぱりマヨの味が強いの。
だから、積極的に使うことがないものであります。
私の冷蔵庫には、マヨネーズはありません。
トマトもセロリもお塩で、サラダにはドレッシングですもの。

海老のプリプリが好きだという意見もありますが、
本当に美味しいエビを食べていないだけなのかもしれませんけど、
海老のその食感がいいなあと思うことも少ない。
お寿司などでエビを供されても、こんなものかしらと思うくらい。
甘エビは、逆にここ何年食べていないだろうというくらいのものです。
伊勢エビにしてもロブスターにしても、
そんな高級なものは口に入る機会自体が僅少ではありますが、
そこまで美味しいなあと思ったことはない。
むしろソースにしたり、お椀にしたりして供された方が美味しいなあと思う。

生のエビを刺身で頂くとき、頭部の殻の部分をうまく剥けずに、
美味しい味噌を食べられなかったという意見がありますが、
あれは発想の転換で、尻尾をきれいに剥き、吸うようにして食べると、
結構味噌まできれいに食せます。
こういう豆知識みたいなものは、覚えているんだけどね。
数学の公式は覚えられませんでした・・。

考えてみると、海老にしてもカニにしても、こと甲殻類に対する執着心はないなあ。
シャコは好きですけど、分類上、シャコは甲殻類ではないですよね(たぶんきっと・・)。
シャコはお寿司屋さんでも必ず頼むし、シャコのツメを出してもらうこともあるもの。
でも、人間ってすごいものを食べますよね。
シャコって、ほとんど「昆虫」だぜ。
(そういうことを言うと、食べられなくなっちゃうから言わないの!)

「大人の――」とあると、やっぱり成人男性としては「おぉ・・」ってなりますよね。
大人の時間とか、大人のテレビとか、大人の玩具とか(どんどん下ネタに・・)。
講談社が発行している「おとなの週末」という雑誌があります。
主に飲食のことが網羅されている、ガイド誌のようなもので、
私も立ち読みではありますが、熟読しています。
でも以前、本のタイトルを文字だけで見た人が
「『おとなの週末』ってエロ本ですよね」と言ってて、笑ってしまいました。
まあ、言われてみれば確かにそう思えるものであります。
それ以来、おとなの週末が成人誌コーナーに置かれていないかどうか、
探すのが楽しみになりました(笑)

でもファミレスなんかにキッズメニューがあるんだから、
この際、アダルトメニューもあってもいいかなあと。
マカとかすっぽんとかヤツメウナギとか、そういうもの満載のフードばかり。
(精力をつけてどうする=爆)
でもアダルトメニューなんて、一昔前のホテルの有料チャンネルみたいですね(下品)

ふだん串に刺さないものを串で食べるのは美味しい、とワカコは申しております。
北千住の駅そばに、立ち食いの関西風の串揚げのお店「天七」さんがあり、
北千住でちょこっと乗り換えの時間があったりすると、アペリティフと称して、
寄ることがあります。
最近はどうだかわかりませんが、以前はこちらで「おしんこ」って頼むと、
串に刺されているものが供されました。
私は頼んだことはありませんが、チーズって頼むと、やはり串で刺されて出ます。
おそらくは、会計の時に串の本数でカウントするからだと思うのと、
ここはお箸がないんだよね。
だから、串は便利なんだと思うのであります。
BBQなんか行くと、器用に串を操って食べている人が、一人はいます。
最後は串でカレーまで食べちゃうから、アッパレです。

以前、数人で飲みに行ったときに串焼きの盛り合わせを頼んだら、
その串を器用に外す人がいました。
これはよくあるパターン、でも串焼き屋さんではあまりよくない行為とされていますけどね。
シェアするならしょうがないけど、せっかく串打ちされているのを外すなんてということ。
ですが私と一緒に行った人は、串から具材を外したら、
今度は数種の具材をもう一度串に刺しだしたのです。
つまり、正肉とかハツとか砂肝とかレバーを一度はずし、各種を一つずつ串におさめていく。
そうすれば、一人一本の串をあてがうことができるという立派な思想。
でも、何が始まっちゃったのかと思いましたよ。
それにその人、指がタレでベトベトだし、不恰好な串ものだし・・。
その心意気と、平等主義という憲法の理念の順守に対しては敬意を表しますけど・・。
だいたい、指が熱くないのかな?

今回ワカコが訪れたお店、カウンターの雰囲気とか、大皿が積み上がっている光景とか、
私のお気に入り、北千住の「きわ」さんに似ているのね。
もしかして、新久先生はきわさんを模して描いたのかしらと思ったけど、
考えてみたら新久さんは広島在住だから、そんなことはないの。
なんだぁ、ワカコと会えるかと思ったのに・・。


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タモリ倶楽部の飲みネタが面白かった! [見る]

きょう5月22日は大相撲5月場所12日目を見に、午後から両国へ行ってきます。
安いイス席を、珍しく前売りで買っておいたから、きょうは当日券でドキドキすることないや。
誰かさんみたいにウィルス性腸炎で、全公演が中止にならない限り(爆)
若手もベテランも、役力士も平幕力士も、とにかく注目が多い今場所であります。
実は年間で、仕事上もっとも忙しい時期ですが、この日の午後に休みを取るために、
先週から連日、遅くまで仕事をしていたということもあるので、自分へのご褒美です!
打ち出し後は、そこから合流の女子と一緒に、両国のあのビールのお店へ。
3月以来の再訪になります、またぶっ壊れそう・・。
その模様はおそらく、来週になっちゃうかな?

