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子どものころの夢、きょう叶えてきます [考える]

子どものころの夢、きょう叶えてきます

きょう、このあとプラネタリウムの投影会に行ってきます。
今回の投影内容は「星の教室 特別編」と題して、
主に小学生の夏休みの自由研究のためとして、制作しました。
そうは言っても、きょうで夏休みは終わりなんですけどね(笑)
もちろん、子どもさんを対象にはしていますが、大人も見て楽しめる、
そういう内容にしています。

私は子どもがおりませんが、子どもは大好き
身近に子どもと触れあう環境でもあるのも遠因とは思いますが、
もしかしたら自分自身が子どもだからなのかもしれない
極端に精神年齢が低いとすら思っている。

子どもに接するとき、私が一番大事にしたいのは、目線の高さ
腰を折り、膝をつけてでも、子どもと同じ目線になるようにする。
あとはキチンとしたオトナを演じる必要はないと。
どちらかというと、(というより「素」ですが)、ダメなオトナに成りきる
子どもはそういう「ダメじゃん」みたいなところから、反面教師になってくれればいいなと。
やっぱり自分が子どものとき、そういうオトナの方が好きだったし、魅力があったから。

毎年、地元の夏祭りで、子どもがひく山車の運営にたずさわる。
暑い中、汗をかいて、でも楽しみに来てくれる子どもたち。
地元に子どもが安心して楽しめる場を作るなら、
どんな汗でも苦労でもしようという気になる。

昨年から関わりはじめたプラネタリウムの活動。
特に小学生を対象にした「星の教室」は、昨年、2つの学校で3クラスの授業をやった。
ちょこっと不思議な面々、先生でもないのに星のことを一緒に考える。
そこに目を輝かせる子どもたち、本当に貴重でいい経験をさせてもらった。
そして今年の秋、また昨年同様、授業をさせてもらうことになった。
今回の投影会が終わると、メンバーで教材研究を始める。

おそらくは今日の投影会も、子どもたちがいっぱい来てくれると思う。
今回コンソール操作担当で、ここまで注力するんだというほど、一生懸命取り組んできた。
それはなにより、
自分の夢であった「自分が操作して星空を生み出す」ことの具現化のためでもあった。
子どものころ、プラネタリウムが好きで通っていた時に思った淡い夢、
それがきょう実現する、そのためだった。
自分なりに人事を尽くしたので、あとは天命を待つ。
うまくいくか、大失敗なのか、それはもうわからない。
でも、来てくれた子どもたちに、何らかの「きっかけ」を感じてほしいと思う。
星が好きになるきっかけ、プラネタリウムでなにかやりたいと思うきっかけ、
みんなでなにかを作りだす、そのことが楽しいと思うきっかけ――。
そのために、自分も精いっぱい楽しんでやりたいなと思う。

こういう考えになったのは、やっぱり歳を取ったのかなと思うけど、
思えば学生の時から、子どもと向き合う活動をやってきた気がする。
きっと一生、こうして子どもと一緒に何かできたらいいな。

つい数日前、読売のコラムを読んだ。
痛ましい、屋台の爆発事故で被害にあった、子どもの話だ。
朝これを読み、抑えることができなかった。
この短い文章で、憤りをどこにぶつけていいのだろう。
書いた記者も、おそらくはぶつけようのないものを、書くことで抑えたのかもしれない。
「子供にとって元気なあいさつとは、それ以上はない礼の示し方ではないか。」
きっといい育てられ方をした、これから先に夢と希望がいっぱいあった子どもだったのだろう。
生きていれば夢もかなえられよう、でも・・。

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【読売新聞 編集手帳 2013年8月25日付】

比べれば、同じお日様の下とは思いがたい光景である。
甲子園球場には優勝に歓喜する球児たち、少し離れた京都ではその日、屋台の爆発事故で亡くなった山名空君(小学5年)の告別式が営まれた。

活発で明るい野球少年だったという。
祭壇にはユニホーム姿の遺影が飾られた。
火の粉と悲鳴に包まれた現場で、空君を介抱したという男性の話が胸を離れない。

ズボンに火をつけたまま、屋台裏の土手を駆け上がってきた男の子が空君だった。
全身の70%にやけどを負っていたはずなのに、泣くどころか「熱い」とも「痛い」とも言わなかった。
ショック状態で感覚がまひしていたのかもしれない。

ましてやるせないのは、男性が名前を尋ねたとき、「山名空です」とハキハキした口調で答えたことである。
子供にとって元気なあいさつとは、それ以上はない礼の示し方ではないか。
空君は助けてくれた人に精いっぱい声を振り絞って、感謝の気持ちを伝えたのだろう。

そんないい子が、球児の夏が終わり、イチロー選手が大記録を打ち立てた8月に召された。
守ってくれなかった野球の神さまに、恨み言を言いたい。

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きょう、子どものころの夢を私は、一つ実現する。
そして、きっと多くの子どもたちに、夢のきっかけを見つけてもらう。
そう、夢のバトン、これがつなげられたらうれしいなと思う。
これをしないと、空君のように夢をたくさん持ったまま天に召された御霊に、
申し訳ないと思うから。

がんばって、楽しんできます。


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8月27日、多忙時期を乗り越えるための飲み 北千住~武里 [飲む]

8月27日(火)、多忙時期を乗り越えるための飲み 北千住~武里

なんども書く必要もないと思いますが、多忙時期でありまして、
8月後半のお仕事の特別態勢。
8月末のプラネタリウム投影会。
それと9月7日までの、お仕事の特別態勢。
3週間近く、なかなか外飲みができなさそう。
でも、この日は夕方から少しだけ余裕ができました。
ちょっとだけ、自分を取り戻すために出撃です(爆)

