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大晦日(おおつごもり)に寄せて [考える]

大晦日(おおつごもり)に寄せて


首都圏ではおだやかな年の瀬を迎えています。
ということは、北陸や東北では厳しい天候に見舞われていることでしょう。
それもすべて年の瀬の恒例のようなもの、2013年がもう少しで終わろうとしています。
皆さんにとって、この2013年はどんな年でしたでしょうか?

私は、一昨年の2011年は「喪失の年」、昨年の2012年は「復活の年」だと、
やはり大晦日に書いた記憶があります。
今年はなんでしょうか・・。
あえて言えば「充実の年」だったのかな?と思います。
比較的、仕事もそこそこ上手にこなせましたし、
趣味の世界も、さまざまな発展があり、日々忙しく楽しく過ごせました。
プライベートでは・・まあいろいろありましたね(笑)
大病せず、なんとか暮らしてこられたのは、感謝したいものであります。
「リア充」なる言葉があるようですが、そのベクトル違いとはいえ、
そこそこのリア充だったのではないかしら。
やりたいこと、やれることの狭間の中で、自分を見失わず、1年通して過ごせました。
8月ごろからの大いなる爆裂日程のおかげで、慢性的な睡眠不足との戦い。
お誘いをお断りせざるを得ない状況など、負の部分もありましたけれど・・。

「夢は叶う」ということを、あらためて知った年でもありました。
小学生のころ思った淡い夢、プラネタリウムで自分が星空を投影したい!
というものが、今年の夏についに叶いました。
もちろん100%ではありませんが、絵空ごとのような夢が叶うことがあるんだ!と思うと、
もっともっと夢を持ってもいいじゃん!と考えます。
今の充実を「道の途中」と捉え、より一層の「その先」を目指したいなと思います。

プラネタリウムで投影している最中に、それこそ2か月近くずっと取り組んできた「日の入り」で、
じっくりじっくり、もったいぶったように星を投影していました。
一番星、二番星、一等星、二等星・・そしていつしか満天の星空に。
私が子どものころに「うわー」と興奮した思いを、お客さんに味わってもらいたいなあとの思いで。
そしたら、投影卓のすぐそばに陣取っていた家族連れの小学生の男の子
「うわー」って声をあげたのが、私の耳に届きました。
20130831投影会08.jpg
操作でいっぱいいっぱいの私が、でもその声に少しだけ嬉しかったんですね
おそらく30年近く前に、自分が感じた興奮が伝承した!って。

ゲームをやっている子どもの能面のような無表情は大っ嫌いです。
それは子どもだけではありません。
電車で一心不乱にスマホを見ている大人の、こわばった顔も嫌いです。
やっぱり楽しければ笑顔を、悔しければ泣き顔を、悪だくみをするときはニヤリ顔を・・
そういう表情の変化があっていいと思うのに、いまの世の中、無表情がはびこっています。
せめて子どもたちにだけは、喜怒哀楽をストレートに表情なり発声なりで表現してほしい。
だから、星がいっぱい出た時に「うわー」っていう声に、してやったり!と思ったのです。

大人が選んだ選択肢から、子どもに選ばせるのだったら、そこに興奮はありません。
例えば三択問題なのに、4つ目とか5つ目の選択肢を選べる子どもって、
純粋に素敵だなあと思うのです。
いつのまにか、型にはまってしまう、予定調和重視の大人になってしまうのが嫌で、
破天荒でダメなオトナを実践したいなあというのが、私の目標です。
だから、楽しいよ!おもしろいよ!って声をあげたい。
そう目指して、この一年、ブログを運営してきたような気がします。

子どもたちに正対して、より楽しいものを提案したい。
そのためには、まず自分が楽しくなければいけない。
だからまず、楽しいことをいっぱい経験したい。
そのために触角を大いに伸ばし、貪欲に探していきたいのです。
それがいつか、子どもたちが表情豊かになる、そんな日を目指して。

自己満足の夢です、そして荒唐無稽な夢です。
でも、最初に書きましたよね!
「夢は叶う」んですよ!

充実した1年を送ることができた、最大にして最も傾注したコンテンツが弊ブログでした。
日々増えていく読者さまへ、つたない文章ではありましたが、
一年を通して飛ばすことなく継続してこられました。
コメントを寄せてくださるお仲間の激励には、何度も励まされました。
本当にありがとうございました。
相変わらず長文ではありますが、どうか来年もお付き合い下されば幸いです。

天災の多い年でもありました。
政情不安もささやかれます。
震災復興はなお、道の途中です。
いつの時も、直接最初に被害を受けるのは、子どもであり弱者であります。
この時代に生まれて、本当に良かったと思えるような社会を作るのは、オトナの義務です。
自分はその義務を果たせているのかな?と、年の瀬に少し考えます。

だからせめて、子どもに夢を持ってもらいたい
そのためなら、どんな汗でもかきます。
なぜなら、自分が子どもの時に、当時の大人たちがそうしてくれたのだろうから。
「よそう、また夢になるといけねえ」とサゲるのは、芝浜の噺だけにしておきましょう!


どうかおだやかな年の瀬を、お送りくださいますよう。
そして来たる2014年が、夢ある年になりますよう。
心からお祈りし「大晦日(おおつごもり)」を過ごしたいと思います。

式守錦太夫拝


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2013年 式守錦太夫アウォード その2 [番外]

速報です!
弊ブログのHNでもある式守錦太夫さんは、
2013年の九州場所から「立行司・式守伊之助」を襲名したため、
空位になったことはすでにお知らせしましたが、
2014年初場所を前に、幕下格の「式守慎之助」
式守錦太夫を襲名することが発表されました。
20131228式守慎之助.jpg
よって、式守錦太夫は現存する行司さんに再度なったことをお知らせします。
そして、相変わらずとっても重要なことですが、
弊ブログの執筆者は、実在する式守錦太夫さんとは一切関係ありません。
また、日本相撲協会とも関連しておりません。
先々代の物故された式守錦太夫さん(中島忠雄さん)のファンだっただけです。
20110923式守錦太夫(10代).jpg
でも、式守慎之助さんは、先々代と同部屋の出身、よって直系の錦太夫襲名ですので、
個人的にはうれしいなあ。
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2013年 式守錦太夫アウォード その2

さて、昨日の続きであります。
このデータを集計すると、
見知らぬ人から5000万円、拙い借用書で貸してくれるという素敵なことは一切ない、
アウォード後半です。
(そんなことをしたら、某知事をやめないといけませぬ

まずは今年1年嗜んだ、お酒の量であります。
毎年同じことを記しておりますが、
世間に比べて多いのか、少ないのかと言われると大いに困ります。
だいたい、1年間でどの程度飲んでいるかなんて、データがないですよ。
つまり相場がわからないということ
もし読者の皆さまも集計したら、ぜひ式守宛にお知らせくださいね。

少ないものから列挙します。

紹興酒:13杯(前年データなし)
 =中華を食べる機会が昨年より多かったからかしら
ブランデー:46杯(前年、50杯)
 =微減です、バー飲みでの最後に頂くのが多い
焼酎:70杯(前年、65杯)
 =ほぼ変わらず、好んで飲まないとはいえ、飲んでますな
ウィスキー全般:123杯(前年、68杯)
 =倍増に見えますが、一昨年のレヴェルに戻っただけであります
ワイン・シャンパン:130杯(前年、68杯)
 =完全に倍増!ワインも泡も好きな人と一緒にがぶがぶ飲むようになりましたからね
カクテル・リキュールなど:208杯(前年、184杯)
 =これも増えたように見えますが、一昨年と同じレヴェル、バーなどが圧倒的であります
――なんだか大幅に酒量が増えたみたい。

そして上位2分類は恒例、杯数表示ではなく総容量で発表!