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タモリ倶楽部の飲みネタが面白かった!

本題に入る前に、ちょこっとスピンオフ。
珍しく先日、ランチを作ってみました。
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玉子とトマト、もやしがあったので、サクッとこんな感じ。
ちなみに、ポトフは出来合いのものを温め直し、少しアレンジしただけ。
汁もの2つになってしまいましたが、お味噌汁は具だくさんです。
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玉子焼きは得意なんですよ、飲み屋さんで作っているところを見ているから(笑)
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無骨な男の料理は、集中できるから楽しいのであります。

さあ、そんな普通の記事で終えられるはずのない弊ブログ(爆)
先日のタモリ倶楽部が秀逸だったということで、そのご紹介。
久々に飲み企画でありました。
過去の企画で忘れられないのは、
「刺身のつまで飲む」とか、「焼酎の割りもので飲む」など。
もう普通の飲み方ではなく、そっちにいくかいというものばかり。

いつものようにタモリさんがしゃべっているところに、なぎら健一と玉袋筋太郎が割って入る。
「いやあ、ついにこの番組も『銀座』で飲めることになりましたよ」
なぎらさんは「戸越銀座だと思っているんでしょう」などと言いながら、でも本当に銀座らしい。
やっぱり企画が踏み外しちゃっている・・(笑)
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「銀座のクラブ」(におつまみを卸している乾物屋)で飲む――。
つまり、銀座にあるあまたのクラブなどに、
業務用のおつまみを卸しているという「岡田かめや」さんの店内で、
そのおつまみでビールを飲むのだという。
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(タモさんと玉ちゃんの間には、お店のご主人)
そこに大宮エリーも入ってきて、恒例の飲み企画に突入であります。

まずは普通のおつまみベスト3との触れ込み。
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なぎらさんが店主に向かって「マネージャー!」と呼びかけ、
タモさんが「さっきまで『大将』って呼んでたじゃないかよ」とのツッコミ(笑)
玉ちゃんは「このおつまみのお皿で、銀座のクラブなら4000円はしますよ」と悪乗り。
そうだよね、いわば席料(チャーム)とお通しでは、そのくらいしちゃうでしょう。
でも、右上の甘しょっぱいネジネジしたおつまみは、浅草のバーでたまに供されるなあ。

次にホステスさん人気のスイーツ系おつまみ。
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左はナッツにチョコがかかっている、下はミカンのドライフルーツ、右はラムネと金平糖。
また玉ちゃん悪乗り、ドライフルーツでフルーツ盛りなんて頼んだら、
高級店では「天文学的な金額になる」と紹介し、タモさんが「んなわけない!」。
ちなみに式守、これは高級店でもなんでもない普通のバーでウィスキーを飲んでいるとき、
お通しで供されたのが甘い雛あられだったときは、イスから転げ落ちそうになりました(爆)
(ちょうど桃の節句だったんだよね)

みんなが飲んでいるビール、タモさんだけ他の人よりもブラウン色が強い気がする。
湘南地区のクラフトビールを好んで飲んでいたことがあったので、
もしかしたら、この日の収録もそうだったのかな。
ちなみにビールがメインではないので、銘柄の紹介はなし。

途中から、みんなかなりお酒が入ってきたようで、陽気な会話が続くも、
酔っ払いの域に達してきて、どうしようもないことばかり言っている。
スティックタイプのホタテの貝柱をおつまみに出されると、
なぎらさんがまず「たいがいは、この貝柱でマドラーにしますよね」
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玉ちゃんは「貝柱は大事ですよ、口にくわえれば飲み屋のマウスピースになりますから」。
タモさんにいたっては「この貝柱を口に入れて、(乾燥から)戻すよね」。
これに悪乗りのなぎらさん「貝柱を口で戻して、バター焼きにするもんね」――。
完全な酔っ払いのネタだよ!

うるめを手に取るや否や「だいたい、これをライターで炙り出す奴がいるよね」とか。
おそらくは私たちが飲み屋さんで話していることって、こんな程度なんだけど。
これが放送で流れてしまう「ゆるさ」が、タモリ倶楽部のいい所であります。

皆さんも飲み屋さんで供される業務用のおつまみが美味しくて、
個人購入してしまったことありませんか?
私はその昔ずいぶんありましたね。
カボチャのタネとか、キスチョコとか、ミックスナッツとか。
これが家では減らないんだ・・(涙)
味が濃いし、量目が多すぎるし、原則として太る要因だし・・。
で、最終的に扱いに困り、棚の奥にしまわれるのであります。

一番うれしいお通しってなんだろう。
あ、話の流れで「乾きもの」に絞りますね。
個人的には、お菓子をまず食べない生活なので、どんなのでも嬉しい。
えびせんとかいいなあと思うけど、本当に止まらなくなっちゃいそう。
以前、日本酒のメンバーとあるお店に行ったとき、
最初に出された殻つきの落花生が美味しくて、褒め称えたら、
すごい大袋をそのまま持ってこられて、いくらでも食べていいと言われ、
最終的にキロ単位で食べてきたのを思い出しました(爆)

あと、そのしょっぱいおつまみの塩分が指先に残しておいて、
かえりの道すがら、舐めて余韻を楽しむなんてやりません?
(やらないよ!)

相変わらず、タモリ倶楽部の飲みネタは楽しいの。
そして本気で飲んじゃう企画なので、最後はみんな、いい感じになって終わるの。
そのあたりが吉田類さん的で、いいんですよね!
――と、番組同様、ユルいまま終わりにしたいと思います。


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