北千住へ、いつでも北千住は私を笑顔で迎えてくれる街
こんな日はやっぱり私のフランチャイズ、大はしさんです。
いつもより早い訪店、そしたら人気店ですから、行列が店外にまで伸びている。
どうせ回転が速いだろうから、界隈を15分くらい散策
駅から遠いサイドに足を延ばすと、なかなか良さげなお店を多数発見。
今度しっかり、目的を持って見に来ることにしましょう。

戻るとやっぱり、行列は解消していました。
「きょうは早いね!」とオヤジさんがにこやかに。
息子さんはいつものビール小瓶と「豆腐だけ」を用意してくれる。
心地よいいつもの光景、リラックスできそうであります。
(こちらは写真NGです)

これで「やま(売り切れ)」になる、カツオの刺しを注文
カツオの刺しは厚いに限るとばかり、どうだ!と言わんばかりのポーション。
オヤジさんが日本酒も持ってきてくれる。
そこで、隣の席が空き、別に3人のお客さんが入ってきた。
私と息子さん、ふと目があうと「いいかい?」「いいっすよ」
私が別の席に移動すれば、3人さんが座れるということ。
特等席、入口からは一番奥、大鍋のすぐ前に移動です。
結構、こういうケースは多いの、でも全然苦になりません。
(ただこの3人、あとで店内でスナップ写真を撮ろうとして、息子さんに怒られていた・・)

焼き鮭とホワイトアスパラを頼み、日本酒3本。
ものの40分くらい、ゆったりとした時間を過ごしました。
電車賃をかけ、わざわざ行って、たった40分。
でもこの時間が何にも代えがたい、そんな素敵な時間なのです。

最後にキンミヤ焼酎と天羽の梅エキスでの「梅割り」を飲もうかなと思ったけど、
実はここのところ強力なダイエットを敢行。
ダイエット中は酔いが回るのも早いから、この程度にしておきましょうね。

とか言いながらもう一軒、
ちょこっとご無沙汰だった武里のバー「ブラッディマリー」さんに行きましょう。
クラシックの情報誌をいつも私にくださる方がいらして、
そこでかなりディープな音楽会バナシ
洋酒を頂きながら、音楽の話ができるのは、至福と言わずしてなんというのでしょう。
あまりに楽しすぎて、写真一切撮らず。
ですから今回の記事は痛恨の、写真がありません。

ちょこっと閉塞気味な私の精神が、この日の飲みで救われました。
気分転換というより、これが私の日常生活
自分を取り戻し、英気を養ったような気がしました。

タグ:北千住 武里
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コロッケそばに関する考察 [間接的に考える]

ああ、あさってはプラネタリウムの投影会本番
きょうの夜、最後のリハーサルに行ってきます。
本番になると開き直れるんだけど、結構それまでは「チキン」ゆえ、ドキドキしちゃうかな(笑)
1回こっきりの本番、うまくいくといいな、お越しになれない皆さんは、どうぞ祈っていてください
式守のなれの果て、あるいは痛恨の「NGまつり」、
はたまたあまりにうまくいっちゃって号泣(!)などのとっ散らかりを見たい方は、
ぜひ当日お越しくださいね!

今日の記事はそれとは全然関係ないことです(爆)

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コロッケそばに関する考察


唐突でスミマセン(笑)
なんだかんだと野暮用が多く、まったく出撃できていないので・・。
こういう妄想みたいなことで、記事を埋めるのははなはだ忍びないことなのですが・・。

「コロッケそば」という、ある意味、禁断のお品があります。
S場とかYぶとかといった名店には、おそらくは登場しないだろうモノ。
しかし別の意味での名店、例えばF士そばとかGんろくそばなどではあるモノ。
このコロッケそばを、まともに論述した作品はあるでしょうか?
かの高名な大作家・東海林さだおセンセイの「丸かじりシリーズ」ですら、ない(と思う)。
ならば、ここは文壇界に波紋を広げるべく、
不肖・式守錦太夫が筆を取るのはやぶさかではございません。
(波紋を広げるなどと言って、最終的に池の端から落ちてしまうことにならないかしら)

さきほど「禁断のお品」と書きました。
実はこれ、諸説ありますが、コロッケそばを「種モノ」として認めない風潮があるようなのです。
アレンジがないとか、あまりに乱暴だとか、節操がないとか・・。
でもそうでしょうか、コロッケをそんなにいじめなくても・・。

カツカレーという品があります。
名店「グリルスイス」さんに、お客さんとして来た野球選手の千葉茂さんが発明したという噂。
(諸説あるようです)
このカツカレーは、そこまで地位が低いでしょうか。
完全に日本という国のグリーンカードを付与されているでしょう。
コロッケそばと何が違うのでしょうか。

デフォルトのカレーに、カツが乗せられたものがカツカレー。
デフォルトのかけそばに、コロッケが乗せられたものがコロッケそば。
デフォルトの白飯に、かき揚げが乗せられればかき揚げ丼。
デフォルトのキダ・タローにウィッグを乗せれば、浪速のモーツァルト(爆)
――このそれぞれに貴賤がありますか?(最後のはよくわかりませんが・・)
「コロッケそば復権活動」を起こしたいくらいであります。

コロッケそばは、その食し方に、数派の流儀があります。
それぞれが一大勢力ゆえ、すでに確立しているとも言えます。
血で血を争う内ゲバにはならないものの、相容れない思想があるようです。