2位:日本酒、56,340ミリリットル≒31・3升
(前年は63,180ミリリットル≒35・1升)
――驚異の11%ほどの減少です、ちなみに昨年も8%減。
年々、日本酒の消費量が減っています。
その分、洋酒などにスライドしてしまっているのが明らかに。
通い箱(業界ではP箱といいます)だと5ケースくらいですよ、困ったもんだ。

そして1位はやっぱりビールでした。
199,341ミリリットルは中瓶換算で398・68本。
ちなみに前年は201,107ミリリットル、中瓶換算で402・21本。
――ほとんど変化なしであります・。
昨年が一昨年対比で130%だったので、高止まりという感じでしょうか。
総じてみると、日本酒の消費減少以外は、高止まりまたは増加ということであり、
酒量が圧倒的に増加した!と言っても過言ではありませんでした。

さあ、最後にお待たせいたしました。
うかがったお店の回数発表であります。
総数83軒(前年、106軒)に行きまして、その中から、多く行ったお店であります。

(カッコ内の順位は前年順位)
10位 (圏外)、5回:ファミレス(大宮・打ち合わせで使うこと多し)
9 位 (7位T)、8回:きわさん(北千住・居酒屋)
8 位 (9位)、 9回:さくまさん(大宮・居酒屋)
7 位(7位T)、10回:彩鳥さん(春日部・串焼き屋)
6 位 (6位)、11回:むら田さん(春日部・料理屋)
5 位 (2位)、15回:ブラッディマリーさん(武里・バー)
4 位 (5位)、17回:クーパーズさん(春日部・ダイニングバー)
3 位 (5位)、18回:大はしさん(北千住・居酒屋)
20110601大はしさん.jpg

――10位のファミレスは、ここに入れていいのかわかりませんが、
プラネタリウムの打ち合わせで行くことが多かったので。
前年圏外ですから、圧倒的な伸びです(爆)
上位陣の変化はほとんどありません。
5位のブラッディマリーさんは、伺う回数はそれほど変化ないのですが、
4位のクーパーズさんと3位の大はしさんが激増(笑)

ちなみにもうすぐ入賞というお店は、
日高屋さん(立ち飲みやラーメン屋さん=なぜか回数が多かった)が4回、
とんかつ一幸さん(春日部・とんかつ屋)、肉の大山さん(上野・立ち飲み)、
大宮の居酒屋さん(プラネタリウムの投影会で打ち上げをやるところ、名前を失念)、
カラオケ(春日部で流れに流れた後)=いずれも3回――であります。
あと、2回うかがったお店を羅列すると(敬称略)、
いづみや(大宮)、大統領(上野)、酒屋の酒場(北千住)、サンバンダ(幸手)、
田中屋(千住大橋)、MARU(八丁堀)、プロヴァンスヴェール(大宮)、江戸一(大塚)、
いぐさ(幸手)、志婦屋(浅草)――の各店です。

さあ、それでは最後になりました、2013年に式守錦太夫が伺ったお店ベスト2であります。

2位(前年3位)、37回:オールドパル・三銃士さん(大宮・バー)
CIMG1884.JPG
1位(前年1位)、78回:イエローノートさん(春日部・バー)
201101イエロー近影.jpeg
――ということで、ついに堂々3連覇達成のイエローノートさんであります!
ぶっちぎり、有馬記念みたいですね!
地元で這ってでも帰れる場所にあると、こういうオチになってしまいます。
年間78回って、5日に1度は行っている計算です。
でもほとんど深い時間にしか伺っていないので、
こちらで式守に会おうとしたら、遅い時間に見に来てくださいね!
そしてだいたい、某店のバーテンダー、ヒゲのおっちゃんももれなくいます(爆)

ちなみに2位のオールドパル・三銃士さんは、2012年10月に再オープンをしましたので、
昨年は実質3ヶ月のデータでしたから、昨年3位というのは参考記録です。

回数ということであれば、やっぱり行きやすい街ということになってしまいますね。
地元春日部、第2の故郷大宮、実質フランチャイズの北千住に偏ってしまいました。
ということで、2013年のアウォードはこれにて終わり。
バカバカしい内容にお付き合いくださり、ありがとうございました。
いくら浪費しているんだろうという、お金のことはおっかなくて集計できません(汗)



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2013年 式守錦太夫アウォード その1 [番外]

きょう12月29日は、もう20年近くやっている恒例行事「テレビを見る会」です。
363日前の昨年12月31日にやった「紅白歌合戦」を見ながら
今年の紅白の展望を占うという、果てしなく大バカな企画(爆)
このためにわざわざ遠方より馳せ参じる、昔からの友人(全員独身)がいるんですから。
要は、忘年会なんですけどね、式守別宅のテレビ4台がある部屋で、
テレビをアテに酒を飲むのが目的。
紅白を見ると世相がわかるのであります。
その模様は、きっと来年の記事になるか、あるいはバカバカしいので割愛となるか・・。

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2013年 式守錦太夫アウォード その1

長い読者さまには恒例ではありますが、最近の読者さまにはお初かもしれません。
例年のこの時期に披露いたしまして、
多くの読者の皆さまをよりガッカリさせた(爆)「式守錦太夫アウォード」を開催します。
要はこの1年、式守がどういう行動をして、どれだけ酒を飲み、
どのお店に通ったのかをまとめたものであります。

メモ魔というほどの事ではないのですが、私はこの8年ほど、1日4行日記と、
うかがったお店と飲んだお酒の分量を克明に記録しております。
これらを記録した「黒皮の手帳」は、
仮に式守が鬼籍に入っても、出版されることはありません。
いわば備忘録なのですが、あまりにバカバカしいでしょ。
だいたいは翌日の夕刻に、前日のを記すのですが、
さすがに1日前くらいなら覚えていますよ。

さあ、どなたにも喜ばれない式守錦太夫アウォードのご紹介ですよ~。
ちなみに統計期間は、
2012年12月26日より2013年12月25日までの365日であります。

まずは格調高く、芸術分野からです。

今年は音楽会に19回も行くことができました!
一昨年の8回、昨年の12回から飛躍的な伸び!
クラシックもジャズ系も増えましたが、なんといっても「能楽演奏会」が新たに加わりました。
20130328一噌2.gif
能楽笛方の一噌幸弘さんを追いかけて、5回も行きましたからね~。
来年もいっぱいいっぱい聴きたいですね。

スポーツ観戦は、相撲に6回
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これは東京場所の1・5・9月に各2回づつ、いわばルーティン。

アメフットは3回
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これは昨年よりも1回減であります。

野球観戦は、昨年並みの5回。
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千葉マリン、神宮、東京ドームなど。
鷹の祭典も見に行ったんだなあ(と言いつつ、千葉ロッテファン・・)
福岡ファンのお知り合いの賜物であります。

昨年から第3次スキー熱にかかっているこのシーズンには、2回スキーに行けました
うち1回は十数名で車分乗という、学生のノリのようなスキー!
そうそう、麻里子さまと行ったんだよね♪
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アイスホッケーが意外にも1回だけ
そして久々のサッカー観戦も1回、甥っ子を連れて行ったの。
その甥っ子、小4にしてサッカーチームの正GKをやっています。

寄席で落語は、痛恨の1回だけ、これはとてもザンネンでした。
聴きたいんですよ、でも時間が許さなかった・・。

月イチと銘打っての映画鑑賞は10回。
爆裂月間になると、映画も見に行けませんでしたが、
昨年が5回だったので、倍増であります。
映画だけじゃなくて、シネマ歌舞伎とか、シネマコンサートなんかも行きたいなあ。

お酒や食に関するイヴェントは、昨年同様の5回
オクフェス系が2回、やっぱりビールを飲んで!っていうのは楽しい!
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展示会・見本市系は3回、写真展なども行けました。
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もっと美術館とかに行きたかったなあ。
献血には、3回しか行けなかったようですが、昨年が2回だから微増という感じ。
献血ルームがもう少し遅くまでやっていてくれたら、月イチくらいで行けるんですけどね。

読者さまとの「オフ会」を今年、3回やらせていただきました。
まあオフ会といっても、告知してやるものでもないし、だいたいはサシ飲み(爆)
そして長時間の深酒になることが多いのであります。
オフ会ご希望の方は、ぜひご一報を!