まず、コロッケそばを頼んだときに、コロッケを別皿で供することを求めるセクト。
これは他の流派から、完全に批判される「冒険主義」です。
「そんなのはコロッケそばじゃない、『コロッケ、と、そば』じゃん」などと。
それは私も理解します。
大手牛丼店で、白飯と牛皿を食して「牛丼食べた~」とは言わないでしょう。
オン・ザ・ライスなり、オン・ザ・そばという形態でないと、一体のものとは認識されません。
「バカヤロー、異質のものを一緒にするなんて邪道だ!」というお方であれば、
この議論はどこか遠く、南極ででも聞いていてくださいね(笑)

さあ、やっとコロッケそばが出てきました。
(前フリが長すぎです=涙)
食べ方なんですよ、問題は、ここが5流23派に枝分かれするのです。
まずは、コロッケに汁を吸わせることを是とするのと、非とするところ。
非とする流派は、急いでコロッケを食する行為に及びます。
まあ、それはそれ、短時間で栄養補給を求める行為でしょう。

汁を吸わせることを是とする流派、片面だけなのか、あるいは両面なのか
その吸わせ方も、どっぷりなのか、あっさりなのか。
汁の上に浮いているコロッケを、わざわざ麺の下に沈ませないと気がすまなかったり、
割烹料理よろしく「突き崩」すことをよしとするか、それを認めないか。
もうあまりに枝分かれしてしまい、流派の名称がつけられません。
なんとか目、なんとか科――みたいであります。
どうしましょ!

あげくこのコロッケは、純粋なポテトコロッケなのか、肉もちょこっと欲しいとか、
いやいやクリームコロッケだろ(えっ?)などの嗜好もあり、
揚げたて派、いやオレは冷めてじゅわっと派など、もうそこまでになると、
完全な多党分裂になり、安定した政権など保てるはずもありません。
その昔はサッカーの試合から戦争になったという時代もありましたから、
いつかこの解釈の違いで、戦争が勃発してもおかしくないのです。

――まあ、アヘン戦争ならぬ「コロッケ戦争」は極端ですが、
どの食し方がいいのか、それぞれの言い分をしっかり聞いてみる。
そしてお互いの立場をおもんぱかって、自分の意見を述べる。
そこから議論が始まることにより、民主主義は成熟していくのであります。
コロッケそばをめぐる議論は、民主主義を守るためにも役立ちます。

でもここから私見、コロッケの油分を汁に少しは醸したいなあと思う。
だから、少しは汁に漬け込みたいなあ。
でもコロッケがグズグズになるのは避けたいから、早めに食べないと。
んー、悩ましいですね・・。

あとこういう意見が寄せられました、コロッケそばが供されたら、そこにソースをかけて食べたら、
そばつゆとソースのフルーティな味わいが意外にマッチするかもとの提案。
でもその意見を寄せてくださったお人、まだそんな食べ方したことないんだって。

私はこの際、コロッケそばの「抜き」っていいんじゃないかと思う。
つまり、汁にコロッケが浮いているだけ、これをつまみに飲む!
そして最後にせいろをたぐる――いかがでしょうかね?
でも、駅前にあるFじそばさんで、コロッケそばの抜きで酒を飲むなんて、
そんなことができるのでしょうか。
それとも、Yぶそばさんに頼んだらやってくれるのかしら
物理的に可能かどうかわからない、それゆえ「禁断の」ものなのであります。
どうか意見をお寄せください、コロッケそばで民主主義を守りましょう!

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芥川賞受賞作品を読む 藤野可織『爪と目』 [間接的に考える]

芥川賞受賞作品を読む 藤野可織『爪と目』


文藝春秋9月号に、第149回芥川賞受賞作品が、全文掲載された。
20130825文藝春秋.jpg
これまでも同じようにして、芥川賞作品は読んでいる。
ベストセラーものはあまり得意じゃないんだけれど、
やっぱり時代の趨勢というか、トレンドというか
こと文学については触角を伸ばしておきたいという、私の姿勢の表れかと思う。

今回の芥川賞作品は、藤野可織の『爪と目』。
ちなみに直木賞作品はオール讀物に全文掲載だが、
私は文藝春秋しか定期的に読んでいないので、読めず仕舞い。
その直木賞作品、桜木紫乃の「ホテルローヤル」の方が読みたいなあと思っていた。
北海道のラブホテルを経営していた家に育ったという、作者の半分自伝的なもの。
折を見て、これも読んでみたいと思う。

で、藤野可織の『爪と目』
1980年生まれ、どこかある女優に似た、スッキリした目鼻立ち。
20130825藤野可織.jpg
ところが、実はホラー小説の範疇かもしれないのであります。

二人称小説「わたし」が「あなた」のことを書いている。
「わたし」は3歳の女の子「あなた」はわたしの父の愛人
直接の登場人物はこの2人で、あとは父、亡くなった母と、愛人の母と、
愛人の愛人である古本屋の男がちょっと出てくる。
二人称小説特有の、英語に訳すのが難しくなるような文章。
つまり文章の体が最初から破たんしている。
それが読み進めるうちに、文章が結合していく。
そして最終的には、「わたし」と「あなた」が似たものになり、
最後は「だいたいおなじ」になる。
その過程が、ホラーの要素を含んでいます。

タイトルが秀逸です。
『爪と目』――。
3歳女児である「わたし」は、心に傷を負っている。
それは母の事故死の直接の関係と、「あなた」が買い与えているスナック菓子。
これらが絡まり合うと、「わたし」が爪を噛みまくる自損行為におちいる。
この精神の強弱が、爪を噛むという行為に凝縮されていて、
これが元にある事件を引き起こすことになる。
爪がイコール「作品の中の抑揚」として描かれていると思う。

そして「目」。
「あなた」と父が出会ったきっかけも目、「あなた」と古本屋との男女関係も目。
作品の至るところに、この「目」が有機的に繋がってくる。
そして異常によく見える目を持つ「わたし」との関係。
たった一パーツの「目」が、かくも関連してくる妙であります。

作品の根底に漂う、どこかしっくりこない感
これはきっと3歳児の視線なのに、淡々とした驚くほどの感情のなさ。
登場人物が普通の社会にいる一般人であること。
それと時空軸が途中から曖昧になること。
そして、明らかに弱い立場の「わたし」が、年上の「あなた」を越えていくさま。
不条理というのではなく、計算式に置き換えられない物語の展開
これが一種独特の「不安定」さを醸しているのではないかと思うのです。

文章は平易、展開も分かりやすい。
だからより一層、その不安定がいつの間にか感じられる。
日常にありそうな話なのだけれど、ゆえに怖さを兼ねている
それが「ホラー」と評したものかもしれません。

読後、爽快感というのもない、むしろ混乱したままの頭を、どうしたもんかと思う。
でもこの混迷が、文学における時代の求めなのかもしれない。
今年、これが受賞したのは、そういうことの表れかとも思う。

あともう一つ感じたこと、それは、この作品を書く作者は、
混乱を一定のリズムで書いていく、すごい才能を持っていると思った。
凡人ならば、精神はとっくに破たんしているだろう。

おそらく、私の読後感想を読んで、作品を読んでみたいと思わないと思う。
それどころか、私の文章自体が読みづらいものになっている。
でも、この作品を読んで、感想をかけと言われたら、
おそらくは書きづらくてしょうがないと思う。
それくらい、不思議なテイストを持ったものだと思うのであります。

芥川賞というのは、ある意味で新たな文学の境地を、
その年にもっとも探検した人に贈られる賞だと思っています。
だから、いい悪いじゃなく、ステージを確立したんだと思う。
西村賢太が『苦役列車』で描いた、私小説。
田中慎也が『共喰い』で描いた、性と暴力。
金原ひとみが『蛇とピアス』で描いた、究極の恋愛小説。
――だとするなら、藤野可織は『爪と目』で、
二人称小説を成功させた功績で芥川賞を受賞したと見ることができます。

文学はいつの時代も、踏襲ではなく革命。
でもその革命が民衆に受け入れられるか、嫌悪されるか。
こればかりはわからない。
でも自分の肥やしとして、読む価値はあったかと思ったのであります。


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ワカコ酒SP.1、「自宅酒」 [ワカコ酒]

ワカコ酒SP.1、「自宅酒」

新久千映さんの作品「ワカコ酒」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。
20130701ワカコ酒.jpg
私が食で「解禁日」を設定しているのは2つありまして、
1つは立春を過ぎてからの菜の花のおひたし、あと1つは9月1日からのさんまの塩焼きです。

「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
20130701ワカコ酒2.jpg
15話と16話の間に挟まれた、SP.1は「自宅酒」

いつもの3倍の分量、でも内容はいつもと変わらないかな(笑)
外食が続いたから、家でお料理を作ってそれで飲むワカコ。
サラダとシチュー、それを作りながらワインを嗜もうという考え。
テレビは静かに、紀行番組なんかを流しておいてのキッチンドリンカー。
クラッカーにブリーチーズとスライスしたリンゴを乗せ、メープルシロップをかけると、
あらシャレオツ!、何日か前にあけたワインで合わせる。

もうお料理はいいや、サラダも、開けかけのスタッフドオリーブも食べちゃおう。
ワインが無くなっちゃったから、新しいワインを開けようと思うけど、いいや、ウィスキーロックで。
テレビはニュース、前のイスに足を延ばして、ゆったりさん。
サラダは豆サラダ、コショウの刺激とウィスキーは合うなあ。

次は発泡酒、また開けかけのミックスナッツを小皿に取る。
ピーナツ、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ・・違うナッツを交互に食べるワカコ。
そして最後にシチューは別腹、もう満腹さん・・。
――こうして結果的にたいしてシャレオツでない夜が更けていく・・。


家飲み・・実は式守あまりやらないんですよ。
外飲みがあまりにヘビロテなのと、家にいるときはあったかい緑茶が好きなので。
年間の3割は休肝日なのは、年末の総決算記事「式守錦太夫アウォード」で公開済み。
アルコール依存症ではないのですよ(笑)
だから「家飲み」ネタでは、正直あまり膨らませられません・・。

でもたまに、家でちょこっと飲みたいなあという日もある。
そういう日は、ビールか日本酒、でもすぐに眠くなっちゃう。
350缶一本で終わりなんて、考えられます?

シチューで飲むなんて、そんなシャレオツは年に1回あるかないか。
それより、小鍋を作ることは多い、小さい土鍋でコトコトと。
湯豆腐だったり、白菜鍋だったり、よせ鍋だったり・・。
最後におじやもできるしね、秋も深まると、鍋が楽しめる季節であります。

ワインはいっぱいあるんですけど、1本飲み切らないと無駄にしちゃうから、なかなか減らない。
ワインにはサラダを合わせることが多いかな、
チューブのアンチョビとクラッカーっていう組み合わせもありかと。
オリーブやピクルスも瓶で常備しているけど、これもなかなか減りません。
成城石井さんで瓶詰を買ってくるも、これもたまる一方・・

ミックスナッツは、吹き出物の原因だからと、家に常備せず。
柿の種も乾きものもまったく置かない。
もともと、こういう「習慣性」の強いスナックは食さないので。
ポテチもほぼ食さない、たまーに食べたくなるけど、
美味しいなあって思うのは「3枚」くらい(笑)
だから一番小さい小袋サイズを買っても、食べきれない・・。
本当にお菓子って食べないんですよね。

家飲みのお供は、やっぱりテレビかな。
吉田類さんの番組を見るときは、やっぱり飲みたくなる(太田和彦さんも同様)。
ニュースも好きですよ、テレビにツッコミを入れながら飲んでいる
だから家人がいるとき(原則一人で生活しているのですが、
たまに人がいる――こんな生活ってややこしいですね=笑)が、訝しがっている。
「ねえ、だれに話してるの?」って聞かれるけど、だいたいはテレビ画面に話しかけている
これってキケンですかね?