私が副会長をしている「日本酒造り愛好会」関連の集まりなどは13回
20111205日本酒造り3.jpg
冬から春にかけての日本酒造りは、茨城・笠間での作業。
あとの時期は、役員会や日本酒界の方のと会食が中心。

そして、一昨年から関わり今年の春から「正会員」として活動させてもらっている
「さいたまプラネタリウムクリエイト」の投影会や打ち合わせなどが、
昨年比約3倍増の36回!
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夏の投影会に向けては、操作担当の自主トレなどを含めて、ほぼ連日通いましたから、
大宮通いも回数がうなぎ登りです(笑)

あれだけ忙しい日々だのなんだの言いながら、よくもまあいろいろなところに行けました。
これで本当にお仕事をしているのかしら・・。
(一応しているのですよ、それも一応激務の部類なんですが・・)

町会の寄合やお祭り関連での集まりには7回参加。
今年度で班長は終わりなんですけど、夏祭りではまた今年も役員になるでしょうね。
なにせ、式守が圧倒的に若手ということになっていますので。
とか言いながら、キライじゃないから始末悪いの・・。

さあ、ここから下世話な話題に、飲酒に関するデータであります。
まずは飲みの有無について。

家飲み:82日(前年、78日)
1人外飲み:101日(前年、79日)
2人外飲み:30日(前年、35日)
複数外飲み:38日(前年、46日)
――そして休肝日:96日!(前年、107日)

家飲みが微増、1人外飲みが激増、2人以上飲みが微減という結果。
ちなみに家飲みでは、ビール缶1本くらい。
だってすぐに眠くなっちゃうんですもの。
一人外飲みの最中に、知り合いが来て一緒に飲み出すというのはよくある話で、
純粋に孤独を通して酒に正対する時間ではないような・・。
休肝日は昨年より11日減りましたが、それでも驚異の96日!
おおむね週2回は飲んでいないんですよ。
依存症ではないということがお分かり頂けましたか!
ですから、浴びるほど飲んでも、健康診断でなんにもエラーが出ないの。
あ、夏にダイエットをしまして、体重5キロ減に成功しました。
義理の弟からもらったジャケットが着られるようになりました♪

ですが、今年集計をしてみて愕然としたデータがありました・・。
「風邪をひいた回数:7回」
――まあ、完治せずにぶり返したというのもカウントしておりますが、
数年前までは、風邪なんて年に1回ひくかどうかというのでしたが、
この体たらくはいかんともしがたい。
風邪をひかない体づくりというのが急務でありますね。

明日はアウォード後半、飲んだ酒量とハシゴの軒数、
そして行ったお店の回数であります。
そんなことを集計して、いったいなんのメリットがあるのでしょうという、
根源的なご質問はしない方向でお願いしますね(笑)

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ワカコ酒シーズン2 27話、「麻婆豆腐」 [ワカコ酒]

ワカコ酒シーズン2 27話、「麻婆豆腐」

へ?と思った読者さまもいらっしゃることでしょう。
つい先日、第1巻をフルコンプリートしてしまい、
2巻は来春とのことです~って書いたのですから。

その日は12月20日のことです。
池袋でベートーヴェンの第九を聴いて、北千住で飲んでいた日の事。
そうです、ロールキャベツを頼んだら、チーズが乗っかっちゃったのが出たあの日。
飲んでいたら、ある飲み仲間さん(女性)からメールが来たの。
とあるバーで、私と一緒にシェーカーを振るステキなお人。
昨夏、茅場町の奇店「ニューカヤバ」で一緒に飲んでいて、
日刊ゲンダイに取材されて、式守と紙面を飾った気の毒なお人(涙)
メールは短く一行。

「ワカコ酒2巻出たよ」

センセーショナルなネタは、的確に短い文言でいいの。
通信社のフラッシュも、一報は短くという不文律があるから。
有名なのは「ケネディ、ショット!」
ケネディ大統領が撃たれたときに世界を駆け巡ったフラッシュ。

北千住の本屋さんに駆け込み、すぐに購入してきました、ワカコ酒2巻
なんでも、好評につき来春発売予定の2巻を前倒ししたらしい。
――ということで、式守のブログ記事のネタ枯渇注意報への救世主のように、
めでたく降臨されました~。
時間のある年末年始に、じっくりお読みになっても良いかと。
(じっくり読むようなものではありません、15分ちょいで読めちゃった=爆)

それでは・・・・・・。

新久千映さんの作品「ワカコ酒」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。
20131225ワカコ酒2.jpg

第2巻発売とのことで、弊ブログのワカコ酒記事も「シーズン2」ということで(*^_^*)


「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
20130701ワカコ酒2.jpg
第27話は「麻婆豆腐」。

四川麻婆豆腐がウリのお店に来てみたワカコ。
たしかに麻婆豆腐以外のメニューは少ないみたい。
本格中華には、本場の紹興酒で頂きたいもの。
昔は香りがイマイチだったけど、今では欠かせないアイテムに。
紹興酒を飲んで中華を食すると、お料理がめちゃ美味しいことに気がつく。

辛さは唐辛子ではなく山椒、これでもかと入っている、だから口がしびれる。
そのしびれが心地よい、そして止まらない・・。
味の染みたお豆腐、挽肉のしっかり味、そしてクセのある紹興酒がマッチする。

子どものころに、日本風麻婆豆腐をオンザライスしたっけな。
歳を経て味覚が変化し、舌なじむ日本の味から、現地の味を欲するようになった。
大人になるって楽しい・・。
中毒性高し、お店がこの料理で勝負しているのも納得~・・。


式守の大好きなアイテム、麻婆豆腐であります。
なんでって?そりゃ豆腐好きだしさあ、
テレビ東京アナウンサーの大江麻理子さんの好物なんですもの(爆)
モヤさまを以前からご覧になっていた方なら、ご存じですよね。
大江さん、麻婆豆腐の味には厳しかったですから。

麻婆ナスも麻婆春雨(これは永谷園の商品か・・)もありますが、
やっぱり麻婆豆腐にはかないません。
このアイテムの素晴らしいところは、ご飯のおかずにもなり、お酒のアテにもなる。
脇役も張れれば、主役どころか一人芝居すら可能。
日本人なら、だれでしょうね・・。
やっぱり佐藤浩市かな?

日本酒のメンバーで、中国料理を頂いた時、麻婆豆腐を発注。
辛さをチョイスできるということになりました。
私は読者さまご承知の通り、辛いのは不得手
カレーですら、甘いのを頼むくらいですから。
ところが、日本酒の面々は、おバカさんなほどの辛いもの好き
この前、焼き鳥屋さんで、七味を一瓶使い切っちゃうんだから(驚)
じゃあいいよ、辛いの発注してもと言ったら満面の笑みで、辛いのを注文。
ワカコが書いているように、麻婆豆腐の辛さは、山椒の辛さ。
よって、口中がしびれてくるのですよ。
鋭角的な辛さではないとはいえ、決定的な問題は、舌がバカになっちゃうの
そのあと、何食べても何飲んでも、区別がつかないんですから。

麻婆豆腐に入っているお豆腐は、絹ごしがいいのかな、それとも木綿かな
絹ごしのふるふる感が好きだし、味が染み込みやすい(気がする)けど、
お豆腐の形がグズグズになるのはどうもなあというお人もいると思う。
オンザライスにして、かき回しちゃうんだったら、それでもいいかなと思う。

あと、やっぱりスプーンで食べますか?あるいはレンゲかな。
私は、お豆腐の種類によって変えたいの。
木綿のカチッとしたものなら、お箸で品よく食したい。
絹ごしなら、下品にスプーンでもいいな。
レンゲはイマイチ、それは他のフードも然り。
例えばチャーハン、よくレンゲを出されるけど、スプーンに変えてもらう。
というのも、レンゲってご飯ものやあんかけチックなものを食するとき、
舌でぬぐうように食さなければならないでしょ。
それがどうにも見た目が良くない気がして・・。
その点、スプーンだったらそんな気を遣わなくていいですから。

クセがあって、最初はイマイチだなあとワカコも言っていた紹興酒
私は大好きです。
できたら、あっためてほしいな、それも瓶ごと。
昔ながらのお店だと、ザラメを一緒に出してくれるけど、
一昔前はザラメを入れないと飲めないようなシロモノだった、その名残らしい。
今となっては、そんな劣悪なものは少ないので、ザラメはほぼおつまみかデセール(笑)
紹興酒を飲み始めちゃうと、本当に止まらなくなってしまうんですよね。
あの甘さがまたいいんだな。

大人になるって楽しいっていうワカコ。
そうやって、食の深みを楽しめるのはいいな。
でも山椒たっぷりの麻婆豆腐を食べた後は、かなり舌がしびれちゃうからお気をつけあそばせ。
お年頃ですから、そのあとに唇を奪われちゃったりすると、相手もしびれちゃったりして(汗)

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なお弊ブログは通常営業が本日までとなります。
昨年、一昨年同様、29日・30日は
私のこの一年の飲んだくれ生活を総括する「式守錦太夫アウォード」
31日は「大晦日(おおつごもり)によせて」
2014年1月1日は「新年のごあいさつ」――であります。
1月2日より通常営業を再開しますが、
当分は2013年の暮れにあったことの記事となりますよ。
乞うご期待!であります

タグ:ワカコ酒
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12月23日その2、クリスマスとカキ鍋 浅草 [飲む]

12月23日その2、クリスマスとカキ鍋 浅草


サントリーホールでのクリスマスコンサートを聴いてからの流れ。
アペリティフをホールの前のカフェバーでかまし、そこから浅草を目指します。

まあ一応、シャレオツな時期だしさあ、オトナの男女だしさあ、アペリティフもかましたしさあ・・。
そして普段なら、薄汚い恰好の式守ですが、多少気を遣って、なんとスーツ姿だしさあ(爆)
ということで、数軒の候補を掲げるも
「式守とでなければ行けないレアな場所がいい」と言われちゃ、
やっぱり下町しかねえだろ(大笑い)
こういうチグハグなあたりが、良くも悪くも式守の真骨頂なのであります。

もう私の第2の故郷みたいな、浅草に直行であります。
そして、祭日でもやっている下町居酒屋さんの名店「志婦屋(しぶや)」さんへ。
ベストのカウンター席が空いていました、やったー!
まずはビールを頂きましょう、こちらはキリンのラガー。

まずは煮こごり
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くにゅっとした食感が楽しいですよね、辛子は必需品です。

次に〆さばと味噌豆
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こちらのシメサバは、三杯酢に浸かって出てくるから、刺身というより酢の物のよう
同行者ともども、酢の物が好きなので、こういうアイテムはうれしい!
味噌豆は、東京居酒屋でしかお目にかかれない逸品。
要は大豆を炊いたものなのですが、味噌になる前の状態みたいな意味。
ネギがあまり得意ではない同行者のために、ネギを別皿に移す。
シェアする同行者、子どもの箸使い教室の様相(笑)
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あ、もう当然、このアイテムならばお酒ですよ~。

穴子の白焼き。
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温かくてフワフワしたものが供されれば、出されたお料理の順番を変更し、
白焼きにプライオリティを持ってこないといけません。

メインは何にしよう・・そうだ鍋を食べよう!
ということで吟味の上で私のワガママを押し通しました。
カキ鍋です。
CIMG8339.JPG
こちらのお店は比較的ポーションが大きいから、いつもはなかなかここまでたどり着かないけど、
今宵は怖いものなしさ!
カキは火が通るとプクッとなって、甘みが増す、素晴らしい食材であります。
味噌仕立てのおつゆもまた美味しいんだなあ。
できる前の写真を撮っておきながら、カキ鍋の至福に満たされた結果、
出来上がった写真が無くて、その次の写真はこちら。
CIMG8342.JPG
見事なまでに食べちゃって、お雑炊を作る光景。
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これまた出来上がりの写真がなく、小分けしたあとという体たらく・・(涙)

こちらは完全家族経営ゆえ、子どもたちもわいわいお店を出入りしているのが微笑ましい。
接客もつかず離れず、そしていい意味での江戸っ子気質の皆さん。
観光地であっても、その温度感、距離感を上手に会得しているようで、
私の好きなお店の一つなのであります。
ごちそうさまでした!

まだ飲み続ける私たち、すぐそばの「酒の大桝」さんに行きましょう。
八海山のクラフトビール。
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言うなれば酒屋で飲む「角打ち」なんですけど、こぎれいなスペース。
なにより、早く閉まってしまう浅草界隈にとって、遅くまでやっている稀有なお店
よって、式守御用達なのであります。

軽くつまめるようにと、茶豆と焼き味噌
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年寄りのチョイスですね(爆)
サク飲みでありました、ごちそうさま!

酒の大桝さんを出て、先ほどの志婦屋さんの前を通ると、
大将が子どもたちと外で興じている。
私たちの顔を見ると、にっこり笑って「ありがとうございます」と声をかけてくださる。
浅草の市井の酒場は、どこまで行っても市井なのです。
酒の酔いだけではなく、人の息吹にも酔えました~。

ということで、後半はクリスマスとはちっとも関係ない、下町酒場探訪記になってしまいました。
でも、それが式守色なのかな。
こういう飲み方がシャレオツだと思っているうちは、まだまだお子ちゃまなのであります。
(逆にオヤジ道まっしぐらという意見もありますが・・)



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12月23日、クリスマスコンサート! 六本木 [見る]

12月23日(月)、クリスマスコンサート! 六本木

世間はクリスマスホリデーのこの日、当然お仕事をするのがいつもの式守。
人が遊んでいる時に働くのが、私の生業であります。
そんな式守を、ステキな演奏会があるからと誘ってくださるお方が。
というわけで、私、今の仕事を始めて20年近くですが、
クリスマスホリデーに外出は数えるほどしかありませんで、ひょこひょこ行ってきました。