自分はお酒に向き合うときに、多少なりとも緊張感を持ちたいと思うの。
だから外飲みだと、適度な緊張感があるから、多量に飲んでもそんなにぶっ壊れない。
(最近はぶっ壊れ頻度が高く、信ぴょう性が甚だ疑問ですが・・)
でも家飲みは、緊張感がゼロになっちゃうから、すぐに酔っちゃう。
そしてあっという間に眠くなる。
それがきっと家飲みをあまりしない理由かと思うのであります。

ワカコは妙齢だから、シャレオツな外飲みも家飲みもできる。
でも家で飲むときは、できたらあんまり緊張感のない飲み方はしないでほしいなあ。
たとえばパジャマで飲むとか、できあいのデリをパック容器のまま食すとか。
そうやっての緊張感のなさが、老いを加速させてしまうのかしらと思うのです。
いいオンナの飲み方を目指してね!



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8月24日、リハーサルがうまく行ったから祝盃だ! 大宮~春日部 [やると飲む]

8月31日(土)18時から、大宮にある「さいたま市宇宙劇場」のプラネタリウムで、
私の所属する「さいたまプラネタリウムクリエイト(SPC)」第9回投影会があります。
式守、40の手習いで操作担当になりまして、この日がデビュー戦です。
入場は無料ですので、どうぞお越しください。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。

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8月24日(土)、リハーサルがうまく行ったから祝盃だ! 大宮~春日部

昨日も書きましたが、お仕事が大変な数日間を送っています。
でもこの日は前から決めてあった予定をこなすため、時間前に仕事を早退。
SPCの月イチ定例会と、来週の投影会のリハーサル
定例会はこの8月投影会や12月、来年2月の投影会の内容を議論。
また、10月には昨年もやった、小学校に出張っての「星の教室」の内容検討。
その他、いろいろな行事への関わりなど、決めることが多い。
コーヒーとお菓子で、まじめに会議。
その途中から、リハーサルのために集まってくれた協力者たちも合流。
19時過ぎから、プラネタリウムホールへ移動して、リハーサルに臨みます。
ちなみにこの日は、18時の星空散歩という投影会が「アロマテラピー・プラネタリウム」で、
場内にまだ先ほどまでのアロマの芳香が漂う。

この日は、演者の一人とピアニストさんが欠席。
あと1回あるリハーサル(8月29日)も、出席できない人がいる。
だから、当日まで全員が揃ったリハは無し
社会人ゆえ、さまざまな制約のなかでの活動であります。
ちなみに私は、今回のリハはほぼ皆勤。
だって、操作担当ですし、なによりこれをやりたくて入れてもらったグループですから

時間の関係上、1回通しリハをやるともうタイムアップ。
でも今回、今まで一度も満足にできなかった「日の出」が、
ほぼ完ぺきにできたのがとてもうれしかった。
夜が白んできて朝焼けのあとに朝日が東の空から上る、星々が見えなくなってくる。
この一連の流れが、かなりいい感じでできました。
もしかしたら、この日が最高の出来だったかも・・
っていうことは、あとは落ちる一方でしょうか(と、ネガティブにすらなるくらいの出来)。

この日初めて通しで見た仲間は「楽しかったし、完成度も高い、大丈夫!」とお墨付き。
台本も選曲も演奏も操作も、全部自分たちでつくるものですから、
こうやって素で見てくれた人の評価が、一番ありがたい。
だってすでに、私を含めたスタッフは、客観的に見られていないから。

本当はあと数回リハをやりたいんだけど、みんな多忙な人々ゆえ、
あと1回のリハで当日を迎えます。
あとは式守、風邪をひいたりケガをしたりという「トラブル」を抱え込まないようにしましょう。
酒を飲むのも控えようかな?(とか言いながら、本番前日に飲みを入れちゃいました・・

終わってからの打ち合わせも、なお帰ってから仕事を抱えている人が多く、
路上で立ったままの簡易打ち合わせ。
そのまま解散になったので、私は地元に戻り、
うまくリハができた自分を誉めてあげたいから、一人で祝盃。
串焼きのお店「彩鳥」さんに行きましょう。
土曜日の夜なのに、奇跡的にカウンターが開いていました。

あ、もう秋味がある、これを飲むのは好き、秋味ください。
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久々にレバ刺しが食べたいな。
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ママさんとは久しぶりに会ったので、きゅうりのお漬物をサービスしてくださる。
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串もの、きょうはしっかり食べましょう、朝からバナナとレッドブルだけという生活だったので(爆)
左から、ささみワサビ、プチトマトベーコン、ハツ、シイタケ
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AB型のヘンな食べ方、均等に食した結果がこんな光景
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――確かにヘンな減り方であります。

お酒はぬる燗を一合、冷たいのを二合、なお串ものを追加。
手羽先と、
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つくね
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亡き父と同級生の大将、この方は前職が皆さんが驚くようなアパレル関係の上役だった方
その当時の素敵な話を聞きながら、飲むお酒は、やっぱり美味しい。
カウンター越しなれど、親子だったらこういう会話をしたのかなと思う瞬間でした。
「なんだかきょうは、いっぱいしゃべっちゃって、ゴメンね」と大将。
いえいえ、なにかホコっとした時間が心地よかったです

そしてバーのイエローノートさんへ。
たまには写真を掲載しましょう、スプモーニです。
CIMG5582.JPG
こちらでも閉店まで、ごちそうさまでした。

プラネタリウムと地元のお店、いつもの流れなので記事化もどうしようかなと思いましたが、
全体的にうまく流れたなあと思える日だったし、外飲みもお久だし、
なによりネタが枯渇気味なので(爆)、掲載してみました。
濃い日でしたので、帰宅すると熟睡、安眠はうれしいです!