サントリーホールのブルーローズという、小ホールでの演奏会。
「東京ヴィヴァルディ合奏団」の定期クリスマスコンサート。
なんでも、ご招待を頂いたとのことで、そのまたご招待に(ヤヤコシイですね)。
本当にギリまで仕事をしてから吹っ飛んで行ったので、飲まず食わずでありました。
普通ならランチをしてから、音楽会っていうパターンですが、
私は非人道的な職場環境ですから・・。

ご招待と言って、なにも持たずに招待されてしまうのは無礼千万でありますので、
時節柄、シャンパンを購入して行きましょう。
ということで、ほぼ私のフランチャイズである、北千住の成城石井さんで待ち合わせ。
黄色いボトルのヴーヴ・クリコ、これをステキにラッピングしていただく。
ごったがえす成城石井さんで、えらくお手間を取らせてしまうも、
店員さんが丁寧なラッピングを施してくださり、平身低頭、感謝の念を表してまいりました。
(大慌てのため、痛恨の写真漏れ・・撮っときゃよかった)

開演15分前にサントリーホールに到着。
関係者受付には、同行者のお顔見知りで、合奏団の団長さんの奥さまがいらっしゃる。
お招きいただいたことへの謝辞を述べ、シャンパンをお渡しします。
会場はこんな感じ、フラットな客席に身近なステージ。
CIMG8311.JPG
サントリーホールに来たのなら、やっぱり飲まなきゃ!とばかり、
開演まで時間が無い中、スパークリングワインを飲むも、これまた大急ぎなので写真なし・・。

定刻、音楽会は始まりました。
東京ヴィヴァルディ合奏団の第14回「ファンタジックなクリスマス~天使の秘密~」。
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ヴィヴァルディと言えば、ヴァイオリン協奏曲が有名で、
特に「春」は、だれしも聞いたことのある名曲。
このヴィヴァルディを敬愛する室内合奏団ですが、そのトーンを大事にして、
いろいろな趣向での音楽活動をしているとのこと。
私は初めて聴きます。

全員男性、12人のメンバーは、
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスという弦楽4部と電子オルガンでのユニット。
この日のゲストは、12歳のボーイソプラノ「栗原一郎」君。
そしてMCは、お笑い芸人のパペットマペット
うしクンとカエルくんのシュールなネタが光るお人です、私はけっこうパぺマぺさんは好きなの。

第1部は7曲、やっぱり時節柄、ミサ調の荘厳な音楽が多し。
バロック時代からの選曲が多く、オルガンの音色が映えます。
聴いたことがあったのは、バッハの「アヴェ・マリア」
でも深い感銘を受けたのは、スペイン・カタロニア民謡のクリスマスキャロル「火の鳥」
切ないチェロの調べと、オルガンの掛け合いが、心に染みます。
1部の最後の曲、イギリスの作曲家「ブリッジ」のクリスマス舞曲は、
哀愁のスケルツォが、会場をムーディに染め上げてくれました。

第2部は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」より「冬」
四季の中で、最も好きな楽章かもしれません。
しんしんと雪が降り、ややもすると緊張感に満たされた展開。
CMなどでもおなじみのフレーズですが、基本的に長調の曲なれど、
この部分は、短調の重厚さが光るのです。
1stヴァイオリンのエッジの効いた奏でが特筆でした。
ナマで聴いたのは初めてですが、鳥肌が立つようでした。

そのあとは、ボーイソプラノのソリストを交えての、クリスマスメドレー。
もろびとこぞりて、神の御子は今宵しも、ジングルベルを、
原曲と日本語訳の両方で歌ってくれました。
どの曲も歌詞が自然とこぼれる。
だから彼が歌っている時に、こちらも自然と口ずさんでしまいます。
ヘンに抑揚をつけない、いい意味でフラットな歌声は、あらためていいなあと思いました。
成熟した大人の情熱的な歌い上げもまたいいのですが、
基本のき――みたいな、教科書通りの歌もまた、心に響くのであります。
ちなみに、ソプラノの栗原君は、1部では教会合唱的なお召し物だったのですが、
2部ではお色直しをされ(笑)、なんと白タキ!
カワイらしいんだな、これがまた・・。

1曲挟んで、アニメ「スノーマン」から「ウォーキング・イン・ジ・エア」
この曲、アニメをほぼ見ない私は初めて聴いたのですが、すっごくキュンとしました。
なんでも、雪だるまと少年が空を飛びまわり、
最後に雪だるまは溶けてしまうという切ない物語。
同行者はこの物語を知っていて、かなり感動してしまったらしい。
でもすごく切ない音楽に、私もグッとくるものがありました。
スノーマン、見てみようかな。

そして、2部の最後は、
シークレットガーデンのユー・レイズ・ミー・アップ(You Raise Me Up)」
始まる前に同行者に、「この曲できっと泣いちゃうよ」と言っていたくらい、好きな曲です。
シークレットガーデン以降、ケルティック・ウーマンやイル・ディーヴォもカヴァーしましたし、
なんといってもトリノ五輪のフィギュアスケートのエキシビションで、
金メダリストの荒川静香が滑走したときの曲というのが、有名ですよね。

トリノ五輪は2006年ですが、私がこの曲に出会ったのは、その2年前です
2004年2月、アメフットの全米プロリーグNFLの決勝、第38回スーパーボウルで、
オープニングセレモニーに流れたのがこの曲。
その前の年に、スペースシャトルの爆発事故があり、クルーの追悼の意味で、
国歌斉唱の前に、若手歌手ジョシュ・グローヴァンが歌ったもの。
この映像が、画質の悪いビデオで残っているんだから、アッパレであります(爆)
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アメリカ独特の国威発揚もありましょうが、この熱唱と追悼しようという雰囲気、
そしてそれにマッチする牧歌的な曲と前向きな詞に、大いに感銘を受けたのであります。

その曲を、室内合奏と男の子の歌が、生演奏で聴けるなんて・・。
それも途中から半音あがって、少し抑揚をつける歌いっぷり。
弦の優雅な奏で、そしてクリスマス色に染まった会場。
もうダメです、式守、感極まってしまいました。
ところが、その同じ曲の同じ場所で、同行者の方がより感極まってしまうというオチ・・
マイッタね、年を取ると涙もろくなって・・。
いいオトナが2人そろってグズグズになっているのは、はた目にはイタイなあ。

アンコールはこのクリスマス色の3曲。
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見事でしょ、ここまで来るともう、グウの音も出ません・・
きよしこの夜は、お客さんみんなで合唱。
うしろの席の人が、おそらく合唱の経験者らしく、違うパートで歌っているようで、
個人的に「2部合唱」でいいなあなんて思ってしまいました。

シャレオツなサントリーホールで、ムーディなクリスマスコンサート。
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優雅で贅沢で、心から幸福に浸れた、ステキな音楽会でありました。
同行者も「心の洗濯だ~」と言っていました。

外に出ると、うー・・やっぱり冬の夕方は寒いなあ。
ちょこっと喉を潤わせましょうと、目の前にあったカフェバー
そういえば朝から飲まず食わずだったんだなあと、ビールから(笑)
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アテは鴨のスモーク
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このあとワインも飲んだんだなあ。

――そして、これで終わる私たちではありませんぞ。
ムーディな夜ですから、どんだけシャレオツに過ごすか・・という期待とは裏腹に、
銀座線に乗って一路、浅草をめざしているあたりが、
大間違えのおバカさんたちなのであります。
クリスマスホリデーの浅草ディナーの様子は、またあした!



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12月20日、ベートーヴェン第九とロールキャベツ 池袋~北千住 [見ると飲む]

12月20日(金)、ベートーヴェン第九とロールキャベツ 池袋~北千住

もう朝からどったばた。
冷たい雨が、途中からみぞれになり、あげく雪・・。
都心で初雪という、寒い寒い日でありました。
そしてマイカーの車検の日でもあったの。
17年目に突入の、デミオ君(マニュアル車)は、みんなから「まだ乗るの?」と言われ続けるも、
愛着もひとしおゆえ、動かなくなるまで乗りますよ!
でも、台車だったハイブリッドカー「アクア」も良かったなあ・・。

この日は大慌てで仕事を終えてから、都内出撃です。
毎年恒例、年の瀬の代名詞、ベートーヴェン交響曲第9番を聴きに、
池袋の東京芸術劇場へ。
これまで、都響、日本フィル、新日本フィル、東京シティフィルなど、
いろいろなオケで聴きましたが、いまだ果たしていない二大オケは、N響と読響。
その内の、読響=読売日本交響楽団の第九演奏会があるの。
当日券が若干枚発売されるというので、それを狙って、池袋詣で。
池袋の芸劇は、年明けの読響以来ということなので、聴き初めと聴き納めが、
読響芸劇であります。
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当日券は座席表を見て買えるシステム。
S席とA席のみの発売。
A席はおおむね三階席になってしまうので、ここは奮発してS席(9000円也)にします。
ここで2000円ケチって、3階で聴くよりも、贅沢したいもの。
1階の前から11列目、ややステージ下手側から見るとこんなアングル。
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リニューアルされた芸劇は、イスもゆったりになったようであります。

この日の演目は、潔く1曲のみ。
ベートーヴェン交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」。
よって、19時開演のあと、休憩なしで終演は20時30分。
指揮者は背の低いアメリカ人「デニス・ラッセル・デイヴィス」
読響とは初共演とのこと。
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「第九」は好きな曲の一つ。
おそらく何十回も聴いたから、65分近い4つの楽章のどのフレーズも覚えている。
短調独特の、重々しい感じが好きなんですよね。
あと、年の瀬という調味料がよりこの曲を昇華していると思う。
何年か前、11月の最初に、第九を聴いたことがあるんだけれど、
全体的に良かったんだけど、なにかが足りないなあと思った。
それがきっと「年の瀬」というトッピングなんだよな。
だから、無理してでも年の瀬に聴く価値があるのであります。

第1楽章、ざわざわざわという弦楽から始まる特有のオープニング。
ステージ下手に打楽器が配置されていたので、ティンパニがよく見える位置。
そのティンパニが躍動している。
チェロやコントラといった、低音弦楽器の伸びが心地よい。
コンダクターは、オケが少し前のめりになるのを、抑えているかのように、
テンポをため気味にしている。
でもそれがイマイチ浸透していないのか、オケが少し走り過ぎる感覚。
まあ、初共演ゆえのぎこちなさなのかもしれない。

第2楽章、私が一番好きな楽章。
心地よいスケルツォと、優雅な曲調のコントラストがステキ。
楽器が重なり、より複合されていく音の妙を大いに感じる。
ホルンなどの金管がまた映える。

第3楽章、口の悪い人に言わせると、「眠くなっちゃうよ~」という楽章。
今回、この楽章をじっくり聴いて、あらためて素晴らしかった。
起承転結の「転」でもあるこの楽章、前半のややドッカンドッカンを、
見事に転じてくれるかのような、弦の優雅さ。
指揮者はあまり細かいタクトさばきをせずに、流れるようなコンダクトぶり。
その分、ヴァイオリンが伸び伸びしてきた

そして第4楽章、コントラとチェロの悲鳴のようで「いななき」のような響き
何度も高音帯の弦が打ち消すように入ってきても、それをはねのける重々しさ。
暗い森の中をさまようも、やがて木々から木漏れ日がこぼれ、
大空が見渡すかのような大団円とばかりのあの有名な主題。
ここは何度聴いても、鳥肌が立つようであります。
そして、ステージ後方に陣取る合唱団とソリストたちの、
いまかいまかという感覚が大いなる緊張感に満たされる。

フルートとオーヴォエが、合唱へのバトンを渡すかのように躍動すると、
一斉に立ち上がる合唱団、そしてバリトン。
バリトンは与那城敬さん、深い彫りの顔立ち、ここ数年の読響第九バリトン。
この第一声は、「こんな調べではない!」と、全否定から入るんだけど、
この声量と迫力、ハッキリ言ってシビレました!
私の五感をすべて奪われました。
あまりに豊かな声量が、度肝を抜かれたという感覚。

合唱は「新国立劇場合唱団」
これまた読響第九ではお馴染み。
普通の第九だと、どこかの大学だったり、○○第九を歌う会だったりとアマチュアさんが多いの。
質がイマイチな分、量で勝負とばかり、大人数での合唱。
ところが、新国立劇場合唱団は、全員が歌のプロ。
よって、人数は80人くらいですが、声量が段違い
圧倒的な迫力でありまして、これまた嬉しい限り。

テノールの高橋淳さんは、テレビで拝見してことはあるけど、生声は初めて。
この人の、出番が近づくと「オレを見ろ!」みたいなオーラが増すあたりがとてもよかった。
一時、体調不良だという時期があったようですが、拝聴する限り、まったく問題なし。
ソロの部分は、天下を取った!みたいな歌いっぷりでした。

そして、今回一番見たかったソリスト、メゾソプラノの林美智子さん
美人で、豊かな表情、女優の宮崎美子が若くなったみたい
この人は、自分のパートではなくても、笑顔で口ずさんでいることがあって、
それが今回見られたのも良かった。

ソプラノの木下美穂子さんは、ビックリした顔をしている人ですが(爆)、
これまたなかなかの迫力でありました。

4楽章から入ってくる、ピッコロやコントラファゴット、大太鼓、トライアングルなども、
軽快で存在感を醸し出すいい音色。
でも最後まで、指揮者がオケを調教しきれずに、オケが前のめりになっているなあと感じる。
最後の部分も、指揮者が懸命に抑えているんだけど、
オケが前に行きたがるのを抑えきれていないチグハグ感が、ちょこっと残念でありました。
でもそれを補って余りあるほどの、ソリストの声と合唱の充実ぶり。
やっぱり交響曲は団体競技ゆえの難しさと、
その中で秀でるパートが必ずあるから、やっぱり生は楽しいのであります。

カーテンコールで、お客さんも私と同じような感覚を持ったよう。
合唱団への拍手とブラボーは、かなり大きかったようであります。
なにはともあれ、楽しい時間でした。
睡眠不足の日々ですが、楽しい音楽の時間はちっとも眠くならない。
高いお金を払って聴きに行くだけの価値はありました!