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たまにはちょこっとお仕事の話し、「悲観的に備え」た結果・・ [間接的に考える]

たまにはちょこっとお仕事の話し、「悲観的に備え」た結果・・

式守の仕事柄、なぜか奇数月になると忙しくなり、偶数月はヒマになることが多い
まあ仕事柄と書きましたが、それだけじゃないんですけどね(例えばお相撲とか・・)。
例外は12月、この月は尋常じゃないくらい忙しいの。
ならば、8月はかなり余裕がありまして・・というのは前半だけでありました。
なんども書いていますが、8月31日のプラネタリウム投影会のための準備もありましたが、
8月22日に仕事の上でかなり大きな変革事項があり
それに対応すべくいろいろ準備をしなければならなかったから。
この変革事項、仕事の話は弊ブログでは控えていますので、モザイクで失礼しますが、
コーヒーに関する大きなミッションがあったのであります。

本来は6月ごろという予定で、5月末ごろから準備をしていたのですが、
諸事情あって6月の予定が先延ばしに。
7月は私の爆裂日程にかぶるから嫌だなあと思っていたら、
その7月もスルーされ、8月のお盆明けになりそうとの情勢が判明したのが、8月初旬。
つまり、5月末から約3ヶ月、中腰でいる体勢を強いられたのであります。

ハッキリ言って、これは辛かった・・。
私の性格上、こういう抱えている大きな案件は、どんどんこなしていきたいタイプ。
それも圧倒的な準備で、それこそそのミッション前日までにはすべての準備をこなし、
あとは当日、人事を尽くして天命を待つのが私のスタイル。
日程を先に組んでもらい、そこから逆算して作業などを割り振るのが得意なのです。
ところが今回は、日程が組まれるまでに2か月超。
そしてこのミッション、さまざまな事情から事前準備がほとんどできず、
ほぼ当日、出たとこ勝負みたいなもの。
これは私の性格では、絶対にありえないものでした。

ときどき書く「危機管理」、その対応を実践する身としては、
「悲観的に備え、楽観的に対処せよ」が最も有効とされています。
今回のミッションは、その逆。
楽観的に備えるなんてことは、私の思想にはありませんでした。
おかげでここ数日、いま一つ気分が乗りません。
「どうなっちゃうんだろう」という不安ばかりが精神の奥底にあり、
夜もうまく眠れず、どこかに行きたいという気もおきない。
お誘いも頂いていたけど全部お断りし、行きたかった音楽会なども行く気がおきない。
こうしてみると、結構精神がデリケートにできているんだなあって思いました。

この年までこうして生きてきたことによる、
凝り固まってしまった性格が多大に影響しているのは否めないのですが、
準備をしたくてもできない辛さは、筆舌に尽くしがたいことでありました。
でも、それが過敏に影響し、私生活にまでダメージを受ける自分。
そこまでの細やかな神経を持っているとは思わず、かなりショックなことでありました。

以前はもう少し柔軟性を持ち、変化を楽しむ余裕さえあったのですが、
いまはとにかく、その余裕がない。
徹底的に準備しないと気がすまない。
こんな、AB型としてはちょっとヘンな思想になってしまったのを、今回痛感しました。

でも不思議ですね、そういう思想だけに、一緒に働いている皆さんは、
そういう私の性格を熟知していて、今回のミッションはヤバいと判断したようで、
ミッション当日、休みを返上してほぼ全員が集結。
やっちまえばなんてことないじゃん!みたいなことになりました。
そうです、この文章を書いているのは8月22日の夜、
ミッション1日目が終わった時間に書いています。
もちろんこのミッションは、きょうで終わりではなくはじまり、ここからずっと続くのですが、
なんだか救われたなあって気持ちになりました。

そしてこうも思いました。
ここまで悲観的に考えていたから、これを乗り切った時に「救われた」って気持ちになれる。
やっぱり私の精神には「悲観的に備える」という危機管理の思想が、
しっかりと根付き、それを実践してくれる仲間たちがいるんだなって思いました。

夏休みの宿題に追われる子どもたち、その気持ちはよくわかります。
だって、私も子どもの時分は、同じように計画性がなく、
8月終盤に懸命に宿題をやっていたのですから。
それが責任を持った仕事に就くと、こうもコペルニクス的な転回をするのです。
あらかじめやれることはやってしまい、マクラを高くして眠る。
きっと、そういうことって、必ずや後天的に身につく技術なのだと思います。
だから、子どもたちの宿題が終わっていないことを、あんまり憂う必要はないのかな。
もちろん、子どもの時から計画的な生活ができているに越したことありませんが・・。

で、8月22日のミッションは終わりましたが、当面は特別態勢。
そして8月31日のプラネタリウムの投影会の前も特別態勢。
9月1日から7日、毎年恒例の晩夏の○○で、これまた特別態勢――。
こうして、なお出撃頻度が落ちまして、こういう雑観的な記事が多くなる可能性が高く、
申し訳ないと思っています。
だからと言って発行頻度を落としてしまうのは安易ですが、
それは私の困ったAB型がこころ良しとせず、いろいろ手を変え品を変え、
皆さまのご機嫌をうかがおうと思っておりますので、よろしくお付き合いくださいませ。

そうそう、お気づきでしょうか。
弊ブログ、もうすぐ「1000記事」を達成します!
タイトルが「へべれけ千夜一夜」ですから、1000記事は一つの区切りです。
いまのペースでは9月9日がその達成日かもしれません。
でも、あくまで区切り、1000記事は嬉しいけど、その次の1001回目の記事からまた、
新たな気持ちで続けていく予定です。