いい音楽のあとは、肝臓も満たしてあげましょう。
2日続けての、北千住詣で。
大はしさんは、週末ということもあって完全に満卓。
いつものカウンターがガッツリなので、テーブル席でいいや
オヤジさんも息子さんも、「悪いね、テーブルで」と声をかけてくださる。
テーブルはテーブルで、相席の楽しみもあるし、ちゃちゃっと飲むにはいいの。
小瓶、豆腐だけ、日本酒はいつもの通り。
カワハギはイマイチ味が乗っていなかった。
ぶりの照り焼きは、カマの部分でこれは美味しいなあ。
日本酒2本でまだ22時前だから、もう一軒ハシゴしましょう。

いつもお世話になっている、和食のきわさんへ。
「式守さん、忘年会ですか?」と、美人の女将さんに言われ、
いえいえ、コンサートから大はしさん流れと、バカ正直に説明しちゃう。
珍しく、チューハイを一杯目に頂きましょう。
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カキがあると看過できない、困った体質。
カキを2ピースくださ~い、あとお酒をぬる燗で。
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ちゅるんと、一口で食べちゃうなんて暴挙はできませぬ。
いじきたなく・・いやいや、後生大事に、二口、いや三口で頂く。
カキ好きは、そのまま食べるのよ!ポン酢は後で。

もう1アイテム選びましょう。
「もうラストオーダーになっちゃうんですよ」とすまなそうな従業員クン。
レコメンドの黒板に「ロールキャベツ」の文字。
おお、こちらの大将はたまに洋食メニューを供してくれるの。
少しだけ修業していたことがあるんだって、そしてかなりおいしい。
じゃあ、ロールキャベツください。
しばしのち、登場はこれ。
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あれ、ホワイトソースで絡めちゃったのかな?
いや違う、これは・・もしかして・・「ずーちー?」
そうです、とろけるチーズが乗ってきてしまった・・。
まさか、ロールキャベツにチーズがつくとは思いませんでした。
何度も書きましたが、私はチーズが不得手・・。
よく伺う「洋」のお店なら、チーズNGは周知の事ゆえ、外してくださるのですが、
こちらは和のお店、その情報を伝えていなかった・・。

とはいえ、チーズNGだからと突っ返すようなことはしませんよ。
私のコミュニケーション不足が所以なのですから。
ということで、ありがたく頂きました。
もう胸がいっぱいで、味の感想は特にありませぬ(笑)
おいしいとか、そうじゃないとか、そういうベクトルじゃないんだ。
チーズがすべてをかっさらっていったという、痛恨の珍事であります。

おそらく年内の訪店はラスト、来年の営業日を確認し、おいとまします。
今度、こっそりとチーズ不得手なことを、言う機会を考えましょ(笑)
ごちそうさまでした。

ということで、盛りだくさんだったこの日でありました。
でも満足満足、こういうジェットコースターみたいな動きの方が、
式守らしいのかなと思っています。

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クリスマスイブ特別態勢が終わりました~ [番外]

クリスマスイブ特別態勢が終わりました~


さすがに夜になると、世間は静かになってきました。
思い思いの過ごし方をされている、クリスマスイブでしょうね。
式守の仕事は、ここ20年近く、イブは特別態勢です。
もう慣れっこです(ガマンしているんじゃないんですからね~・・本当はやせ我慢)。

この時点になると、1日3つまでのイレギュラーがあると思うようにしています。
こう思っていると、予期せぬ事態に遭遇したとき「おお、きょう1回目」とか、「あ、2回目だ」など、気の余裕が出てきます。
今日の業務は、3つ以内に納まったので、ある意味「ラッキー」でした。
そして先ほど、特別態勢は解除になりました。
お疲れさまでした~。

世間ではこの時間でもなお、汗を流して働いておられる皆さんもいるでしょう。
治安を守る方にとっては、イブもヘッタクレもありませんよね。
そういう人々がいるから、私たちの平穏が保たれていることに感謝したいと思います。

仕事場のそばのピザ屋さんが、「いつもお世話になっています」と言って、
できたてのピザを持ってきてくださいました。
メンバー一同、美味しく頂きました。
こういうクリスマスプレゼントもまた、サプライズなのです。
やっぱりサンタクロースはいるんですよ。

サンタさんにはちょっと辛い、寒風が強めに吹く夜です。
でもその分、大気が揺らいで、星が瞬いていました。
サンタさんはいまごろ、その星の下で頑張っているのかしら?
瞬く星がダイヤモンドみたい!って思えるくらいの、余裕が欲しいですね。
2013年もあと少し、もうちょっと頑張りましょう!

とりあえず、今日のお仕事が終わったので、ワインでも開けようかしら?
あ、あしたの記事が書けていないんだ~(涙)

皆さまメリークリスマス!

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サンタさんがやってきた! [やる]

サンタさんがやってきた!

きょうはクリスマスイブですね。
御用納めがいつもより早いからとか、給料日前なんだよねとか、
皆さんいろんな言い訳を言いつつも、華やかな気持ちになるクリスマスイブです。
家族と過ごす人、大切な人と過ごす人、どうでもいい人と過ごす人――。
いろいろな過ごし方があれど、それぞれの時間を楽しんでくださいね。
式守は――めでたく本日、お仕事特別態勢です(笑)
ちなみに昨年は、イブの日の朝から捕り物がありました(爆)

サンタさんはいます。
子どもじみた夢だの、オトナの事情だの、そんなんじゃないんです。
サンタさんは本当にいるんです。
信じることが、存在に繋がるのですよ。
例えば、夢は叶います。
「自分の思い描く星空を投影したい」という子どものころの夢、
40歳を過ぎて、ひょんなことから叶いました。
もちろん、努力はしなければなりませんが、願えば叶うのであります。
サンタさん、見たことないじゃんっていうけど、
会いたいなあ、見たいなあと思えば、いつか叶うと思うんです。
だから、きっといるの!

でもね、きょうはクリスマスイブ。
今から願っても、即効性がないから、今年は見られないかもしれませんよね。
では特別!サンタさん、お見せしましょうね!

以前チラッと書きましたが、私の弟がくれた救助服です
この前、やっと袋から出してみました。
こんな感じ。
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で、これで当然満足しない式守・・。

当然です、で、着てみました(爆)

仕事場ですので、いろいろ修正しております。
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レスキュー隊が通常の執務や、救助事案で出場の時に着用のもの。
ありとあらゆるものが、機能的にできています。
例えば股下や脇下は当然立体裁断、足を開いても腕を伸ばしても、服がずれません。
せっかくだからと、編上げ靴も持って来て着用する始末。
ところがあまりに慌てていて、極太ベルトを持ってくるのを忘れたので、
消防団用の細いベルトになってしまいました(涙)

エスカレートする一方、じゃあヘルメットも用意しよう。
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いっそのこと、ヘルかぶろう(爆)
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ちなみに本格的なヘルも持っていますが、救助服にかぶるのではなく、
防火衣にかぶるものだから、あえてこの日はかぶらず。

よーし、指揮官役になってしまえ!
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マイ拡声器を抱える式守。
一切表情を隠しておりますが、満面の笑みだったことは言うまでもありません・・。
仕事場で何やってるんだか・・。

でもね、このどこがサンタさんなの?と思われる向きもありますでしょう。
オレンジ色のサンタさんだと思えば、いいんじゃない!
(こんなサンタさん、おイヤですか?)

弟に言わせると、型落ちとはいえ、正真正銘のホンモノだから、機能はスゴイよとのこと。
熱を逃がさないし、ケプラー素材だし・・。
近くで火事とかがあって、これを着て行っちゃうと問題だけど(当たり前だよ!)、
例えば災害とか非常事態とかなら、本当に役立つグッズになると力説する。
危機管理の鉄則「悲観的に備え、楽観的に対処せよ」からすると、
悲観的にこういうものを用意しておくのが、いいんでしょうかね。

ちなみに後日、最高品質の手袋、防災用ビブス、ベルト2本、Tシャツ1枚をくれました。
それもいつか、ご披露奉ります。
また、救助活動用のゴーグルは、正式に発注し、お金を払って買いました(それも2つも)。
だから、今年のスキーのゴーグルに採用決定であります!

この救助服で、スキーやったらダメかな?
防水加工していないけど、あったかいんだな。
スキー部の広報担当、麻里子さま、どうかな?

――と、サンタさんはいます!という崇高な主張が、
ただの消防グッズご披露になってしまった、「イタい」クリスマスイブのネタでした。
(法律に触れるような行為、詐術や戸惑いを助長する行為には一切使用しません)


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12月19日、能楽演奏会の今年の聴き納め 神楽坂 [見ると飲む]

ここ十数年、クリスマスの時期はすべからく仕事でありました。
お仕事柄、離れられないんですよね・・。
とか言っていたのが、今年、サントリーホールにいたら、笑っちゃいますか?
はい、ステキな音楽会に行ってきます。
式守、たまには世間並みなこと、してきま~す。
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12月19日(木)、能楽演奏会の今年の聴き納め 神楽坂

バシャバシャ雨が降っている。
雨は夜更け過ぎに、雪へと変わる――のかしら?みたいな日でしたね。
仕事もうこの時点にまで来ると、最終確認みたいなレヴェル。
でもこれだけ雨が降っちゃうと、なんだか忙しさも水入りみたいな感じ。

お仕事を30分くらい早めに失礼してしまい、出撃であります。
この日は神楽坂・矢来能楽堂での、お能の音楽会
連日の睡眠不足で、お能を聴くのはヤバいなあ、寝ちゃいそうだなあという危惧があったので、
行きの電車で快眠をむさぼることに。
この時間が本当に貴重、すっごく深い睡眠に陥れました。
こんな数十分で、睡眠不足は解消できちゃう、おめでたい体質であります。

能楽笛方の一噌幸弘さん主催の音楽会。
「能楽堂へ行こう」という、
敷居の高い場所・能楽堂に、初心者も来てくださいねという主旨のもの。
10月にやったのが「第一夜」、その時の模様はこちらから。
そして年の瀬のこの日が第二夜。
いつもの当日券狙いではなく、通しチケットを買っておいたんですよ、珍しく。
ということで、時間ギリに矢来能楽堂へ。
夏の納涼コンサートでも行ったから、新宿区矢来町の矢来能楽堂は三回目。
もう勝手知ったる場所になりました。

今回は前から4列目。
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正面席ですから、なにをもってしても、いい座席です。
この日のフライヤーです。
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20131219能楽堂へ行こうフライヤー裏.gif

この日は「舞と管弦楽 いちこつにたん」と銘打ってある。
「いちこつにたん」とは二つの言葉の結びあわせ。
「壱越(いちこつ)」とは、雅楽の調子の一つ、「D」の音を主音とする音階の事。
「にたん」は、ニ短調のこと、これもニ=Dの音の事。
つまり、今宵のすべての楽曲は、D調で演じますよという意味であります。
もともと短調=マイナー好きです。
クラシックで好きな、ショスタコーヴィチの交響曲第5番もニ短調だし、
この時期によく流れるベートーヴェンの交響曲第9番もニ短調です。
いわば私の根底に流れる調ですから、こんな企画はドンピシャであります。

演者は4人、主宰者で能楽笛方の一噌幸弘さん
能楽シテ方の観世喜正さん、津軽三味線の小山豊さん
邦楽打楽器の望月太喜之丞さん
いずれの皆さんも、何度か拝見したことのある人たちであります。
客席は、7割くらいの埋まり方かな。
原則年配の人が多く、皆さん能楽を見慣れているみたい。
でも中には、完全な初心者っていう人もいたし、若い女性も結構いた。
好奇心なのか、向学心なのか、女性はそういう点で立派ですよね。

曲は全部で8曲、最初の2曲は能楽の古典から。
舞が美しい、例によって流儀もしきたりもなんにもわからないんだけど、
荘厳な雰囲気で舞うと、やっぱり見入ってしまう。
前半のあとの2曲は、一噌幸弘さん作曲のオリジナル曲。
「田楽幻想」と「たんぼのかかしと赤トンボ」。

田楽幻想という曲は、これまで何度か聴いたことがあって、すごくしみじみといいなあと思う。
小山豊さんの三味線を、バチを持たずにあえてアコースティックギターのようにかき鳴らす。
一噌さんの笛が、切ない奏でを響かせる中、
観世さんの舞は途中で後見人の介添えでの早着替えもあり、
鼓や稲穂を持ちながら、舞台を所狭しと舞いつづける。
打楽器の望月さんが入れる合いの手が、お能の曲だと認識させてくれるが、
普通に、イージーリスニングの曲としてもいいくらい。
田んぼ~は逆に、三味線の音色をしっとりと聴かせてくれる。
座席が近くて、三味線の奏法をかなり間近で見ることができた。

休憩のあとは、三味線独奏での「津軽じょんがら節」。
有名な曲です、三味線は完全に打楽器ですね(笑)
バチさばきの迫力を堪能。
ここから、オリジナルを3曲、これがまたベクトルがいずれも違っていて楽しい。
ギターと笛が掛け合いをするような激しい曲あり、
ずっと同じ旋律を節回しを変えて演奏する、ラヴェルのボレロのような曲あり。
そして、般若のお面で登場する最後の曲は
舞囃子「美病ん(びびょん)」というふざけたタイトル。
でも、その幽玄な般若と、7拍子の緊張感が、
能楽堂の空気をぎゅっと引き締めてくれました。
一噌さんの曲は、転拍子や転調が頻繁で、聴いていて特有の緊張感があるけど、
その全体はとてもやわらかで心がすっと落ち着く感じがするのです。
雅楽の東儀秀樹の曲は、どちらかというと脱力で聴けるのですが、
一噌さんは、引き込まれる凄みがあるんですね。
この違い、聴いてみればわかるんですよ。
ユーチューブあたりにも、あるみたいなので、気になった方はぜひ検索してみてください。

アンコールに応えての最後は、「ゲゲゲのキタ次郎」という、これまたタイトルがおバカさん(笑)
この曲は夏の音楽会で発表されたんだけど、三味線と笛の相乗効果がすっごくいいのです。
ゲゲゲは、本当は「弦」という文字を使い、ヴァイオリンやチェロが入るので、
この日はあえてカタカナで「ゲゲゲ」とのことでした。

終演時刻を20分以上も過ぎる熱演。
不思議ですよね、外はまだ雨が降っているのですが、
来た時のうっとうしさが、一変していました。
というのも、能楽堂で聴く音楽と幽玄な舞でココロが満たされたからなのか、
外の雨もまた風流とばかりなのです。
人間ってココロの持ちようで、同じ現象を違った見方ができるんだなあと、思いましたね。
楽しかった~。
来年もこの能楽堂へ行こうシリーズは続くらしく、
今度は千駄ヶ谷の国立能楽堂で、
同じ曲を4流派の舞を絡めての見比べ・聴き比べを実践するそう。
よく存じ上げないけど、流派比べをするのは、タブーではないのかしら(笑)
来年も追っかけますよ~。

急いで帰れば北千住で少し飲めそう!と、がんばって電車を乗り継ぎ、
いつもの「大はし」さんで20分間の飲みができます。
座るや否や、ビール小瓶ともう日本酒、豆腐だけがドンドンと置かれる。
思えば少し久しぶりだったんだけど、覚えていてくださったのね。
青柳と、まだらの白子のポン酢を頂きながら、日本酒2本でタイムアップ。
「タラが今年はとれないんだって、だから白子の値段が上がっちゃって・・」
とオヤジさんが私に声をかけてくれる。
大はしさんに行き慣れている人なら、無駄口を叩かないオヤジさんをご存じでしょう。
楽しいことでもあったのかな、オヤジさんと束の間の会話も楽しんじゃいました。
ちゃちゃ飲みで十分、あしたも忙しいです~。

最後まで天気は雨降り、でも心は冬晴れです。
やっぱり音楽は究極のデトックスなんですね!


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