いつも遊び倒していて、本当に仕事をしているのかと、
訝るお人もいらっしゃるようですが(笑)、
たまにはお仕事に没頭しなければならないのであります。
まあ、こういう日々もあるから、逆に遊んでばかりの日々もある。
トータルでは人生チャラなんですよね。
そう思って、いつか素敵な出会いなどいいことがあると思って42年、
ご縁なく努力も足りず、いまだにこのザマで困ったものです(涙)
タグ:お仕事
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ワカコ酒第15話、「かにみそ」 [ワカコ酒]

ワカコ酒第15話、「かにみそ」

新久千映さんの作品「ワカコ酒」のタイトルを紹介しながら、私のコメントを挟む企画。
20130701ワカコ酒.jpg
最近ずっと「コーヒー」に振り回されっぱなしです。
プライベートじゃなくて、お仕事の関係の話、飲みにもいけない・・。

「ワカコ酒」とは、OLさんの村崎ワカコ(26)が醸し出す、酒場礼賛コミックスであります。
20130701ワカコ酒2.jpg
第15話は「かにみそ」。

分量の割には、殺人的に酒が進む強敵、心して臨まないと、
しかも酒なくして食べられない――それは・・「かにみそ」
ちょこっとしかないし、取るのも手間がかかるだろうし、
そう考えると、リーズナブルな食べ物かもしれない(そう考えるのはアッパレ)。

熱燗を片手に、ちょみっと舐めるように食す。
カニが生きていくうえで重要な部分は旨いのう・・。

お国によっては、身だけ食べてみそは捨てちゃうところもあるらしいけど、
そんなところを余さない食文化、ステキです。

かにみそだけでちまちま飲んでいると、他に何も頼まないでいいけど、
酒量が増えてしまい、やっぱり「まわって」きちゃう。
これってオトクなのかしら?(大丈夫か、ワカコ)


さて、今回登場は、「珍味」、美味しいけど量が少しで十分飲めるという素敵な一品。
ありますよね、全国津々浦々。
「珍しい味」と書いて珍味、だから希少性も手伝っているのであります。

地域性の珍味は、やっぱりその地域で味わうのが一番いいと思う。
もっと言うと、お土産物屋さんで試食したとき、あれが一番美味しい(爆)
もったいぶって瓶からちょみっと小皿に移され、爪楊枝かなんかで刺して食する。
おそらくは美食メーターなるものがあったら、その瞬間が最高値を示すと。
だから危険なのは、美味しいからと大量買いしてしまう行為。
これが家では、なんともウマさ半減、
いつの間にか冷蔵庫の肥やしになってしまうのであります。
そうやって幽閉されたものといえば、きゃらぶき・ワサビ漬け・くさやなどなど(笑)

カニみそもそう、やっぱりとれたばかりの新鮮なものを食するのが一番。
これを箸の先に、ちょこんと塗っただけのようにして、それを口に運ぶ。
その箸をなめると、伐採された木材の割りばしの味と一緒に、得も知れぬ磯の味が。
これを口中に充満させ、お燗酒で流し込むこの一瞬・・。
幸福ならぬ「口福」かもしれません。

だから、この手のものを、バクバク食べるお人と、一緒に酒席は囲めませんよね。
いらっしゃるの、たまに、珍重なものだと言っても、バクっといっちゃう人が。
もともと私は極端な遅食ですので、なにを食すのもグズグズやっておりますが、
こと珍味に関しては、稀有なものを楽しむという、
仙人みたいな境地で食してもらいたいものであります。

ワカコのように、かにみそだけでお酒が飲める――という飲み方は好きではありません。
やっぱりお酒、特に日本酒は食中酒だと思うのね。
だからたっぷり食べて、たっぷり飲みたいなと思う。
じゃあかにみそはどういう登場の仕方がいいかしら。
とすると私は、お口休め、あるいは最後の一品がいいかと存じます。
何品か頼んで、それを肴にたっぷり飲む。
そして、もうちょっと飲みたいけど、お腹はそこそこ膨れたなあという頃合いに、
はたとオーダーする。
で、当然かにみそでお酒があと1本・・という踏ん切りがつかず、
ずるずると徳利を重ね、深く泥のように酔っていく、このダメ人間道ってだめですかね(笑)

珍味というかわかりませんが、式守エピソードより。
20代の時に定期的に通っていた焼肉屋さん、オモニが経営していたゆえ、
キムチなどは、それこそ市販されているものとは雲泥の差でありました。
いつもお土産に買ってくるんだけど、何個買ってきても同じ結果。
つまり、その日のうちになくなっちゃうの。
家族が寄ってたかって、全部食べちゃうんだから。
こうなると、珍味とは言いませんね、ホリック的なフードでしょう。
珍重されるもの、それはあくまでちょこっとでいいのですよ。

かにみそでお酒を飲むワカコはカッコいいけど、それじゃカラダに悪いですよ。
しっかり食べて美味しく飲んで、健康にね!
健康じゃないと、お酒が美味しくなりませんよ!

タグ:ワカコ酒
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きょうは処暑(しょしょ) [間接的に考える]

きょうは処暑(しょしょ)

残暑というにはあまりに酷な暑さが続く日々。
それでもここ数日、叩きつけるような夕立のあとは、いくらか空気が落ち着く。
秋は暦の上だけでも、やはり気配だけは牛の歩みで近づいている。
暑さが落ち着くという意味のきょうは「処暑」、水をかぶり地面の暑さをおさえているよう。

利根川水系の水不足は、なお回避できていないという。
水源地ではない河口近くの極端な雨降りは、根本的な解決には程遠い。
農作物の生育にも重大な不安を抱える。
歯車がうまくかみ合わない、人間界も自然も齟齬(そご)が生じている。

水は万物の回りもの、それを人間が制御し暮らしに役立ててきた。
水の恩恵を享受しつつ、時にはその猛威を肌で感じてきた。
北東北の豪雨災害は、人間が経験したことのない「レベル」だったという。
お盆も返上の復旧活動には、心が痛む。

水と「レベル」、その単語を近時に再び、憂うべき内容で再見した。
福島原発の汚染水の流出事故は、国際原子力委員会で「レベル3」の事態だという。
自然災害とは別の事象、発覚してからもしばらくは公に認めてこなかった。
人災が再び繰り広げられる。

季節がめぐればいずれ、暑い夏は過ぎるだろう。
でも看過できない人災は、季節に関係なく残る。
悪い夢なら覚めてほしい、何度もほほをつねってみるも、痛みだけが残った。
この痛みが東北の痛み、自然の痛みと皆が共有する以外に、解決の道筋はない。



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8月20日、日本酒造り愛好会役員の暑気払い [飲む]

8月20日(火)、日本酒造り愛好会役員の暑気払い

久しぶりに一雨来そうなこの日(実際にこのあと土砂降りに)。
私の所属している「日本酒造り愛好会」の役員暑気払いが、別宅のある幸手で行われた。
なんだかんだと、もう10年近く、1~2ヶ月に1度は会っている面々。
そして日本酒造りの時期になると、ほぼ毎週顔を合わせ、
毎日のようにメールなどで連絡を取り合っているから、
年齢も職種も違えど、気の合うお仲間。
日本酒造りとしては「オフシーズン」なれど、こういう自主トレ(?)も大事なことです。

8月後半から9月前半は私の予定がタイトになることから、このような週の途中に設定。
そして今回は、いつものお店ではないところにしましょうと、私が強硬に具申。
というのも、いつも使っているお店は今後、酒造りの期間には散々利用することになるから。
「チェーンの居酒屋さんに行きたいな♪」っていう私の希望を叶えるために、
うちの代表は下見と称して、何軒も見に行ってきたみたい(そのいずれも泥酔)。
その中から代表がチョイスしてきた「鶏の王様」さんに伺います。

こちらは居酒屋さんというより、むしろお酒を頂けるファミレスのようなもの。
だいたいこちらは最近まで、中華の「バーミヤン」だったのが、居抜きになったもの。
バーミヤンのころはたまに、サイドメニューと紹興酒で、読書をしに来たものです。
定刻にメンバーが三々五々集まる。
こちらのオーダーの仕方は、各テーブルの端末を使って発注する仕組み。
CIMG5552.JPG
私以外の役員はみんな、IT企業にお勤めだったから、こういうものは得意。
私はITじゃないけど、この手の端末は毎日使っているの、だからまあわかる。
でもビジュアルも大事でしょとばかり、メニューも併用しております。
プレミアムモルツで乾杯!

日本酒の面々ですが、そこにこだわることなくいろいろなお酒を嗜む、
「許容」の幅の広さが特徴(単に節操がないとの意見もある)。
この日もビールのあとはハイボールやサワーなど。
でも途中でオーダーが面倒になっちゃったから、「さつま白波」をボトルで頼み、
ロックや水割り・お湯割りで飲み出しました。
(飲み物をその都度、端末発注するって意外と面倒なのですよ)

さてフードの数々です、チェーン店らしく、特筆すべきものもないのも事実(爆)
おしんこと串もの。
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デフォルトがわからないくらい、七味で埋め尽くしてしまう、困った人々。
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しいたけとししとう、シイタケはなかなか味があって美味しかった。
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から揚げ、4人なのに5ピースが出てきて一悶着(笑)
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エビ焼き、これもなかなか良かった、頭からバリッと豪快に食す。
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なお串もの、レバーはこれくらい下品でもイイかなと思うような一品、懐かしくもあります。
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話題としては他愛もないものばかり。
でも、ここのところの酷暑が、コメの生育に影響が出ないはずはなく
それを大いに危惧している面々でありました。
やっぱり日本酒で繋がっているゆえ、日本酒の味に最も影響を与えるコメには、
人一倍の注意関心がありますよね。

あと、10月から大手酒造メーカーが一斉に酒類の値上げの方針をしていることに関して、
企業努力も限界なんだろうなという見解に。
きっと中小の酒造各社も追随すると見られます。
おおむね7%程度、来春の消費増税を加えると、この1年で1割くらい値上げになる情勢。

お互い気心を知れた面々ゆえ、完全にリラックス。
とくに役員は、酒業界の方々との会食などもやっているから、
こうして役員だけの飲みは、なにも気兼ねなく楽しめるというもの。
そして、これまた不思議なことに私を含めたこの4人、病的なほどの多趣味の人々
私も弊ブログで明らかにしている通り、趣味が多すぎて人生すでに破たん気味ですが(爆)、
負けず劣らず、いやその上を行った多趣味の面々。
よって、その話題の豊富さはまるで数十人と話しているような、
濃い時間が送れるのであります。
これはプラネタリウムのお仲間でもそう、酒場のご同輩でもそう。
趣味が無くてヒマでヒマでなんて人は、私の周りには皆無!
だからみんな、素敵な人ばかりなのです。
私も少しはその中に入り、素敵さを分けてもらえるかしら。

雨が小康状態になり、このあとまた大雨の予報だからと、
2時間たったころにお会計をしましょう。
これだけ飲んだり食べたりしながら、一人2500円ちょっと。
まあ、楽しくも安上がりな酒宴でありました。


タグ:日本酒
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